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【みんな生きている】崔竜海・金英徹編

《突出する崔竜海・金英徹両氏》

北朝鮮がこれほど短期間に挑発レベルを引き上げたことは金正日キム・ジョンイル)総書記時代にはなかった事態だ。
金正恩キム・ジョンウン)第1書記の経験不足と、助言すべき側近の人事バランスが崩れた影響が背景にあるとの見方が出ている。
「金第1書記は若く、経験が足りず、無謀な行動に出やすい」。これが日・米・韓の専門家の代表的「正恩観」だ。
故・金総書記は金日成(キム・イルソン)主席の後継者として20年にわたり米・中・韓等との駆け引きの現場を肌で感じてきた。対して金第1書記は党や軍での経験もなく、後継者として公式登場したのはわずか2年半前だ。
それを補う意味で金総書記は重厚な側近陣を引き継がせた。筆頭が妹、金敬姫キム・ギョンヒ)氏と夫の張成沢チャン・ソンテク)氏だ。だが、敬姫氏は病気がちでほとんど政務に就かず、No.2とされる張氏は経済策に傾注し、軍務は専ら自らに近い崔竜海(チェ・リョンヘ)朝鮮人民軍総政治局長に任せてきた。
しかし、崔氏も軍経験が浅く、軍内で急に存在感を増したのが金英徹(キム・ヨンチョル)偵察総局長だ。偵察総局は対外工作やテロを担い、金総局長は2010年の哨戒艦撃沈等「2009年以降のほとんどの挑発行為を企画・実行した」(朝鮮半島情報筋)とされる強硬派で知られる。陰の存在のはずの金総局長が休戦協定白紙化を宣言する軍声明を読み上げたり、北朝鮮が公開した作戦会議で金第1書記と同席したりと、軍に占める比重の大きさがうかがえる。
軍トップから昨年、突然更迭された李英鎬(リ・ヨンホ)氏たち金総書記時代からの軍側近の大半は相次ぐ人事改編で姿を消し、崔竜海・金英徹両氏の存在が突出する結果を招いた。
北朝鮮の内情に詳しい消息筋は

「崔氏たちが金総書記の遺訓を盾に核・ミサイル実験等の強硬策を主張すれば誰も異議を挟めない。正恩政権には重しといえる人物がいない危うさがある」

と指摘する。



※「親北勢力は胸に手を当てて考えて欲しい。もし、あなたの子供たちが食べ物に飢えて栄養失調になり、骨だけの痩せ細った体で勉強を諦め、市場のゴミ捨て場を漁っていたら、どんな気持ちになるだろうか。そうせざるを得ない社会に憧れを持つことなど出来るだろうか」
脱北者Aさん。脱北者手記集より)