【みんな生きている】強制収容所調査編

《国連、人工衛星を活用して北朝鮮の強制収容所を調査へ》

北朝鮮の人権問題に関する調査委員会（ＣＯＩ）を作るとした国連が、人工衛星を活用して北朝鮮内部の強制収容所の調査に着手する。
韓国与党・セヌリ党の河泰慶（ハ・テギョン）議員は３月２５日、北朝鮮ＣＯＩ設立を歓迎する記者会見で

「国連はＣＯＩの活動を支援するため、衛星写真の分析機関『ＵＮＯＳＡＴ』のチームを動員し、北朝鮮にある収容所の現況や、脱北者の証言との比較調査を展開する計画」

と語った。
河議員は最近、スイスのジュネーブを訪れ、国連人権高等弁務官事務所（ＯＨＣＨＲ）の関係者から直接こうした計画について話を聞いたという。
２００１年に設立されたＵＮＯＳＡＴは、国連訓練調査研究所（ＵＮＩＴＡＲ）に所属する機関。欧米の人工衛星が撮影した衛星写真を基に、紛争・災害地域の現況を分析し、国連機関を支援する役割を果たす。
ＵＮＯＳＡＴは２００３年のダルフール紛争（スーダン）等、深刻な人権侵害が発生した地域を主に監視してきた。一部の内容はホームページで公開されているが、北朝鮮に関する資料を公開したことはない。
北朝鮮がＣＯＩ調査委員の入国を拒否した場合、調査の実効性が落ちると指摘されているのに対し、河議員は

「シリアも国連の調査団の入国を拒否したが、調査団は周辺国に散らばっているシリア難民を調査し、その結果を基に、ナビ・ピレー国連人権高等弁務官が『シリア内戦の責任者たちを国際刑事裁判所（ＩＣＣ）に起訴すべき』と国連安全保障理事会に求めている」

と語った。



※「親北勢力は胸に手を当てて考えて欲しい。もし、あなたの子供たちが食べ物に飢えて栄養失調になり、骨だけの痩せ細った体で勉強を諦め、市場のゴミ捨て場を漁っていたら、どんな気持ちになるだろうか。そうせざるを得ない社会に憧れを持つことなど出来るだろうか」
（脱北者Ａさん。脱北者手記集より）