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【みんな生きている】曽我ひとみさん/北海道新聞

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《インチキ遺骨ではなくて、拉致被害者を返せ!北朝鮮の調査中止「腹立たしい」 拉致問題曽我ひとみさん》

北朝鮮による拉致被害者曽我ひとみさん(56歳)=新潟県佐渡市=は4月17日、北朝鮮が日本の独自制裁強化に反発して拉致問題の調査中止を表明したことについて「あり得ないし、腹立たしい」と話し、怒りをにじませた。同市で拉致問題の早期解決を訴える署名活動に参加し、記者団に語った。
曽我さんは1978年、母・ミヨシさん(拉致当時46歳)と共に拉致され、2002年に帰国を果たしたが、ミヨシさんの行方は分かっていない。

「この13~14年、何の進展もなく、居ても立ってもいられない」

といら立ちを募らせた。

■政府拉致問題HP
http://www.rachi.go.jp/
警察庁HP
http://www.npa.go.jp/
■北海道警HP
http://www.police.pref.hokkaido.lg.jp/
救う会全国協議会HP
http://www.sukuukai.jp/
特定失踪者問題調査会HP
http://www.chosa-kai.jp/
北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会HP
http://hrnk.trycomp.net/
■特定失踪者・北朝鮮人権ネットワークfacebook
http://www.facebook.com/nknet2015

[集会のお知らせ1]
◆日 時:平成28年5月21日土曜日
※14:30開場、15:00~17:00開演
◆場 所:東広島芸術文化ホールくらら 小ホール
広島県東広島市西条栄町7番19号
※JR山陽本線西条駅徒歩7分
http://www.kurara-hall.jp/
◆講 師:荒木和博氏(拓殖大学教授、特定失踪者問題調査会代表)
◆参加費:1,000円
◆主 催:『拉致問題の風化を許さない!!』実行委員会
◆後 援:東広島市日本会議広島東広島支部

[集会のお知らせ2]
北朝鮮人権侵害問題啓発集会&国民大行進in九州」
◆日 時:6月5日13:00~
◆場 所:福岡市役所15階講堂
福岡市中央区天神1-8-1
◆参加費:無 料
◆登 壇:家族会より飯塚繁雄代表他5名参加予定。救う会全国協議会の西岡 力会長も参加予定です。
◆主 催:北朝鮮に拉致された日本人を救出する九州連絡協議会
◆後 援:福岡県、福岡市、佐賀県鳥栖市熊本県長崎県大分県、宮崎県、日本会議福岡ほか多数予定



◆昭和53(1978)年8月12日
母娘拉致容疑事案
被害者:曽我ひとみさん(拉致被害時19歳)
被害者:曽我ミヨシさん(拉致被害時46歳)
「2人で買い物に行く」と言って出かけて以来失踪。
ひとみさんは平成14年10月日本に帰国。
ひとみさんの夫(ジェンキンス氏=アメリカ人)と2人の娘も平成16年7月に渡日・帰国。
北朝鮮側は、曽我ミヨシさんは北朝鮮に入境していないとしている。
捜査当局は、拉致実行犯である北朝鮮工作員・通称キム・ミョンスクについて、平成18年11月に逮捕状の発付を得て国際手配するとともに、政府として北朝鮮側に身柄の引渡しを要求している。
新潟県警HP
http://www.police.pref.niigata.jp/

◆昭和55(1980)年5月頃
欧州における日本人男性拉致容疑事案
被害者:石岡 亨さん(拉致被害時22歳)
被害者:松木 薫さん(拉致被害時26歳)
2人とも欧州滞在中の昭和55年に失踪。
昭和63年に石岡さんから日本の家族に出した手紙(ポーランドの消印)が届き、石岡さん、松木さん、そして有本恵子さんが北朝鮮に在住すると伝えてきた。
北朝鮮側は、石岡 亨さんは1988(昭和63)年11月にガス事故で有本恵子さんと共に死亡したとしているが、これを裏付ける資料等の提供はなされていない。
また、同様に松木 薫さんについても、1996(平成8)年8月に交通事故で死亡したとして、平成14年9月及び平成16年11月に開催された第3回日・朝実務者協議と2回にわたり、北朝鮮側から松木さんの「遺骨」の可能性があるとされるものが提出されたが、そのうちの一部からは、同人のものとは異なるDNAが検出されたとの鑑定結果を得た。
捜査当局は拉致実行犯である「よど号」犯人の妻・森 順子及び若林(旧姓:黒田)佐喜子について、平成19年6月に逮捕状の発付を得て国際手配するとともに、政府として北朝鮮側に身柄の引渡しを要求している。
■北海道警HP
http://www.police.pref.hokkaido.lg.jp/
熊本県警HP
http://www.police.pref.kumamoto.jp/

《特定失踪者・吉田雪江さんについて》
◆氏名:吉田 雪江
(よしだゆきえ)
◆失踪年月日:昭和42(1967)年1月28日
◆生年月日:昭和24(1949)年2月18日
◆性別:女性
◆当時の年齢:17歳
◆当時の住所:北海道釧路市
◆当時の身分:電話交換手
◆身長:156cm
◆体重:55kg
◆特徴:中肉
◆失踪場所:北海道釧路市

