もずの独り言・はてなスポーツ+物置

半蔵ともず、はてなでも独り言です。

【みんな生きている】山谷えり子編《寺越昭二さん・安達俊之さん》/NHK[石川]

イメージ 1

《インチキ遺骨ではなくて、拉致被害者を返せ!家族ら山谷前拉致問題担当相と面会》

北朝鮮が、拉致被害者などの日本人行方不明者の調査を全面的に中止すると発表したことに抗議の声が上がるなか、2月27日、石川県内の特定失踪者の家族たちが金沢市山谷えり子・前拉致問題担当大臣と面会し、拉致問題の早期解決を求める要請文を手渡しました。
27日は

▽昭和38年に志賀町から日本海に漁に出たまま行方が分からなくなった寺越昭二さんの長男・昭男さんと、次男・北野政男さん
▽昭和56年に白山市で行方不明になった特定失踪者の安達俊之さんの母親・道子さんたち

金沢市山谷えり子・前拉致問題担当大臣と面会しました。
この中で家族たちは、

拉致問題が置き去りにならないよう、北朝鮮に強い圧力をかけ、拉致被害者の返還と真相究明を行ってほしい」

と訴え、早期解決を求める要請文を手渡しました。
これに対し、山谷前大臣は

「解決に向けて方策を話し合い、一日も早く皆さんを取り戻せるようしっかりと取り組みたい」

と述べた上で、政府が国連等の場で核やミサイルだけでなく、拉致問題も含めての解決を求めていることに触れ、理解を求めました。
面会の後、山谷前大臣は

「家族の時間を取り戻したいという涙ながらの訴えに、胸がえぐられるような思いだ。拉致、核、ミサイルと一体として解決できるよう国際社会の場でも、日本が主導的な役割を果たしたい」

と述べました。

■政府拉致問題HP
http://www.rachi.go.jp/
警察庁HP
http://www.npa.go.jp/
石川県警HP
http://www2.police.pref.ishikawa.lg.jp/
救う会全国協議会HP
http://www.sukuukai.jp/
特定失踪者問題調査会HP
http://www.chosa-kai.jp/
北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会HP
http://hrnk.trycomp.net/
■特定失踪者・北朝鮮人権ネットワークfacebook
http://www.facebook.com/nknet2015



石川県警公開特定失踪者・寺越昭二さんについて》
◆氏名:寺越 昭二
(てらこししょうじ)
◆当時の年齢:36歳
◆当時の住所:石川県羽咋郡志賀町
◆当時の職業:漁業
◆身長:170cm

【失踪状況】
昭和38年5月11日、高浜港から弟・外雄さんらとともに出港。
翌朝、船体が破壊して浸水した漁船が無人の状態で発見されています。
石川県警HP
http://www2.police.pref.ishikawa.lg.jp/
救う会兵庫HP
http://www.sukuukai078.net/04.html

石川県警公開特定失踪者・寺越外雄さんについて》
◆氏名:寺越 外雄
(てらこしそとお)
◆当時の年齢:24歳
◆当時の住所:石川県羽咋郡志賀町
◆当時の職業:漁業
◆身長:170cm

【失踪状況】
昭和38年5月11日、高浜港から兄・昭二さんらとともに出港。
翌朝、船体が破壊して浸水した漁船が無人の状態で発見されています。
石川県警HP
http://www2.police.pref.ishikawa.lg.jp/
救う会兵庫HP
http://www.sukuukai078.net/04.html

◆昭和52(1977)年9月19日
宇出津(うしつ)事件
被害者:久米 裕さん(拉致被害時52歳)
石川県宇出津海岸付近にて失踪。
北朝鮮側は、久米さんの入境を完全否認している。
捜査当局は主犯格である北朝鮮工作員、金世鎬(キム・セホ)について、平成15年1月逮捕状の発付を得て国際手配しており、政府として北朝鮮側に身柄の引渡しを要求している。
平成18年2月の日・朝包括並行協議では、北朝鮮側は、金世鎬について「かかる人物は承知していない」としつつ、我が方からの関連情報提供を前提に、同人特定のための調査を行う旨回答している。
石川県警HP
http://www2.police.pref.ishikawa.lg.jp/

