無題 - もずの独り言・はてなスポーツ＋物置

寝る前に書くことにタイトルなんか付けない。

今日の大河ドラマ
『花神』
「オレはこの武器を頼りに長岡藩を生かす道を考える」
（河井継之助／高橋英樹）
河井継之助がアメリカからガトリング砲を購入し、新政府へ徹底抗戦する。
ガトリング砲。
たくさんの砲身が束になった砲で、手動でくるくる回しながら発砲する武器だ。
１分間に２００発。
確かに、１分間に２００発射てるので強力な武器だ。
が、欠陥もあった。
手動なので、回すのが遅いと弾詰まりを起こしてしまう。また、回すのが早いとパーツが故障を起こす。
そして、この武器の最大のマイナス面は重量物のため一度設置したら容易に動かせないということだ。
台車でも付いていればいいのだが、容易に動かせない武器なんて軍人将棋の地雷みたいなモンだ。
結局、長岡戦争が始まった当初は威力を発揮したガトリング砲だが、最後は新政府軍に敗れた。
後年、西郷が西南戦争を起こした際、「政府に尋問の筋これあり」と言って挙兵したが、河井継之助も会津の松平容保も新政府に対してそう思っていたんじゃないかと思う。
孝明天皇は「会津を官軍、長州を賊軍」としていた。それが、明治天皇に代が替わって逆になった。孝明天皇が正しいのであれば、明治維新は親不孝の革命になってしまう。
親不孝の革命に対する「政府に尋問の筋これあり」。親不孝の革命に対してガトリング砲を乱射した河井継之助。
継之助はこの戦争で戦死したため明治という時代を見ていないが、継之助がもし明治という時代を見たらどんな思いを抱くのだろう。

今日の