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【みんな生きている】平壌ルネサンス編

《飢えた住民そっちのけで進められている「平壌ルネサンス」》

北朝鮮金正恩キム・ジョンウン朝鮮労働党第1書記はこの1年、平壌に故・金日成(キム・イルソン)主席と故・金正日キム・ジョンイル)総書記の偶像化施設やレクレーション施設を集中的に作っている。いわゆる「平壌ルネサンス」事業だ。
北朝鮮は今年4月、平壌を東西に流れる大同江西方の万寿台の丘に、1,000万ドル(約8億3500万円)を投じて金日成金正日父子の銅像(高さ23m)を建立した。さらに銅像から見下ろせる倉田地区に人民劇場(8階建て)、高層マンション(20~45階建て)、子どもデパート等、ランドマークになる大型の建物を作った。また、ヨングァン・ホテルや大同江ホテルの新築工事にも着手した。
金第1書記の特別指示により、屋内・屋外プール双方を備えた文繍水泳場の新築や楽浪ホテルの改築も進んでいる。綾羅島では今年7月、イルカショーの施設、屋外プール、遊具等を建設する第1段階の工事が終わり、現在ではプールに天然の海水を使った「綾羅園」や水族館等、第2段階の工事が行われている。
平壌ルネサンスに投じられた費用は、推定10億ドル(約835億円)を超える。これは北朝鮮の年間予算のおよそ6分の1に相当する金額だ。
北朝鮮に詳しい中国の消息筋は

北朝鮮の高官ですら『金第1書記にはかなり期待していたが、どれも見せ物用で、住民が食べていく問題は放置したまま遊戯施設の建設にばかり気を使っている。金総書記の時代よりも大変』と不平を言っている」

と話した。



※「親北勢力は胸に手を当てて考えて欲しい。もし、あなたの子供たちが食べ物に飢えて栄養失調になり、骨だけの痩せ細った体で勉強を諦め、市場のゴミ捨て場を漁っていたら、どんな気持ちになるだろうか。そうせざるを得ない社会に憧れを持つことなど出来るだろうか」
脱北者Aさん。脱北者手記集より)