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【みんな生きている】習近平・崔竜海編(2)

習近平崔竜海会談から見える6ヶ国協議再開の可能性》

北朝鮮金正恩キム・ジョンウン朝鮮労働党第1書記の特使として中国を訪れた崔竜海(チェ・リョンへ)人民軍総政治局長は5月24日、中国の習近平国家主席と会談し「6カ国協議等各種の形式の対話」に言及した。これにより、2008年12月を最後に開かれていない6カ国協議が、間もなく再開されるのではないかという見方が生まれている。


■「6カ国協議は終わった」と主張していた北朝鮮

しかし、韓・米を含む国際社会は、崔竜海局長が中国に誠意を示すためにこうした発言を行った可能性が高いとみて、真剣さには疑問を持っている。崔竜海局長の発言が、最近の北朝鮮の言動とは異なっているからだ。
北朝鮮外務省は今年1月、声明で「今後、非核化を議論する対話はないだろう」と表明した。核保有国として軍縮会談には臨んでも、北朝鮮非核化のための6カ国協議はしない、という宣言だった。
このあと北朝鮮は3回目の核実験(2月)、「経済と核の並進路線」採択(3月)、寧辺の全ての核施設と5メガワット原子炉の再稼働宣言(4月)という形で、核保有の正統性を繰り返し強調してきた。
中国の北朝鮮専門家も

崔竜海局長は『6カ国協議』という単語を用いただけであって、6カ国協議がすぐに再開され韓半島朝鮮半島)の緊張が緩むとみるのは困難。(過去に)北朝鮮は『6カ国協議はない』という言葉を一体何回繰り返しただろうか」

と語った。
サムスン経済研究所のチェ・ミョンへ首席研究員は

北朝鮮は、中国が一番聞きたい『6カ国協議』という単語に言及することで、中国の要求を受け入れるかのような姿勢を取ってメンツを守ってやり、中・朝関係の復活効果を狙っている」

と語った。
24日の会談でも習近平国家主席は「非核化」に3回も言及したが、崔竜海局長は1度も「非核化」を口にしなかった。


6カ国協議再開の可能性は高い

北朝鮮軍の実力者で金第1書記の「側近中の側近」とされる崔竜海局長の口から「6カ国協議」という言葉が出たことにより、6カ国協議再開の可能性が以前より高くなったことは明らかだ。
6カ国協議が開かれる間は、北朝鮮がさらなる挑発をする可能性は低く、韓国政府はもちろんアメリカや中国もこれを望んでいるからだ。
一部では、6カ国協議再開のためには、韓・米が北朝鮮に対し、「まずは『事前措置』を取るべきだ」と要求する可能性が高いとみている。少なくとも、5メガワット原子炉の稼働停止、核・ミサイル実験の一時停止等、昨年2月29日の米・朝合意で約束した措置を取るべきだという。
韓国政府の関係者は24日、崔竜海局長の発言について

北朝鮮が相次いで挑発を仕掛けてきたときに比べ、雰囲気は良くなる可能性が高い」

と述べる一方、

北朝鮮の意図が分からないため、今後どのような状況になるのかは予断を許さない」

とも語った。



※「親北勢力は胸に手を当てて考えて欲しい。もし、あなたの子供たちが食べ物に飢えて栄養失調になり、骨だけの痩せ細った体で勉強を諦め、市場のゴミ捨て場を漁っていたら、どんな気持ちになるだろうか。そうせざるを得ない社会に憧れを持つことなど出来るだろうか」
脱北者Aさん。脱北者手記集より)