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【みんな生きている】日・朝交渉おさらい編/NHK[全国]

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《インチキ遺骨ではなくて、拉致被害者を返せ!拉致問題巡る日本と北朝鮮の動き》

【2月13日7時16分】
北朝鮮は、拉致被害者を含む日本人行方不明者の調査の全面的な中止と、特別調査委員会の解体を一方的に発表しました。拉致問題を巡る日本と北朝鮮の動きをまとめました。


ストックホルム協議

一昨年の5月に、スウェーデンストックホルムで開かれた協議で、北朝鮮側は「拉致問題は解決済み」としてきた従来の立場を改め、拉致被害者を含む日本人行方不明者の全面的な調査を行うことを約束しました。


■北京協議

一昨年7月、北朝鮮側は、調査にあたる「特別調査委員会」について、

▽最高指導機関と位置づけられている国防委員会から、すべての機関を調査することができる特別の権限が与えられていること
▽メンバーには、秘密警察にあたる「国家安全保衛部」の幹部が含まれていること等を説明しました。


■制裁措置の一部解除決定

これを受けて、日本政府は、実効性のある調査が行われると判断。7月4日、北朝鮮が調査を開始したのにあわせて、日本独自の制裁措置のうち、人の往来に関する規制等一部を解除しました。


■初回の報告延期の連絡

北朝鮮は、最初の報告の時期を、夏の終わりから秋の初め頃としていました。ところが、北朝鮮は一昨年9月、北京の大使館ルートを通じて、「調査は全体で1年程度を目標としており、現在はまだ初期段階にある」等と連絡してきました。


瀋陽協議

政府が「北朝鮮の考えをただす必要がある」として臨んだ中国・瀋陽での協議。北朝鮮側は、調査の詳細な現状は、平壌で、特別調査委員会のメンバーから聞いてほしいと説明しました。


平壌協議

政府は、一昨年10月末に、平壌に外務省の伊原純一アジア大洋州局長たち日本政府の代表団を派遣。特別調査委員会の徐大河(ソ・テハ)委員長たちと会談しました。玄関に金色の看板が掲げられた2階建ての建物で、伊原局長たちは2日間、およそ10時間にわたって協議し、拉致問題が最重要課題だという日本の立場を伝えました。しかし、北朝鮮側は「過去の調査結果にこだわらず、新しい角度からくまなく調査を深めていく」とする一方で、最初の報告の時期等は示しませんでした。


■独自制裁の延長決定

政府は、このあとも、北京の大使館ルート等を通じて、北朝鮮側に速やかにかつ正直に結果を報告するよう求めてきましたが、回答はありませんでした。こうした状況を踏まえ、日本政府は、去年3月、日本独自の制裁措置のうち、輸出入の全面禁止と人道目的を除く北朝鮮籍船舶の入港禁止の措置を2年間、延長することを決定しました。


北朝鮮が調査延期を連絡

北朝鮮は、拉致被害者らの調査を開始してから1年となるのを前に、北京の大使館ルートを通じて日本政府に、「すべての日本人に関する包括的調査を誠実に行ってきたが、今しばらく時間がかかる」と連絡してきました。


■日・朝外相会談

これに対し、岸田文雄外務大臣は去年8月、マレーシアで、北朝鮮のリ・スヨン外相と会談し、拉致被害者等の調査結果の速やかな報告を求める日本の立場を、金正恩キム・ジョンウン)第1書記に直接、伝えるよう求めました。


■日本の独自制裁の強化

しかし、北朝鮮は、1月6日に核実験を行い、2月7日には、事実上の長距離弾道ミサイルを発射。これを受けて、日本政府は2月10日、NSC=国家安全保障会議の閣僚会合を開き、人の往来の規制の強化等、日本独自の制裁措置を決めました。

■政府拉致問題HP
http://www.rachi.go.jp/
警察庁HP
http://www.npa.go.jp/
救う会全国協議会HP
http://www.sukuukai.jp/
特定失踪者問題調査会HP
http://www.chosa-kai.jp/
北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会HP
http://hrnk.trycomp.net/
■特定失踪者・北朝鮮人権ネットワークfacebook
http://www.facebook.com/nknet2015



◆昭和53(1978)年6月頃
李恩恵(リ・ウネ)拉致容疑事案
被害者:田口八重子さん(拉致被害時22歳)
昭和62年11月の大韓航空機(KAL)爆破事件で有罪判決を受けた元北朝鮮諜報員金賢姫(キム・ヒョンヒ)氏は「李恩恵(リ・ウネ)」という女性から日本人の振る舞い方を学んだと主張している。この李恩恵は行方不明となった田口さんと同一人物と考えられる。
北朝鮮側は、田口さんは1984(昭和59)年に原 敕晁さんと結婚し、1986(昭和61)年の原さんの病死後すぐに自動車事故で死亡したとしているが、これを裏付ける資料等の提供はなされていない。
平成21年3月、金賢姫氏と飯塚家との面会において、金氏より田口さんの安否にかかる重要な参考情報(注)が新たに得られたことから、現在、同情報についての確認作業を進めている。
(注)金氏の発言:「87年1月にマカオから帰ってきて、2月か3月頃、運転手から田口さんがどこか知らないところに連れて行かれたと聞いた。86年に一人暮らしの被害者を結婚させたと聞いたので、田口さんもどこかに行って結婚したのだと思った」

