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【みんな生きている】対北朝鮮制裁決議編/NHK[全国]

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《インチキ遺骨ではなくて、拉致被害者を返せ!国連安保理北朝鮮制裁決議を全会一致で採択》

【3月3日0時20分】
北朝鮮による核実験や事実上の長距離弾道ミサイルの発射を受けて、国連の安全保障理事会は、北朝鮮との資源の取り引きを制限したり、北朝鮮の貨物をすべて検査したりすること等を盛り込んだこれまでで最も厳しい制裁決議を全会一致で採択し、北朝鮮の核開発の阻止につながるのか、注目されます。
安保理では、北朝鮮に対する新たな制裁決議案をまとめるため1か月半にわたってアメリカと中国が水面下の交渉を行い、最終局面でロシアとの調整も続いていました。決議案の採決は2日午前(日本時間の3日未明)に行われ、すべての常任理事国と日本を含む非常任理事国の全会一致で決議は採択されました。
新たな決議は、核兵器や事実上の弾道ミサイルの開発を続ける北朝鮮を強く非難したうえで、各国から北朝鮮への航空燃料の輸出を原則として禁止し、北朝鮮からの石炭や鉄鉱石等の輸入を制限する等、これまでにない分野の制裁が盛り込まれています。
また、これまでは北朝鮮の疑わしい貨物の検査が義務づけられていたのに対し、今後はすべての貨物が検査の対象とされ、北朝鮮の外交官についても、活動を警戒するだけでなく、不正に関わっていれば国外に追放すること等が定められています。
安保理北朝鮮に対する制裁決議が採択されるのは5回目ですが、かつてなく厳しい内容となり、国際社会が決議を着実に実施し、北朝鮮による核開発の阻止につながるのかどうか、注目されます。


■首相「高く評価。国際社会の姿勢示した」

安倍晋三総理大臣は、国連安全保障理事会北朝鮮への制裁決議を採択したことを高く評価したうえで、決議の実効性を確保するため関係国と協力するとともに、拉致、核、ミサイルといった諸懸案の包括的解決に向け全力を尽くすとするコメントを発表しました。
それによりますと、国連安全保障理事会北朝鮮への制裁決議を全会一致で採択したことについて、安倍総理大臣は、

「高く評価する。決議の採択は、わが国をはじめとする各国による独自の措置とあいまって、国際社会の北朝鮮に対する断固たる姿勢を示すものだ」

としています。
そのうえで

「日本政府は北朝鮮に対し、国際社会が繰り返し示している強い警告と非難を真摯(しんし)に受け止め、今般採択された決議をはじめとする一連の安保理決議を誠実かつ完全に実施し、さらなる核実験や弾道ミサイル発射等の挑発行動を行わないよう強く求める」

としています。
そして、安倍総理大臣は

「決議の履行にあたっては、その実効性を確保するため関係国と協力し、毅然として対応していく。日本政府としては、拉致、核、ミサイルといった北朝鮮を巡る諸懸案の包括的解決に向けて『対話と圧力』、『行動対行動』の原則を貫き、国際社会と緊密に連携し、全力を尽くしていく」

としています。


■外相「断固たる姿勢を歓迎」

今回の制裁決議の採択を受けて岸田文雄外務大臣は、談話を発表し、

「日本をはじめとする各国による独自の措置とあいまって、国際社会が一致して北朝鮮に対する断固たる姿勢を示すものとして歓迎する。日本としては、決議の実効性を確保するため、他の国連加盟国とも緊密に連携し適切に対応していく考えだ」

