もずの独り言・はてなスポーツ+物置

半蔵ともず、はてなでも独り言です。

奈穂子様/松平武元

こんな寒い日にゃ、軍鶏鍋に熱燗よ。 軍鶏の歯ごたえってえのはそんじょそこらのコケコッコーとは違うからな。 「べごにあ」ってえ花は、ずいぶんとまあ真っ赤っ赤な花なんだなあ、奈穂子サン。 で、この花、石岡に咲いてるんだって? 石岡ってえと松平源之…

奈穂子様/忠臣蔵

最近すっかり冷え込む日が増えやしたね、奈穂子サン。 こんな日にゃあ濃い目の出汁の鴨南蛮をズルズルッとね。 赤穂の浪人さんたちも、本所の吉良屋敷に討ち入る前は蕎麦をズルズルッとやったって言うじゃありやせんか。 ま、関東者は蕎麦が相場、うどんは西…

奈穂子様/慶安事件

いやあ~嬉しいねえ~。 何がって? そりゃアンタ、雑煮の中にほらっ、かしわの肉がゴロンゴロン入ってるんだからよォ。 最近の奴ァ海老だの鯛だの入れやがっていけねえな。 ん?かしわ? かしわってえのはアレよ、コケコッコーよ。 由比のおっさんのことで…

奈穂子様/土井利勝

ああ、んめえっ!白いメシ粒に生卵!! 根深汁に大根の漬け物!! しあわせだよ、しあわせ!! 奈穂子サン、何だって今日はそんなお人の話を聴きたがるんで? まあ、話しちゃいけねえお人でもねえし。まあ、奈穂子サンのような若いお嬢さんが聴きたがるよう…

奈穂子様/松平武元

こんな寒い日にゃ、軍鶏鍋に熱燗よ。 軍鶏の歯ごたえってえのはそんじょそこらのコケコッコーとは違うからな。 「べごにあ」ってえ花は、ずいぶんとまあ真っ赤っ赤な花なんだなあ、奈穂子サン。 で、この花、石岡に咲いてるんだって? 石岡ってえと松平源之…

奈穂子様/安中藩遠足

ざるそばの薬味に練り物ってえのは、江戸広しといえどもオレしかいねえなあ。 じゃあまんあいりす? こないだ吉原行ったらそこの傾城に「じゃまでありんす」なんて言われてムッと来たんだが、それじゃねえんですかい、奈穂子サン? え? 花の名前だ? こんな…

奈穂子様/松平輝高-竹内式部と上州絹一揆-

いわしってえのはな奈穂子サン、煮付けにして梅肉を添えるとうめえんだわ。梅肉だけにな。 山躑躅ですかい? 山躑躅見ながら団子を頬張るってえのもいいなあ。 この山躑躅、高崎に咲いているんですかい。 高崎ってえのは館林に近いってこともあって、そこそ…

奈穂子様/依田康勝

油揚げを焼いて生姜醤油をたっぷりかけて食べる。 こいつがい~いつまみなんだよ。 藤岡の冬桜。 まるで奈穂子サンみてえな美しさだな。ついつい見とれちまったぜ。 藤岡ってトコは太閤さんの頃までは藩があったんだがな、関ヶ原の少し前に権現様に取り潰さ…

奈穂子様/截蜻蛉-頼 山陽と本多忠勝-

へえ、いい若えモンが寄ってたかって肉を食うのを「ばあべきゅう」っていうんですかい?奈穂子サン? 大多喜ですかい。 上総大多喜10万石は権現様の関東御討ち入りのときに本多平八郎忠勝様に与えられたんでさあ。 駿州遠州草皆腥し。 北軍人を殺して勢い…

奈穂子様/戸田忠真

蕎麦は江戸前、うどんは上方。こいつァ昔っからそうなんだ。 でもよ、おでんは別だぜ。おでんはやっぱり江戸前よ。だから上方の連中もおでんのことを「かんとだき」(関東炊)って言うんだぜ。 千歳飴ですかい? 七五三が懐かしく思えるくらい、オレァジジイ…

