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【みんな生きている】藤本健二編

今年7月に北朝鮮金正恩キム・ジョンウン)第1書記と面会し、再び北朝鮮を訪問するため先週から北京に滞在していた日本人男性が、北朝鮮側からビザが発給されなかったため9月15日に帰国しました。
2001年までの13年間、北朝鮮金正日キム・ジョンイル)総書記の専属料理人を務めた藤本健二氏は今年7月、当時交流があった後継者の金第1書記の招きで北朝鮮を訪問し、金第1書記たちと面会しました。
帰国後、「再び北朝鮮を訪れたい」としていた藤本氏は9月7日に日本を出国し、経由地の北京に滞在していましたが、北朝鮮側からビザが発給されず、15日に帰国しました。
藤本氏は7月の面会のあと、金第1書記から「いつ来ても歓迎する」と言われたことや、横田めぐみさんの名前を出して拉致問題の解決や日朝関係改善を求めるメッセージを伝えたことを明らかにしており、今回、北朝鮮側との間でどのようなやりとりが交わされるか注目されていました。
羽田空港で藤本氏は
「今回の訪問日程は日本政府の指示で当初の予定より1週間遅らせたが、それが北朝鮮側に約束を破ったと判断された」
としたうえで、
「前回の面会の時に金第1書記に伝えたメッセージの作成に“日本政府が関わっている”と誤解されたことも理由のようだ」
と話しました。



※「親北勢力は胸に手を当てて考えて欲しい。もし、あなたの子供たちが食べ物に飢えて栄養失調になり、骨だけの痩せ細った体で勉強を諦め、市場のゴミ捨て場を漁っていたら、どんな気持ちになるだろうか。そうせざるを得ない社会に憧れを持つことなど出来るだろうか」
脱北者Aさん。脱北者手記集より)