無題 - もずの独り言・はてなスポーツ＋物置

寝る前に書くことにタイトルなんか付けない。

今日の大河ドラマ。
「八代将軍吉宗」
「館林どのは、どうじゃ？」
（近衛煕子／草笛光子）
「なりませぬ。館林どのはいったん他家に出られたお方」
（徳川綱條／山本　圭）
これが戦国時代なら、別に松平清武が幕府を相続しても何の問題も無い。
しかし、平和な時代にあってはそれは通じない。
平和な時代に求められるのは能力よりもレジテマシーなのだ。
松平清武は初め越智清武と名乗っていた。父親は甲府宰相・徳川綱重。兄は家宣将軍だ。
清武は当時の甲府徳川家の事情で認知されず、家臣の越智家に押し付けられた。
越智清武が松平清武になったのは兄・家宣が六代将軍になったあとのこと。
八代将軍を決めるにあたり、近衛煕子は徳川吉宗・徳川継友のいずれでも決着がつかない場合の「隠し球」として松平清武の名前を出した。
しかし、レジテマシーを優先する場合、一度よそへ養子に出た人間ではレジテマシーに欠けるのだ。
ただ、この一件は、たとえ上野館林５万石の小大名でもきらりと光ることが出来ることを示している。