《特定失踪者・安達俊之さんについて》
◆氏名:安達 俊之
(あだちとしゆき)
◆失踪年月日:昭和56(1981)年6月20日
◆生年月日:昭和38(1963)年1月16日
◆性別:男
◆当時の年齢:18歳
◆当時の住所:石川県白山市
◆当時の身分:会社員(金沢国際ホテル)
◆身長:168cm
◆特徴:中肉中背
◆失踪場所:石川県石川郡鶴来町の友人宅を出てから

【失踪状況】
失踪当日、車で母親を歯医者に送りそのまま出勤。午後6時頃、同僚の女性とともに友人宅を訪れるが、友人は不在で家人が対応。
その後午後7時~7時半の間、別の友人が白山町交差点で助手席に女性を乗せている俊之さんの車とすれ違ったのが最後の目撃情報。
その日は帰ってこなかったが、それまでも2~3日家を留守にすることがあったので両親も特段気にとめなかったが、22日か23日に勤務先から無断欠勤しているという連絡があって失踪に気づいた。
通帳も印鑑も持たず、まとまった金銭も持っていない。自動車も見つかっていない。
28日夕方、自宅に電話があり、「俊之つかまっているよ」との内容。幼い女の子のようなたどたどしい言葉だった。
その10分後にも無言電話があった。

《特定失踪者・七條 一さんについて》
◆氏名:七條 一
(しちじょうはじめ)
◆失踪年月日:昭和45(1970)年2月10日
◆生年月日:昭和23(1948)年8月22日
◆性別:男
◆当時の年齢:21歳
◆当時の住所:東京都杉並区方南町1-24-12 三枝アパート
◆当時の身分:明治大学政経学部政治学科3年生
◆身長:165cm
◆靴のサイズ:24.5cm
◆特徴:
1)中肉中背
2)右利き
3)眼鏡着用
4)盲腸の手術痕あり
◆失踪場所:石川県金沢市

【失踪状況】
北陸方面を旅行。
8日に能登を回って西宮市の母の実家に立ちより、徳島に帰る予定で、金沢市ユースホステルを出発し、輪島市で宿泊。
9日「能登を回ってバスが遅れ、大阪行きの汽車に遅れた」と同じ金沢市ユースホステルに再度宿泊。
10日朝出発し、以後消息不明。
「雪が降っていたので兼六園の雪景色を見てくると言って10センチ位積もった雪の上を堤防の方に向かって歩いて行った」という証言と「東尋坊永平寺に回ると言って宿を出る」という証言がある。
2月10日は夕方のフェリーで西宮市の母の実家から祖父母を徳島に連れて帰り、翌日行われる法要に出席する約束をしていた。
事前に東京の下宿から西宮の母の実家に法要出席のための背広を送ってあった。
北朝鮮にいるとの不確定情報がある。
■警視庁HP
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp
石川県警HP
http://www2.police.pref.ishikawa.lg.jp/
兵庫県警HP
http://www.police.pref.hyogo.lg.jp/
徳島県警HP
http://www.police.pref.tokushima.jp/

《特定失踪者・明石靖彦さんについて》
◆氏名:明石 靖彦
(あかいしやすひこ)
◆失踪年月日:昭和50(1975)年5月18日
◆生年月日:昭和35(1960)年6月1日
◆性別:男
◆当時の年齢:14歳
◆当時の住所:石川県珠洲市蛸島
◆当時の身分:中学3年生
◆身長:165cmくらい
◆体重:55kgくらい
◆血液型:B型
◆失踪場所:石川県珠洲市蛸島町鉢ヶ崎海水浴場付近