【失踪状況】
当日夜、同僚の結婚式があり、午後8時半頃、「新婚旅行への出発を見送りに行く」と時刻表を指して時間を確認して出かけたまま帰らず。
警察の報告では駅で見かけた人はいなかった。
荷物も持っておらず、社内預金もそのままだった。

《特定失踪者・紺屋淑子さんについて》
◆氏名:紺屋 淑子
(こんやよしこ)
◆失踪年月日:昭和60(1985)年9月16日
◆生年月日:昭和37(1962)年2月16日
◆性別:女性
◆当時の年齢:23歳
◆当時の身分:理容・美容専門学校学生
◆当時の住所:北海道釧路市鶴ヶ岱
◆身長:157cm
◆体重:52kg
◆特徴:
1)中肉
2)頭髪パーマ
3)近視で眼鏡使用
◆失踪場所:北海道釧路市。当時居住していたアパート

【失踪状況】
9月16日、当時見習いとして働いていた勤務先に「仕事を休む」と電話連絡あり。
9月18日、学校より欠席の連絡があり失踪が分かった。
2日後釧路警察署に届け捜査行われる。
室内に他人が入った形跡なし。
洗濯物は干してあった。
眼鏡もそのままなので、16日夕方に近くの大衆浴場へ行きその途中で拉致された可能性もある。
失踪したときの貯金には全く手が付けられていない。

《特定失踪者・高橋勝彦さんについて》
◆氏名:高橋 勝彦
(たかはしかつひこ)
◆失踪年月日:昭和62(1987)年1月22日
◆生年月日:昭和34(1959)年7月5日
◆性別:男
◆当時の年齢:27歳
◆当時の住所:北海道釧路市
◆当時の身分:教員
◆身長:170cm
◆体重:65kg
◆特徴:
1)痩せ型
2)額の真ん中に3cm程度の傷がある
◆失踪場所:北海道釧路市

【失踪状況】
前日(1月21日)夜12時まで釧路市内にある勤務先の学校の同僚と一緒にいた。
その後帰宅して翌朝出勤しなかった。
学校には21日に支給された給料袋がそのまま置いてあった。
同僚の先生たちは飲みに行って事件にでも巻き込まれたのかと思い写真を持って回って調べたがまったくそれらしい情報はなかった。
車を買ったばかりで借金はあったが明るくきちんとした性格で、それでいなくなるようなことはありえないとのこと。
車は校宅に置いたままであった。

《特定失踪者・曽ヶ端崇史さんについて》
◆氏名:曽ヶ端 崇史
(そがはたたかふみ)
◆失踪年月日:平成7(1995)年8月24日
◆生年月日:昭和48(1953)年6月19日
◆性別:男
◆当時の年齢:22歳
◆当時の住所:北海道釧路市
◆当時の身分:釧路公立大経済学部3年生
◆身長:170cm
◆体重:80kg
◆失踪場所:北海道釧路市

【失踪状況】
アルバイト終了後、バイト先の仲間たちと車で夕食に行く。
その後近くに住む後輩を送って下宿に向かう。
以来消息なし。
下宿に戻ったかどうかも分からない。
車も不明。
下宿は洗濯機の中に洗濯物が入ったまま。
窓は開けたままだった。
釧路西・東港で測量会社に海底の調査を依頼したが車はなかった。



拉致事件、捜査の現状】
北朝鮮による拉致事件を巡り、日本の警察はこれまで実行犯や指示役として北朝鮮の元工作員たち合わせて11人を国際手配しています。
拉致には金正日キム・ジョンイル)総書記が掌握していた対外情報調査部と呼ばれる工作機関が組織的に関わっていた疑いが強いと見て捜査を続けています。
このうち、福井県の地村保志さん・富貴恵さん夫妻を拉致した実行犯として元工作員辛光洙シン・グァンス)容疑者が手配されています。
また、大阪府の原 敕晁さんが拉致された事件では、辛容疑者とともに金吉旭(キム・キルウク)容疑者も共犯者として手配されています。
この他、東京都の久米 裕さん拉致事件では金世鎬(キム・セホ)容疑者が、新潟県曽我ひとみさん拉致事件にはキム・ミョンスク容疑者がそれぞれ関わったとして手配されています。
北海道出身の渡辺秀子さんの子供2人の拉致事件では、工作員グループのリーダー格で北朝鮮にいると見られる洪寿恵(ホン・スヘ)こと木下陽子容疑者が手配されています。
新潟県の蓮池 薫さん・祐木子さん夫妻の拉致事件ではチェ・スンチョル容疑者が実行犯として手配されている他、金総書記が掌握していた対外報調査部と呼ばれる北朝鮮の工作機関の幹部であるハン・クムニョン容疑者とキム・ナンジン容疑者が拉致の実行を指示したとして手配されています。
ハン容疑者たちは工作機関で「指導員」と呼ばれる立場で、辛光洙容疑者たちもこの組織の一員だったことがわかっており、警察は北朝鮮が組織的に拉致を実行した疑いが強いと見て捜査を続けています。
よど号ハイジャック事件のメンバーたちも1980年代にヨーロッパで相次いだ3人の日本人拉致に関わった疑いで国際手配されています。
このうち、有本恵子さん拉致事件では魚本公博(安部公博)容疑者が、石岡 亨さんと松木 薫さん拉致事件ではよど号メンバーの妻の森 順子・若林佐喜子両容疑者がそれぞれ手配されています。