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【みんな生きている】崔竜海編

崔竜海氏、降格》

【ソウル聯合ニュース
北朝鮮金正恩キム・ジョンウン)第1書記に次ぐナンバー2とみられていた崔竜海(チェ・リョンヘ)氏が朝鮮労働党政治局常務委員から委員に降格された事実が3月9日、明らかになった。
朝鮮労働党機関紙『労働新聞』は同日、崔竜海氏を党中央委員会政治局委員と紹介した。
崔氏は2月16日に行われた故・金正日キム・ジョンイル)総書記の誕生日では党中央委員会政治局常務委員会委員と呼ばれていることから、降格したのは最近のようだ。
金第1書記にとっては最側近の権力を適切に分散させ、2013年に処刑された張成沢チャン・ソンテク)元国防副委員長のように大きな権力を持てないようにする狙いがあるとみられる。



《参考・崔竜海、崔富日両氏》

金正恩第1書記を支える「二崔」。崔竜海総政治局長と崔富日副総参謀長(2012年)】
4月15日の故・金日成(キム・イルソン)主席生誕100年記念日を機に、「金正恩キム・ジョンウン)時代」の北朝鮮を率いる権力エリートたちの顔触れが明らかになってきた。
最も注目されている人物は崔竜海(チェ・リョンヘ)朝鮮人民軍総政治局長だ。崔竜海局長は4月15日、平壌金日成広場で行われた閲兵式で金正恩国防委員会第1委員長の就任祝賀演説に先立ち、正恩氏を紹介する役割を引き受けた。
崔竜海局長は4月11日の朝鮮労働党代表者会で正恩氏と共に党首脳部の集まりである政治局常務委員会(定員5人)に入ったのに続き、4月13日の最高人民会議第12期第5回会議で新たに国防委員会委員に選出された。また、軍の監視組織である総政治局のトップでもあった崔竜海局長は、正恩氏が務めていた朝鮮労働党中央軍事委員会の副委員長職も引き継いだ。崔竜海局長は党・政・軍の中核を担うあらゆる要職に就いたというわけだ。
閲兵式で注目されたもう1人の人物は、閲兵の指揮を執った崔富日(チェ・ブイル)総参謀部副総参謀長だ。李英鎬(リ・ヨンホ)総参謀長や金正覚(キム・ジョンガク)人民武力部長たち正恩氏が後継者になったあとに急浮上した人物は全員、歴代の主な閲兵式で指揮を務めて来た。
正恩氏のバスケットボールコーチだった崔富日副総参謀長は朝鮮人民軍体育指導委員長を務めていたとき、故・金正日キム・ジョンイル)総書記を説得して後継者候補だった正哲(ジョンチョル)・正恩兄弟にバスケットボールを教えた。正恩氏はその後バスケットボールの虜になり、これと共に崔富日副総参謀長も出世コースに乗った。
北朝鮮専門家たちは

「『金正恩時代』の権力再編の背後には、正恩氏の叔母・金敬姫キム・ギョンヒ軽工業部長とその夫・張成沢チャン・ソンテク)国防委員会副委員長(行政部長)の影響力が働いている」

と見ている。
権力の全面に登場することを負担に思っている張成沢副委員長が崔竜海局長を通じて党・政・軍を掌握したというわけだ。
韓国治安政策研究所の柳東烈(ユ・ドンヨル)上級研究官は

「金総書記が死去したあと、正恩氏は金敬姫張成沢夫妻に相談して統治を行なっている。張成沢副委員長が崔竜海局長を全面に出したのは、忠誠心が強いことを評価したのとともに、政策に失敗があったときにスケープゴートにしようとしているのだろう」

と話す。
張成沢副委員長は朝鮮労働党代表者会で政治局候補委員から委員に昇進した。政治局常務委員より低い地位だが、専門家たちは正恩氏のアドバイザー的な役割を果たしているものと見ている。また、金敬姫軽工業部長も中央委書記に昇進した。
一方、4月13日の最高人民会議では国家安全保衛部長に任命された金元弘(キム・ウォンホン)氏や李明秀(リ・ミョンス)人民保安部長たち公安機関のトップが国防委員会委員に選出された。
また、張成沢氏、李用茂(リ・ヨンム)氏、呉克烈(オ・グクリョル)氏、金永春(キム・ヨンチュン)氏たちは国防委員会副委員長職に就いたままだ。
金元弘氏に国家保衛部トップの座を奪われた禹東則(ウ・ドンチュク)国家保衛部第1副部長は国防委員会委員を退いたことが確認され、失脚説の信憑性が増している。
この他、これまで国防委員だった朴道春(パク・ドチュン)軍需書記、朱奎昌(チュ・ギュチャン)機械工業部長、白世鳳(ペク・セボン)第2経済委員会委員長や金正覚人民武力部長も引き続き国防委員職にあることが確認された。

【国防委員会】
北朝鮮の最高権力機関。
人民武力部長】
日本の防衛大臣に相当します。



※「親北勢力は胸に手を当てて考えて欲しい。もし、あなたの子供たちが食べ物に飢えて栄養失調になり、骨だけの痩せ細った体で勉強を諦め、市場のゴミ捨て場を漁っていたら、どんな気持ちになるだろうか。そうせざるを得ない社会に憧れを持つことなど出来るだろうか」
脱北者Aさん。脱北者手記集より)



拉致事件、捜査の現状】
北朝鮮による拉致事件を巡り、日本の警察はこれまで実行犯や指示役として北朝鮮の元工作員たち合わせて11人を国際手配しています。
拉致には金正日キム・ジョンイル)総書記が掌握していた対外情報調査部と呼ばれる工作機関が組織的に関わっていた疑いが強いと見て捜査を続けています。
このうち、福井県の地村保志さん・富貴恵さん夫妻を拉致した実行犯として元工作員辛光洙シン・グァンス)容疑者が手配されています。
また、大阪府の原 敕晁さんが拉致された事件では、辛容疑者とともに金吉旭(キム・キルウク)容疑者も共犯者として手配されています。
この他、東京都の久米 裕さん拉致事件では金世鎬(キム・セホ)容疑者が、新潟県曽我ひとみさん拉致事件にはキム・ミョンスク容疑者がそれぞれ関わったとして手配されています。
北海道出身の渡辺秀子さんの子供2人の拉致事件では、工作員グループのリーダー格で北朝鮮にいると見られる洪寿恵(ホン・スヘ)こと木下陽子容疑者が手配されています。
新潟県の蓮池 薫さん・祐木子さん夫妻の拉致事件ではチェ・スンチョル容疑者が実行犯として手配されている他、金総書記が掌握していた対外報調査部と呼ばれる北朝鮮の工作機関の幹部であるハン・クムニョン容疑者とキム・ナンジン容疑者が拉致の実行を指示したとして手配されています。
ハン容疑者たちは工作機関で「指導員」と呼ばれる立場で、辛光洙容疑者たちもこの組織の一員だったことがわかっており、警察は北朝鮮が組織的に拉致を実行した疑いが強いと見て捜査を続けています。
よど号ハイジャック事件のメンバーたちも1980年代にヨーロッパで相次いだ3人の日本人拉致に関わった疑いで国際手配されています。
このうち、有本恵子さん拉致事件では魚本公博(安部公博)容疑者が、石岡 亨さんと松木 薫さん拉致事件ではよど号メンバーの妻の森 順子・若林佐喜子両容疑者がそれぞれ手配されています。