【失踪状況】
朝、「すぐ帰る」と言って自転車で出たまま帰宅せず。
鉢ヶ崎海水浴場付近で自転車が発見され、沖合にボートが浮いていてその中に靖彦さんの草履と靴下があった。
ボートは倉庫に保管されていたもの。
■警視庁HP
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp

【荒木和博・特定失踪者問題調査会代表による明石靖彦さん失踪事件の解説】
北朝鮮の拉致を疑わせる事案には度々変な遺留品が登場します。例えば昭和50年(1975)に失踪した明石靖彦さんのケース。失踪後海上で発見されたボートの中に本人の遺留品がありました。
当時町内会長で捜索に当たった方からお話しを伺いましたが、ボートの中には本人の草履と海水パンツがあったとのこと。前の記録は草履と靴下だったので、他の証言と合わせ明石さんの件については他のことも含め今回入手した情報とこれまであった情報を突き合わせなければなりませんが、海水パンツだったとすれば5月18日の能登で海水浴をするはずもなく、海水パンツを脱いで海に飛び込むとも思えません。最初の情報の靴下だったとしても靴下を履いた上に草履を履くとも思えません。どちらにしても不自然です。
これらは本人が海難事故で死亡したことを偽装するためのものである可能性があります。山本美保さんや秋田美輪さんの海岸に落ちていたバッグも本人が自殺したように見せかけるものでしょう。
しかし、何か頓珍漢なところが北朝鮮のやることです。「いちおうマニュアルでは『偽装工作をせよ』と書いてあるが、何人拉致しても何もしてこないんだから、とりあえず何か置いとけば良いだろう」といういいかげんなやり方だったのではないか。そんな気がしてしかたありません。



拉致事件、捜査の現状】
北朝鮮による拉致事件を巡り、日本の警察はこれまで実行犯や指示役として北朝鮮の元工作員たち合わせて11人を国際手配しています。
拉致には金正日キム・ジョンイル)総書記が掌握していた対外情報調査部と呼ばれる工作機関が組織的に関わっていた疑いが強いと見て捜査を続けています。
このうち、福井県の地村保志さん・富貴恵さん夫妻を拉致した実行犯として元工作員辛光洙シン・グァンス)容疑者が手配されています。
また、大阪府の原 敕晁さんが拉致された事件では、辛容疑者とともに金吉旭(キム・キルウク)容疑者も共犯者として手配されています。
この他、東京都の久米 裕さん拉致事件では金世鎬(キム・セホ)容疑者が、新潟県曽我ひとみさん拉致事件にはキム・ミョンスク容疑者がそれぞれ関わったとして手配されています。
北海道出身の渡辺秀子さんの子供2人の拉致事件では、工作員グループのリーダー格で北朝鮮にいると見られる洪寿恵(ホン・スヘ)こと木下陽子容疑者が手配されています。
新潟県の蓮池 薫さん・祐木子さん夫妻の拉致事件ではチェ・スンチョル容疑者が実行犯として手配されている他、金総書記が掌握していた対外報調査部と呼ばれる北朝鮮の工作機関の幹部であるハン・クムニョン容疑者とキム・ナンジン容疑者が拉致の実行を指示したとして手配されています。
ハン容疑者たちは工作機関で「指導員」と呼ばれる立場で、辛光洙容疑者たちもこの組織の一員だったことがわかっており、警察は北朝鮮が組織的に拉致を実行した疑いが強いと見て捜査を続けています。
よど号ハイジャック事件のメンバーたちも1980年代にヨーロッパで相次いだ3人の日本人拉致に関わった疑いで国際手配されています。
このうち、有本恵子さん拉致事件では魚本公博(安部公博)容疑者が、石岡 亨さんと松木 薫さん拉致事件ではよど号メンバーの妻の森 順子・若林佐喜子両容疑者がそれぞれ手配されています。