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【みんな生きている】秘密資金編

《韓・米両国が突きとめた北朝鮮の秘密資金》

韓・米両国は昨年末までに、北朝鮮が中国・上海等の複数の銀行に仮名・借名口座数十件を保有し、数億ドル(1億ドル=約96億円)以上を預け入れていることを突き止めた、と韓国政府筋が3月10日に伝えた。金正恩キム・ジョンウン)第1書記の統治資金と見られ、口座の名義と番号も判明しており、このうち一部は故・金正日キム・ジョンイル)総書記の生前に開設されたものだという。
だが、これらの口座は3月7日に国連安全保障理事会が採択した北朝鮮制裁決議(第2094号)で金融制裁対象に入っていないとされ、厳しい制裁の実効性を疑問視する声も出ている。
韓・米両国は、北朝鮮による事実上の長距離弾道ミサイル発射(昨年12月)と3回目核実験(2月)に対する金融制裁にこれらの口座も含めるべきだと中国側に訴えたが、中国側は消極的な反応を示したという。
同韓国政府筋は

「3回目の核実験後、中国は北朝鮮への制裁にやや積極的な姿勢を見せたが、北朝鮮政権の『アキレス腱』を突くことには消極的だ」

と話している。
韓国政府は、上海等にある北朝鮮秘密口座の預け入れ金額がマカオの銀行バンコ・デルタ・アジア(BDA)に預けられていた金総書記の統治資金2,500万ドル(現在のレートで約24億円)を大幅に上回ることから、これらの口座を金融制裁対象に含めれば、BDAに比べはるかに大きな制裁効果があると見込んでいる。
2005年9月19日の6カ国協議共同声明採択直後、アメリカはBDAの金総書記の秘密口座50件余りに預けられていた2,500万ドルを凍結。北朝鮮はこれに強く反発して6カ国協議をボイコットし、翌2006年に長距離弾道ミサイルテポドン2号)の発射と1回目核実験を強行した。
北朝鮮の3回目核実験を受け3月7日に採択された安保理の制裁決議は、北朝鮮が核やミサイルの開発に使用する可能性のある金融資産(現金など)の移動や金融サービス提供の禁止を加盟国に義務付けた他、加盟国での北朝鮮系銀行の支店新設禁止、北朝鮮での加盟国銀行の支店新設禁止を要請している。



※「親北勢力は胸に手を当てて考えて欲しい。もし、あなたの子供たちが食べ物に飢えて栄養失調になり、骨だけの痩せ細った体で勉強を諦め、市場のゴミ捨て場を漁っていたら、どんな気持ちになるだろうか。そうせざるを得ない社会に憧れを持つことなど出来るだろうか」
脱北者Aさん。脱北者手記集より)