※「八重子さんが北朝鮮南浦港に着いたとき、女性通訳に“私には子供が二人いて、どうしても日本に帰らなくてはならないので、返してほしい”と何回も言ってお願いしたそうです。八重ちゃんの思いは最初から最後まで子供のことでいっぱいでしたし、今でも間違い無く“今、彩ちゃんはいくつになって、耕ちゃんはいくつになった”と毎年計算して、どんな大人になったか知りたがっているはずです。すごく会いたがっていると思います」
拉致被害者・地村富貴恵さんの証言)
■埼玉県警HP
http://www.police.pref.saitama.lg.jp/
救う会埼玉HP
http://sukuukai.gozaru.jp/
拉致問題を考える川口の会HP
http://kawaguchi.aikotoba.jp/list.htm

◆昭和53(1978)年6月頃
元飲食店店員拉致容疑事案
被害者:田中 実さん(拉致被害時28歳)
欧州に向け出国したあと失踪。
平成14年10月にクアラルンプールで行われた日・朝国交正常化交渉第12回本会談及び平成16年に計3回行われた日・朝実務者協議において我が方から北朝鮮側に情報提供を求めたが、第3回協議において北朝鮮側より北朝鮮に入境したことは確認できなかった旨回答があった。
平成17年4月に田中 実さんが拉致認定されて以降、政府は北朝鮮側に対し即時帰国及び事案に関する真相究明を求めてきているが、これまでに回答はない。
兵庫県警HP
http://www.police.pref.hyogo.lg.jp/
救う会兵庫HP
http://www.sukuukai078.net/04.html

《特定失踪者・藤田 進さんについて》
※国連人権理事会が調査要請を受理した事案
◆氏名:藤田 進
(ふじたすすむ)
◆失踪年月日:昭和51(1976)年2月7日
◆生年月日:昭和31(1956)年6月16日
◆性別:男
◆当時の年齢:19歳
◆当時の住所:埼玉県川口市南町
◆当時の身分:東京学芸大学教育学部1年生
◆特徴:
1)家ではあまりしゃべらないタイプ
2)ギターがうまかった
◆失踪場所:埼玉県川口市の自宅

【失踪状況】
失踪当日6:30~7:00頃、以前から言っていた新宿のガードマンのバイトに行くといって服を持って家を出たまま帰らず。
後に新宿にある全ての警備会社に電話で問い合わせたが該当者はいなかった。
脱北者北朝鮮から持ち出した写真が鑑定の結果、藤田 進さんである可能性が極めて高いことが判明。
平成16年1月28日、埼玉県警に告発状提出。
■埼玉県警HP
http://www.police.pref.saitama.lg.jp/
救う会埼玉HP
http://sukuukai.gozaru.jp/
拉致問題を考える川口の会HP
http://kawaguchi.aikotoba.jp/list.htm



拉致事件、捜査の現状】
北朝鮮による拉致事件を巡り、日本の警察はこれまで実行犯や指示役として北朝鮮の元工作員たち合わせて11人を国際手配しています。
拉致には金正日キム・ジョンイル)総書記が掌握していた対外情報調査部と呼ばれる工作機関が組織的に関わっていた疑いが強いと見て捜査を続けています。
このうち、福井県の地村保志さん・富貴恵さん夫妻を拉致した実行犯として元工作員辛光洙シン・グァンス)容疑者が手配されています。
また、大阪府の原 敕晁さんが拉致された事件では、辛容疑者とともに金吉旭(キム・キルウク)容疑者も共犯者として手配されています。
この他、東京都の久米 裕さん拉致事件では金世鎬(キム・セホ)容疑者が、新潟県曽我ひとみさん拉致事件にはキム・ミョンスク容疑者がそれぞれ関わったとして手配されています。
北海道出身の渡辺秀子さんの子供2人の拉致事件では、工作員グループのリーダー格で北朝鮮にいると見られる洪寿恵(ホン・スヘ)こと木下陽子容疑者が手配されています。
新潟県の蓮池 薫さん・祐木子さん夫妻の拉致事件ではチェ・スンチョル容疑者が実行犯として手配されている他、金総書記が掌握していた対外報調査部と呼ばれる北朝鮮の工作機関の幹部であるハン・クムニョン容疑者とキム・ナンジン容疑者が拉致の実行を指示したとして手配されています。
ハン容疑者たちは工作機関で「指導員」と呼ばれる立場で、辛光洙容疑者たちもこの組織の一員だったことがわかっており、警察は北朝鮮が組織的に拉致を実行した疑いが強いと見て捜査を続けています。
よど号ハイジャック事件のメンバーたちも1980年代にヨーロッパで相次いだ3人の日本人拉致に関わった疑いで国際手配されています。
このうち、有本恵子さん拉致事件では魚本公博(安部公博)容疑者が、石岡 亨さんと松木 薫さん拉致事件ではよど号メンバーの妻の森 順子・若林佐喜子両容疑者がそれぞれ手配されています。