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【みんな生きている】チュ・ウォンムンさん/NHK[全国]

北朝鮮は人権侵害の総本山!北朝鮮、またしても人質外交》

【5月2日21時22分】
北朝鮮は4月、中国から国境を越えて不法入国したとして、アメリカの永住権を持つ韓国系の大学生1人を拘束したと発表し、今後、大学生の解放を直接対話が途絶えているアメリカとの交渉の材料にする可能性が指摘されています。
北朝鮮国営の朝鮮中央通信は5月2日、アメリカの永住権を持つ韓国系の男子大学生1人が4月22日に中国との国境の川を越えて不法入国したとして、北朝鮮当局に拘束されたと伝えました。
男子大学生はアメリカのニューヨーク大学に通うチュ・ウォンムンさん(21歳)で、国籍は明らかになっていませんが、朝鮮中央通信はチュさんがみずからの行為を犯罪だと認め、当局の調査を受けているとしています。
北朝鮮は、これまで入国していた韓国人等を不法入国やスパイの疑いで拘束していて、今年3月にも韓国人男性2人を拘束したと発表しています。
北朝鮮は入国したアメリカ人や韓国人を拘束しては、その解放を外交交渉のカードとして利用しており、今回の男子大学生についても直接対話が途絶えているアメリカとの交渉の材料にする可能性が指摘されています。



《参考・北朝鮮、人質に対して変態拷問》

【「抑留中の生活を暴露させないため」。ロバート・パクさんに性的拷問をした北朝鮮の残虐性(2010年)】
昨年12月に北朝鮮へ渡り、43日間にわたり抑留された韓国系アメリカ人ロバート・パクさん(28歳)は10月26日、韓国KBSのインタビューに対して

北朝鮮の権力者はどうすれば住民を殺せるか、飢えさせることが出来るか、奴隷に出来るか、統制を図れるか、そればかり考えている。私は今後、金正日キム・ジョンイル)政権の崩壊を支援し、北朝鮮住民の人権のために生きていきたい」

と語った。
パクさんは

「昨年12月25日に死を覚悟しながら凍った豆満江を渡った。逮捕されるとあちこちに連れて行かれて殴打や暴力を受けた。まだその傷が治らない」

と話し、釈放前には抑留中の生活を暴露出来ないように侮辱的な性的拷問を加えられたと語った。
また、パクさんは

北朝鮮で受けた傷はあまりに深く、克服出来ないほどだ。後遺症で個人的な意欲を失った。今後は結婚も性的関係を持つことも出来ないのではないか」

と述べた。
パクさんは北朝鮮で受けた性的拷問の後遺症のため、アメリカに帰国した直後に自殺を図った。そして、7ヶ月にわたり精神科での治療を受けた。
この他、北朝鮮が公開したパクさんの「反省文」について、パクさんは

「でっち上げられたものだ」

と語った。
パクさんは

「人権を踏みにじられている北朝鮮住民の実情を知ってもらうために北朝鮮入りした。私の犠牲によって人々が団結し、北朝鮮を自由化させることを希望している」

と述べた。
これまでパクさんについては宣教目的で北朝鮮に不法入国し、ひどい暴行と性的拷問を受けたことが家族を通じて明らかにされていた。



拉致事件、捜査の現状】
北朝鮮による拉致事件を巡り、日本の警察はこれまで実行犯や指示役として北朝鮮の元工作員たち合わせて11人を国際手配しています。
拉致には金正日キム・ジョンイル)総書記が掌握していた対外情報調査部と呼ばれる工作機関が組織的に関わっていた疑いが強いと見て捜査を続けています。
このうち、福井県の地村保志さん・富貴恵さん夫妻を拉致した実行犯として元工作員辛光洙シン・グァンス)容疑者が手配されています。
また、大阪府の原 敕晁さんが拉致された事件では、辛容疑者とともに金吉旭(キム・キルウク)容疑者も共犯者として手配されています。
この他、東京都の久米 裕さん拉致事件では金世鎬(キム・セホ)容疑者が、新潟県曽我ひとみさん拉致事件にはキム・ミョンスク容疑者がそれぞれ関わったとして手配されています。
北海道出身の渡辺秀子さんの子供2人の拉致事件では、工作員グループのリーダー格で北朝鮮にいると見られる洪寿恵(ホン・スヘ)こと木下陽子容疑者が手配されています。
新潟県の蓮池 薫さん・祐木子さん夫妻の拉致事件ではチェ・スンチョル容疑者が実行犯として手配されている他、金総書記が掌握していた対外報調査部と呼ばれる北朝鮮の工作機関の幹部であるハン・クムニョン容疑者とキム・ナンジン容疑者が拉致の実行を指示したとして手配されています。
ハン容疑者たちは工作機関で「指導員」と呼ばれる立場で、辛光洙容疑者たちもこの組織の一員だったことがわかっており、警察は北朝鮮が組織的に拉致を実行した疑いが強いと見て捜査を続けています。
よど号ハイジャック事件のメンバーたちも1980年代にヨーロッパで相次いだ3人の日本人拉致に関わった疑いで国際手配されています。
このうち、有本恵子さん拉致事件では魚本公博(安部公博)容疑者が、石岡 亨さんと松木 薫さん拉致事件ではよど号メンバーの妻の森 順子・若林佐喜子両容疑者がそれぞれ手配されています。