もずの独り言・はてなスポーツ+物置

半蔵ともず、はてなでも独り言です。

【みんな生きている】古川了子さん/産経新聞

北朝鮮人権侵害問題啓発週間」(12月10~16日)に合わせ、千葉市中央区のJR千葉駅前で14日、昭和48年に千葉県内で失踪し、北朝鮮による「拉致濃厚」とされている特定失踪者の古川了子(のりこ)さん(失踪当時18歳)の家族たちが、拉致問題の早期解決を訴える街頭活動を行った。
啓発週間中は拉致被害者の救出を求める全国の団体が、各地で署名活動やパネル展示等の一斉活動に取り組んでいる。
北朝鮮に拉致された日本人を救出する千葉の会(救う会千葉)」では、古川さんの姉の竹下珠路さん(69歳)たちが街頭活動に参加。拉致問題についての理解を呼びかけると、多くの通行人が国に拉致被害者の救出を求める署名に協力していた。
古川さんが失踪して今年で40年になるといい、竹下さんは

北朝鮮の情勢は不安定で、拉致被害者の命も危険にさらされているかも知れない。一日も早い救出を訴えていきたい」

と話した。

《特定失踪者・古川了子さんについて》
◆氏名:古川 了子
(ふるかわのりこ)
◆失踪年月日:昭和48(1973)年7月7日
◆生年月日:昭和30(1955)年1月1日
◆性別:女性
◆当時の年齢:18歳
◆身長:157cmくらい
◆当時の身分:三井造船社員
◆特徴:
1)中学時代水泳部、高校では卓球部部長。
2)簿記、珠算和文タイプ等資格持っている
3)書き初めで入選したことあり、文字を書くのは左右同じに使える
◆失踪場所:千葉県

【失踪状況】
午前中に美容院へ行き、午後から母親と浴衣を買いに行く予定をしていた。
朝早く家を出て、美容院に「今日の美容院はキャンセルしたい。出かけるところができた。母親にも浴衣を買いに行けなくなったと伝えて下さい」と言った。
母親は美容院からの電話で、友達にでも会うことになったのだろうと気にしなかったが、それから何の音沙汰もなくなった。
7月に初めて貰ったボーナスは手付かず、預金通帳も置いたまま。持って出たのは財布とハンカチくらいしか入らない、いつも持っている小さなバッグ1つだけだった。
その後、家にも勤め先にも全く連絡なし。中学や高校の友人も心あたりはなかった。
北朝鮮工作員安明進(アン・ミョンジン)氏が、「1991年に平壌市内の病院にいた女性と似ている」と証言している。
平成16年1月29日、千葉県警に告発状提出。
平成17年4月13日政府に対し拉致認定を求め東京地裁に提訴。

《特定失踪者・加瀬テル子さんについて》
◆氏名:加瀬 テル子
(かせてるこ)
◆失踪年月日:昭和37(1962)年4月
◆生年月日:昭和19(1944)年5月4日
◆性別:女性
◆当時の年齢:17歳
◆身長:158cm
◆当時の身分:家事手伝い
◆特徴:細面
◆失踪場所:千葉県海上郡海上

【失踪状況】
午後、自宅からパーマに出かけてそのまま行方不明。
所持金はパーマ代のみ。
翌日に新宿コマ劇場へ観劇に行く約束を叔母としていた。
脱北者北朝鮮から持ちだしたとされる写真が、鑑定の結果、加瀬テル子さんである可能性が極めて高いことが判明。
また同じ脱北者が「同一の人物」とするもう一枚の写真も、加瀬テル子さんである可能性がある。
※のちに写真は加瀬さんとは別人であることが判明。
平成16年12月17日、千葉県警に告発状提出。

千葉県警公開特定失踪者・鵜浦礼子さんについて》
◆名前:鵜浦 礼子
(うのうられいこ)
◆身長:158cm
◆血液型:A型?
◆当時の年齢:20歳(昭和47年当時)
◆当時の住所:東京都目黒区碑文谷
◆当時の身分:無職

【不明の状況】
昭和47年7月6日、都内の実兄方に同居し「職探しに行く。錦糸町の叔母の所に行く」と言って出掛けた。
その後、北海道稚内にいる旨の電報が届いたものの行方不明となっています。

千葉県警公開特定失踪者・秋本 弘さんについて》
◆名前:秋本 弘
(あきもとひろし)
◆身長:170cm
◆血液型:A型
◆当時の年齢:23歳(昭和44年当時)
◆当時の住所:千葉市花見川区検見川町
◆特徴:左右何れかの足に骨折痕有り
◆当時の身分:会社員

【不明の状況】
昭和44年1月4日朝、いつもの様に自宅から会社に「行って来ます」と言って出掛けたが、会社には出勤しないまま行方不明となっています。

千葉県警公開特定失踪者・小林敏孝さんについて》
◆名前:小林 敏孝
(こばやしとしたか)
◆身長:170cm
◆血液型:O型
◆当時の年齢:33歳(昭和56年当時)
◆当時の住所:千葉県山武郡大網白里町
◆特徴:
1)近視
2)がに股大工