奈穂子様/稲葉正成

こはだの冴えた青を見るとな、寿司好きで良かったなあと思うわけよ。 真岡にも綿の花が咲くんですかい、奈穂子サン? 真岡に藩が置かれたのは三回。 その三度目のお殿様が稲葉佐渡守正成様よ。 稲葉様はもともと美濃のお生まれでな、斉藤利三ってえ人の家来…

奈穂子様/宝永一揆・松波勘十郎一件

今、「あいすくりん」を食ってるんだぜ、奈穂子サン。 「あいすくりん」は奈穂子サンの時代に「あいすくりーむ」って呼ばれてるヤツだ。 黒船のヤツらが横浜に「あいすくりん」を持ち込んでな。そんで江戸にも伝わったんだ。 水戸にこんな綺麗な萩の花が咲く…

奈穂子様/宇都宮釣り天井事件

桃栗三年、柿八年、梨の馬鹿めは十二年。 オレたち江戸っ子は口が悪りいからな。 弥七はさっきっから「うめえ、うめえ」って栗食ってやがるけどな、オレァつまみにならねえモンはああやってバクバク食ったりはしねえんだ。 栗は栗おこわにしめじの吸い物。秋…

奈穂子様/稲垣重富

江戸は「煮アナゴ」なんだがな、ヨソの土地に行くと「焼アナゴ」なんてのがある。 ツメも江戸前に比べて甘いのが多いんだ。 オレァどっちも好きだぜ。 こりゃまたあたり一面キレイな向日葵だ。 下野烏山。 ここの藩主に稲垣対馬守重富様って方がいなすった。…

奈穂子様/藤堂高久

いやこりゃうめえ! 初めてだぜ、奈穂子サン。 いやなに、こないだ小石川の水戸屋敷に新太郎少将様(池田光政)が御挨拶に立ち寄ってな、御老公様に「白桃」を差し上げなすった。 少将様は水戸のジイサンが食い切れねえくれえ「白桃」を持って来てな。だから…

奈穂子様/松平乗邑-足高の制-

魚を干物にする。 こいつは「れいぞうこ」の無え時代に生まれたことだ。 そこに味醂を塗って干すみりん干しなんてえのも生まれた。 メシのおかずによし、酒の肴によしだ。魚ってえのは昔っからオレたち日本人に無くてはならねえ食い物だったのよ、奈穂子サン…

奈穂子様/綱吉将軍と酒井忠清・松平光長

ヘッヘッヘッ… 今、オレと弥七の目の前には「ちよこれいと」が置いてあるんでさあ。 そう。 奈穂子サンみてえな若えお嬢ちゃんが大好きな「ちよこれいと」がな。 ヘッヘッヘッ… ただ、奈穂子サンの時代とオレたちの時代の違いは、奈穂子サンたちはこの「ちよ…

奈穂子様/六浦藩相続一件

あじをな、ただ塩だけ振って焼くんだ。 こいつが酒に合うのよ、奈穂子サン。 木槿ですかい? ちょいと悲しげな感じの花でさあね。 こいつが金沢に咲いてるんですかい。 武蔵金沢はかつて北条の時代に北条実時様ってえキレ者のお方が住んでいなすった。実時様…

奈穂子様/真田信利一件

かれいの刺身ってのは身がコリコリしててうめえんだわ。かれいは煮付けも良し、「からあげ」も良しだ。 らべんだあ。 へえ、紫色の綺麗な花だ。で、こいつは沼田に咲いているんで?奈穂子サン? 沼田には昔、とんでもねえトンチキ大名がいたんだ。忘れもしね…

奈穂子様/松平忠周

今日はな、弥七のヤツとお銀おねえさんと三人でいつもの鰻屋で飲んだんだ。 この前、水戸のジイサンが野良犬何十匹も殺して柳沢屋敷の庭に放り投げた話したろ? それでオレも弥七ももう一人、あるお大名のことを思い出したのよ。 松平伊賀守忠周様。 信濃上…