としています。
また、岸田大臣は、北朝鮮が調査の全面的な中止を発表した拉致問題への対応について、

「『対話と圧力』、『行動対行動』という一貫した方針のもと、解決に向けた対話を継続し、1日も早いすべての拉致被害者の帰国を実現すべく、全力を尽くしていく」

としています。


■日本の国連大使北朝鮮は政策転換を」

アメリカとともに北朝鮮に対して強い制裁を求めてきた日本の吉川元偉国連大使は決議の採択後、日本メディアの取材に応じ、決議を高く評価したうえで、

「ヒト、モノ、カネについて、かなり広範な包囲網ができたことによって、北朝鮮はこれから核やミサイル開発を続けていくための外貨の確保がこれまで以上に難しくなると予想される」

と指摘しました。
そのうえで、

北朝鮮が重要視しなければならないのは、国民の生活のレベルを上げ、安全に自由な環境で暮らせるようにすることだ。指導者は国民のことを考えて政策を行うべきで、核兵器の開発やミサイルの発射を行うような余裕は全くないと思う」

と述べ、北朝鮮に対して、国際社会の声に耳を傾け、政策を転換するよう求めました。


アメリカ大統領「国際社会の結束した対応」

国連安全保障理事会北朝鮮に対する新たな制裁決議が全会一致で採択されたことを受けて、アメリカのバラク・オバマ(Barack Hussein Obama II)大統領は2日、声明を発表し、

北朝鮮大量破壊兵器の開発を進めるのを止めるため、強力な制裁を科す決議だ。北朝鮮の挑発行為に対する国際社会の結束した対応だ」

と歓迎しました。
そのうえで

「国際社会は声をひとつにして、『北朝鮮は危険な計画を放棄し、よりよい道を選ぶべきだ』というメッセージを送った」

として、北朝鮮に核開発を断念するよう求めました。


アメリ国連大使「非核化への対話に応じるよう望む」

国連安保理北朝鮮に対する新たな制裁決議が全会一致で採択されたことを受けて、決議案をまとめたアメリカのサマンサ・パワー(Samantha Power)国連大使は、

北朝鮮はみずからの国民生活を犠牲にして核兵器やミサイルの開発に突き進んできた。新たな決議は、北朝鮮による核開発を阻止するため、過去のどの決議にもない厳しい制裁を含んでいる。この決議によって北朝鮮が核開発を断念し、朝鮮半島の非核化に向けた対話に応じることを望む」

と述べて決議の意義を強調しました。また、決議案をまとめるにあたって、北朝鮮の核開発の脅威を共有する日本、韓国、中国の協力を得たとして、とりわけ当初制裁に消極的とされた中国については、

「中国のリーダーシップに感謝する」

と述べ、対応を評価しました。


■イギリス外相「すべての国が実行を」

国連安保理北朝鮮に対する新たな制裁決議が採択されたことについて、イギリスのフィリップ・ハモンド(Philip Hammond)外相は、

「決議により、北朝鮮の不法な核開発により厳しく対処できることになる。すべての国が今こそ実行に移さなければならない」

と制裁の速やかな実行を呼びかけました。
そのうえで北朝鮮に対し、

「挑発をやめて国際社会との対話に乗り出さなくてはならない。国民生活よりも核やミサイルの開発を優先させ続けるのなら、さらなる孤立と安保理の制裁に直面するだろう」

と警告しました。


■中国国連大使「国際社会の強い懸念示すもの」

国連安保理北朝鮮に対する新たな制裁決議が採択されたことを受けて、当初、制裁に慎重でありながら最終的に賛成した中国の劉結一国連大使

「今回の決議は北朝鮮による核開発への国際社会の強い懸念を示すものだ」

と述べ、中国としても北朝鮮の核開発を容認しないとの立場を改めて示しました。
その一方で、劉大使は

「制裁は最終目的ではなく、事態の解決はあくまでも対話を通じて達成されるべきだ」

と述べて、制裁を支持しながらも各国に対し、6か国協議等を通じた北朝鮮との対話を再開するよう求めました。
さらに劉大使は

「中国は朝鮮半島の隣人として平和的な手段による朝鮮半島の非核化に向け各国と協力していく。そのためにも緊張を高めないことが必要で、アメリカの最新の迎撃ミサイルシステムの韓国への配備に反対する」

