【みんな生きている】経済再建編

《北朝鮮「新年の辞」の核心は経済再建》

北朝鮮・朝鮮労働党の機関紙『労働新聞』は１月２日付の社説で、金正恩（キム・ジョンウン）第１書記が前日に発表した「新年の辞」の核心は人民生活の向上に向けた経済の再建だと報じた。
『労働新聞』は「金正恩元帥様の新年の辞を輝かしく実現していくことは、経済強国の建設と人民生活の向上に決定的な転換をもたらすための責任的事業。元帥様は新年の辞で、経済強国の建設は今日の社会主義強盛国家の建設という偉業を進める上で最も重要な課業だとおっしゃった。“宇宙を征服したその精神、その気迫で経済強国建設の転換的局面を開こう”というのが、元帥様が提示した今年の闘争スローガンだ」と強調した。
また、このスローガンには故・金正日（キム・ジョンイル）総書記の「念願」を実現するという金第１書記の「確固たる意志」が反映されていると伝えた。
北朝鮮の立場を代弁する在日本朝鮮人総連合会（朝鮮総連）の機関紙『朝鮮新報』も同日、新年の辞の解説記事で、２０１２年の衛星発射に続く目標は人民が日常生活で実感できる経済の再建だと説明した。



※「親北勢力は胸に手を当てて考えて欲しい。もし、あなたの子供たちが食べ物に飢えて栄養失調になり、骨だけの痩せ細った体で勉強を諦め、市場のゴミ捨て場を漁っていたら、どんな気持ちになるだろうか。そうせざるを得ない社会に憧れを持つことなど出来るだろうか」
（脱北者Ａさん。脱北者手記集より）