奈穂子様/吉宗将軍と須磨

まぐろをヅケにして握る。こいつあ江戸っ子の知恵だ。 あの冴えた真っ赤っ赤を見ると、腹が減るんでさあ。 今日は御家騒動とはちょいと離れるんで。 半蔵の旦那が「りくえすと」しやがるんでね。 吉宗公とお須磨さんの話でさあ。 吉宗公はもともと加納源六っ…

奈穂子様/藤井紋太夫一件

「関東の背開き、上方の腹開き」 江戸じゃ鰻は背開き、上方は腹開き。奈穂子サン、覚えといてくんな。 りしまきあぬんむらりあ? 何でえ、またトンチキな名前の花じゃねえか。 で、こいつが水戸に咲いているんですかい、奈穂子サン? こないだ水戸様んトコに…

奈穂子様/井伊の赤備え

たけのこの煮物がウマい季節になったなあ。 あれはな、からし醤油で食べるとよりウマくなるのよ。 信玄公ですかい。 武田軍はみんな真っ赤っ赤だったから「武田の赤備え」なんて呼ばれた。その「赤備え」を受け継いだのが井伊掃部頭様(直政)だ。 本能寺の…

奈穂子様/藤堂高虎

オレたちの時代は「とろ」なんて食わなかった。 あんなとこは捨ててたんだ。 ま、時代が変われば食べ方も変わるんだろう。 藤堂和泉守高虎様。 権現様から信用されて伊勢津32万石を与えられた。津藩は伊賀一国に伊勢国の一部を加えた藩でな。立派な国持大…

奈穂子様/五代将軍のこと-徳川光圀と堀田正俊-

最近弥七のヤツはすっかり酒がダメでな。 で、酒がダメになったと思ったら甘党になりやがった。 何が悲しくていい歳のオヤジが二人して金鍔なんか食ってるんだよ。 水戸のジイサンに笑われちまわァ。 へえ。 蘭ってえのは綺麗な花だなあ。 水戸にこんな綺麗…

奈穂子様/本多正信

水戸のジイサンがな、那珂川で穫れた鮭を分けてくれた。 こいつァもう、メシのおかずに酒の肴に大活躍よ。 おっと奈穂子サン、鮭の皮は捨てちゃいけねえよ。そいつはあとでカリッカリに焼いて茶漬けの具にするんだ。 玉縄桜ですかい。 相模玉縄は権現様の江…

奈穂子様/生類憐れみの令

寒かろうが何だろうが、鰻はやめられねえんだ。 鰻食えなくなったときがオレの死ぬときだ。 で、今日はこの鰻の話だ。 綱吉公のときに、オレたちは鰻を取り上げられた。こいつァ奈穂子サンもよォくご存知の「生類憐れみの令」ってヤツよ。 何かあるとすぐに…

奈穂子様/生類憐れみの令-鰻の目打ちと野良犬の血-

天麩羅は江戸じゃ流行らなかったな。 何せ権現様は鯛の天麩羅食って当たっちまったからな。「縁起でも無え」ってな。 ま、その代わりと言っちゃアレだが、江戸は上方に比べて寿司が流行った。 ちょいとこないだは話が逸れちまったからな。 今日こそは鰻の話…

奈穂子様/真田十勇士

おいなりさんの中身が蕎麦ときゅうりかい? 笠間の人たちは面白えことするんだなあ。 「真田十勇士」 こいつは創作だ。 誰が思い付いたかなんてオレは知らねえ。大方、幕府と徳川家を気に入らねえ連中の創作だろうぜ。 ただ、ネタ元の話は実際にあった。 こ…

奈穂子様/松平信綱

水戸のジイサン、最近料理にのめり込んでてな。 家臣たちに自慢の手料理を振る舞うようになった。 で、こないだオレと弥七もうどんを食わせてもらった。味は良かったんだが、やけに黄色いうどんだったからオレも弥七も不思議だったんだがな。 水戸のジイサン…