【不明の状況】
昭和56年7月3日午後、仕事先から帰社し、着替えのため会社から徒歩2~3分の自宅アパートに向かったまま行方不明となっています。

千葉県警公開特定失踪者・古賀 守さんについて》
◆名前:古賀 守
(こがまもる)
◆身長:170cm
◆血液型:不明
◆当時の年齢:19歳(昭和43年当時)
◆当時の住所:佐賀県佐賀郡久保田町
◆当時の身分:会社員

【不明の状況】
昭和43年6月20日頃、家族と同居していたが、姉の結婚式を3日後に控えたころから帰宅せず、そのまま行方不明となっています。

千葉県警公開特定失踪者・東條 薫さんについて》
◆名前:東條 薫
(とうじょうかおる)
◆身長:160cm
◆血液型:A型
◆当時の年齢:25歳(平成4年当時)
◆当時の住所:千葉市若葉区都賀の台
◆特徴:色白
◆当時の身分:無職

【不明の状況】
平成4年5月6日午前、自宅から軽装でポーチ様のバックを持ち、徒歩で外出したまま行方不明となっています。

千葉県警公開特定失踪者・高松日出子さんについて》
◆名前:高松 日出子
(たかまつひでこ)
◆身長:155cm
◆血液型:不明
◆当時の年齢:20歳(昭和41年当時)
◆当時の住所:栃木県那須塩原市塩原
◆特徴:左肩胛骨付近におでき痕
◆当時の身分:洋品店

【不明の状況】
昭和41年5月初旬頃、千葉県市川市内の従姉夫婦方に同居していたが、「友達と旅行に行って来ます。」と言って出掛けたまま行方不明となっています。

千葉県警公開特定失踪者・新野博行さんについて》
◆名前:新野 博行
(にいのひろゆき
◆身長:165cm
◆血液型:A型
◆当時の年齢:21歳(昭和62年当時)
◆当時の住所:大阪府南河内郡太子町
◆特徴:眼鏡使用
◆当時の身分:大学生

【不明の状況】
昭和62年12月末頃、大学の下宿先(大阪府南河内郡)から行方不明となっています。

千葉県警公開特定失踪者・水村真紀子さんについて》
◆名前:水村 真紀子
(みずむらまきこ)
◆身長:164cm
◆血液型:B型
◆31歳:(平成12年当時)
◆当時の住所:東京都大田区大森西
◆特徴:天然パーマ
◆当時の身分:無職

【不明の状況】
平成12年9月9日、旭市内の入院先から、行方不明となっています。

千葉県警公開特定失踪者・渡邉弘美さんについて》
◆名前:渡邉 弘美
(わたなべひろみ)
◆身長:150cm
◆血液型:不明
◆当時の年齢:16歳(昭和53年当時)
◆当時の住所:千葉県茂原市本納
◆特徴:左足太腿にひっかき傷ような痕あり
◆当時の身分:無職

【不明の状況】
昭和53年12月23日夕、自宅から着替え入りのチェック柄のバックを持って出掛けたまま行方不明となっています。



拉致事件、捜査の現状】
北朝鮮による拉致事件を巡り、日本の警察はこれまで実行犯や指示役として北朝鮮の元工作員たち合わせて11人を国際手配しています。
拉致には金正日キム・ジョンイル)総書記が掌握していた対外情報調査部と呼ばれる工作機関が組織的に関わっていた疑いが強いと見て捜査を続けています。
このうち、福井県の地村保志さん・富貴恵さん夫妻を拉致した実行犯として元工作員辛光洙シン・グァンス)容疑者が手配されています。
また、大阪府の原 敕晁さんが拉致された事件では、辛容疑者とともに金吉旭(キム・キルウク)容疑者も共犯者として手配されています。
この他、東京都の久米 裕さん拉致事件では金世鎬(キム・セホ)容疑者が、新潟県曽我ひとみさん拉致事件にはキム・ミョンスク容疑者がそれぞれ関わったとして手配されています。
北海道出身の渡辺秀子さんの子供2人の拉致事件では、工作員グループのリーダー格で北朝鮮にいると見られる洪寿恵(ホン・スヘ)こと木下陽子容疑者が手配されています。
新潟県の蓮池 薫さん・祐木子さん夫妻の拉致事件ではチェ・スンチョル容疑者が実行犯として手配されている他、金総書記が掌握していた対外報調査部と呼ばれる北朝鮮の工作機関の幹部であるハン・クムニョン容疑者とキム・ナンジン容疑者が拉致の実行を指示したとして手配されています。
ハン容疑者たちは工作機関で「指導員」と呼ばれる立場で、辛光洙容疑者たちもこの組織の一員だったことがわかっており、警察は北朝鮮が組織的に拉致を実行した疑いが強いと見て捜査を続けています。
よど号ハイジャック事件のメンバーたちも1980年代にヨーロッパで相次いだ3人の日本人拉致に関わった疑いで国際手配されています。
このうち、有本恵子さん拉致事件では魚本公博(安部公博)容疑者が、石岡 亨さんと松木 薫さん拉致事件ではよど号メンバーの妻の森 順子・若林佐喜子両容疑者がそれぞれ手配されています。