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【みんな生きている】習近平編

習近平総書記は親北?》

中国の新指導者となった習近平中国共産党総書記に父親が及ぼした影響は絶対的だ。
習近平総書記の父・習仲勲氏は、中華人民共和国の「建国八老」の一人。習仲勲氏は文化大革命では迫害されたものの、1978年に復権し、国務院副首相のポストにまで上り詰めた。その後2002年に死去するまで、息子の強力な後援者として活動した。
習仲勲氏は、彭徳懐が1950年に「抗美援朝軍」の司令官として6・25戦争(朝鮮戦争)に参戦する以前、彭徳懐の参謀として活動していた。二人の親密な関係は、その後も長く続いた。
1913年生まれで、北朝鮮の故・金日成(キム・イルソン)主席より1歳年下の習仲勲氏は「中朝同盟」意識を持っていた。
中国問題の専門家の多くは、北朝鮮に対する習近平総書記の視点は父の影響を受けたもの、と指摘している。習近平総書記が2008年3月に国家副主席に就任した後、最初に訪問した先も北朝鮮だった。
習近平総書記の評伝を書いたホン・スンド氏は

「習総書記が父から北朝鮮の認識を固定化させる教育を受けた可能性は、100%に近い。北朝鮮に対する習総書記の視点は、もはや説明の必要がない」

と語った。
習近平総書記は既に、6・25戦争に関する誤った発言で韓国国民にはよく知られている。
習総書記は2010年10月25日、中国人民解放軍の6・25参戦60周年記念式で「帝国主義の侵略を防ぐための正義の戦争」と語り、批判の声が起こった。
こうした理由から、国連安保理の制裁を無視して事実上の長距離ミサイル(自称人工衛星)を発射した北朝鮮に対し、習近平総書記がどのような対応を取るかに多くの人々が注目した。
今回の事態が、習近平体制の対北朝鮮政策の方向を示す試金石になると見たからだ。残念ながら、習近平総書記は「北朝鮮に偏っている」という観測を乗り越えられなかったようだ。北朝鮮が長距離ロケットを発射してから10日が過ぎても、追加制裁に否定的な立場を見せている。
外交関係者の間では、中国が否定的なため限り実効性のある制裁を加えるのは困難、という見方が有力だ。
習近平総書記のこうした態度は、今年4月13日に北朝鮮が長距離ロケットを発射した際、中国が示した姿勢より「後退」している。当時、国連安保理は中国の賛成を取り付け、北朝鮮のロケット発射からわずか3日で議長声明を採択した。
この声明は「北朝鮮弾道ミサイル技術を利用したいかなる追加発射もしてはならない」と警告した。さらなる挑発を行った場合には、それに見合う措置を取ることとし、制裁対象に三つの企業・機関を追加した。
習近平総書記は、17日には金正日キム・ジョンイル)総書記の1周忌追悼との名目で、中国共産党内で序列第5位の劉云山・政治局常務委員を北京にある北朝鮮大使館に派遣し、中・朝関係の重要性を強調した。
劉云山委員の「中国の新たな中央領導集団は、伝統的な中朝親善を非常に重視している。古い世代の革命家が築き、育んだ伝統的な中朝親善は、確固不動」という発言も軽視できない。
1992年の韓・中国交正常化から20年。その間の韓・中関係は、政治的には冷え込む一方、経済的な面では熱かったことを意味する「政冷経熱」という一言で要約できる。最近の状況は、習近平体制でもこうした現象が繰り返されるというドラマの序章を見ているかのようだ。



※「親北勢力は胸に手を当てて考えて欲しい。もし、あなたの子供たちが食べ物に飢えて栄養失調になり、骨だけの痩せ細った体で勉強を諦め、市場のゴミ捨て場を漁っていたら、どんな気持ちになるだろうか。そうせざるを得ない社会に憧れを持つことなど出来るだろうか」
脱北者Aさん。脱北者手記集より)