と述べました。


■ロシア国連大使「個別制裁に懸念」

米・中主導による交渉に反発し、最終局面で決議の速やかな採択に難色を示したロシアのヴィタリー・チュルキン(Vitalii Ivanovich Churkin)国連大使は、今回の決議に賛成した一方で、

「今回採択された決議が北朝鮮の経済活動を完全に止めることに使われてはならない」

と述べました。
そのうえで、

「各国が北朝鮮に対して拙速に個別に制裁を打ち出したことを懸念している。そうした対応は、北朝鮮の人々に対し、人道的に非常に深刻な結果をもたらしかねない」

と述べ、一国に科す制裁は、安保理各国が参加して、より公正に交渉が行われるべきだとクギを刺しました。
そして、

「今回の制裁は非常に厳しいものだが、北朝鮮が6か国協議に復帰することの可能性を残したものだ」

と述べ、制裁が北朝鮮に対し、交渉への復帰を促すものになることに期待を示しました。


■韓国「歓迎し支持する」

国連安保理北朝鮮に対する新たな制裁決議が採択されたことを受けて、韓国外務省は政府声明を発表し、

「かつてなく強力な制裁決議を全会一致で採択したことを全面的に歓迎し、支持する」

と評価しました。
そのうえで、

「韓国政府は今後、北が核開発を完全、かつ、検証可能、不可逆的な形で放棄するよう、国際社会との連携を強化していく」

として、各国とともに北朝鮮への圧力を強める姿勢を強調しました。
そして、北朝鮮に対し、

「決議に含まれた、国際社会の要求を受け入れて一日も早く非核化の道を進まねばならず、再び挑発を強行するならば、より一層深刻な結果に直面することになる」

と厳しく警告しました。


■韓国国連大使「核開発断念させるためのもの」

国連安保理北朝鮮に対する新たな制裁決議が採択されたことを受けて、韓国の呉俊(オ・ジュン)国連大使は、

北朝鮮の市民が貧困や人権侵害に苦しむなか、核兵器やミサイルの開発が続けられているのは本当に嘆かわしい。今回の決議は市民生活を圧迫することなく核開発を断念させるためのものだ。北朝鮮の指導部に対し、なぜ核が必要なのか、なぜ放棄しないのかと問いただしたい」

と述べ、北朝鮮に核開発を放棄するよう改めて求めました。


北朝鮮代表部「いかなる違法な決議も認めない」

北朝鮮による核実験や事実上の長距離弾道ミサイルの発射を受けて、国連の安全保障理事会で制裁決議が採択されるのを前に国連本部に近い国連北朝鮮代表部では2日午前、チャ・ソンナム国連大使たち幹部が次々と出勤しました。幹部たちは、決議や制裁への対応をただすNHKの質問に応じないまま代表部のある建物に入りましたが、広報を担当する書記官は、「コメントすることはなにもない。我々は、国連安保理によるいかなる違法な決議も認めない」と話していました。



■政府拉致問題HP
http://www.rachi.go.jp/
警察庁HP
http://www.npa.go.jp/
■国連HP
http://www.unic.or.jp/
■国連日本政府代表部HP
http://www.un.emb-japan.go.jp/jp/
救う会全国協議会HP
http://www.sukuukai.jp/
特定失踪者問題調査会HP
http://www.chosa-kai.jp/
北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会HP
http://hrnk.trycomp.net/
■特定失踪者・北朝鮮人権ネットワークfacebook
http://www.facebook.com/nknet2015



※「白い翼でも黒い翼でも、赤い翼でも青い翼でも、何でも結構なんで、帰って来られる翼をめぐみに与えてほしい」
横田早紀江さん。拉致被害者横田めぐみさんの母)
※「正義は必ず勝つ、と私は信じていますので、あとしばらくお力をお貸しください」
(横田哲也さん。拉致被害者横田めぐみさんの弟)