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【みんな生きている】ふるさとの風・しおかぜ合同収録編[イイノホール]/産経新聞

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《インチキ遺骨ではなくて、拉致被害者を返せ!北朝鮮拉致 短波ラジオ「しおかぜ」で拉致問題解決を歌うミュージシャンの思い》

北朝鮮人権侵害問題啓発週間(12月10~16日)に合わせ、北朝鮮向け短波ラジオ放送の公開収録が12月12日、東京都千代田区イイノホールで行われた。政府が運営する短波ラジオ放送「ふるさとの風」と、拉致問題を調べている特定失踪者問題調査会が運営する「しおかぜ」の2放送局が実施。番組内ではコンサートが行われ、拉致被害者の救出運動に取り組むミュージシャンが出演し、被害者早期帰国を願う思いを音に乗せて今も北朝鮮でとらわれの身となっている被害者に届けた。


■「おなかを痛めた子ですもの」 歌詞に込めた母の思い

「自分の家族が、身近な人が、大切な人がいなくなってしまっている。その現実を国民全員が共有して、その思いが八重に重なって、それが波になって解決に向かってほしいと考えて作った」
「八重波」を歌ったフミヱイツさんは曲に込めた思いをそう語った。団体、個人の計7アーティストが参加したコンサート。それぞれのアーティストが拉致被害者、被害者家族を思う曲を披露した。
「だっておなかを痛めた子ですもの」という歌詞で拉致被害者の母の気持ちをつづった「愛しき子よ」を歌ったのは、サネヨシさん。被害者の生存を信じ、取り戻すという決意を込めた曲を熱唱した後、

「日本を取り戻すというじゃないですか。何を取り戻すのかって、第一は北朝鮮拉致被害者です。そう思っています」

と話した。


■「この歌早く歌わなくていいように」

オリコンのデイリーチャートで初登場7位を獲得した「空と海の向こう」を披露した山口采希(やまぐち・あやき)さんは平成生まれ。

「初めて拉致問題を知ったときに、それまで知らなかった自分をすごく悔やんで、ミュージシャンとして何かできることはないかと考えたときに、多くの人に拉致問題を知っていただき、思いを抱いていただくことを伝えることができたらとこの曲を作りました」

と曲に込めた思いを紹介した。
収益は被害者の家族会に寄付された曲。山口さんは歌の終わり、会場に向けてこう呼びかけた。
「必ず、必ず迎えにいきます。皆さんと心を一つにして、多くの皆さんと思いを共有しながら、さらわれた人を取り返す。本当にただそれだけです。早く家族の元に返してあげたいんです。温かい家族の元に。絶対にあきらめない、その思いで、これからもしっかり伝えていきます。そしてこの歌を早く歌わない日がくるように」


■「音楽通じて関心を」

コンサート終了後には、各出演者が拉致被害者救出に込めた思いを語った。
「時を超えた恋文」を披露したsayaさんは

「私は歌い手なので、歌を通して励ましたりとか、日本語の響きが安らぎになることもあると思って、きょうは活動をさせていただいた」

と話し、こう続けた。

「正直に申し上げますと、こういうことをやっている場合ではなくて、家族がまだ生きているうちに返してもらわないと、それは祖国に帰るということにならないと思うんです。一刻も早く、安倍政権には本当に期待しているのでがんばってやってほしいと思います」

弦楽四重奏モーツァルトの「ディベルティメント」などを披露した東京芸大山田香子さんは

「私たちは音楽をやっているので、音楽の力を通して国民の皆さんに拉致問題のことを少しでも関心を持っていただいて、一刻も早い被害者の方々の帰国がなされればいいと思います」

と話した。
「希望の光、届け海を越えて」と題して行われた今回の収録。被害者の帰国はなかなか実現しないが、決して奪還をあきらめない気持ちが音楽を通じて、北朝鮮に発信された。

※写真は山口采希さん

■政府拉致問題HP
http://www.rachi.go.jp/
警察庁HP
http://www.npa.go.jp/
救う会全国協議会HP
http://www.sukuukai.jp/
特定失踪者問題調査会HP
http://www.chosa-kai.jp/
北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会HP
http://hrnk.trycomp.net/
■特定失踪者・北朝鮮人権ネットワークfacebook
http://www.facebook.com/nknet2015



◆昭和53(1978)年6月頃
元飲食店店員拉致容疑事案
被害者:田中 実さん(拉致被害時28歳)
欧州に向け出国したあと失踪。
平成14年10月にクアラルンプールで行われた日・朝国交正常化交渉第12回本会談及び平成16年に計3回行われた日・朝実務者協議において我が方から北朝鮮側に情報提供を求めたが、第3回協議において北朝鮮側より北朝鮮に入境したことは確認できなかった旨回答があった。
平成17年4月に田中 実さんが拉致認定されて以降、政府は北朝鮮側に対し即時帰国及び事案に関する真相究明を求めてきているが、これまでに回答はない。
兵庫県警HP
http://www.police.pref.hyogo.lg.jp/
救う会兵庫HP
http://www.sukuukai078.net/04.html

《特定失踪者・金田竜光さんについて》
◆氏名:金田 竜光
(かねだたつみつ)
◆失踪年月日:昭和54(1979)年ごろ
◆生年月日:昭和27(1952)年
◆性別:男
◆当時の年齢:26歳
◆当時の住所:兵庫県神戸市東灘区青木
◆当時の身分:ラーメン店店員
◆身長:180cm
◆失踪場所:神戸市東灘区

【失踪状況】
金田さんは韓国籍
田中 実さん(昭和53年に拉致)と同じ施設で育った。
昭和52年ごろ、田中 実さん拉致実行犯・韓竜大(ハン・ヨンデ)が経営するラーメン店「来大」に就職。昭和53年に田中 実さんを「来大」に紹介し、ともに働く。同年、韓竜大の誘いにより、田中 実さんがオーストリア・ウィーンに出国。
半年ほどして、田中 実さんが差出人になっているオーストリアからの国際郵便を受け取る。その内容は「オーストリアはいいところであり、仕事もあるのでこちらに来ないか」との誘いであった。
田中さんの誘いを受け、打ちあわせと言って東京に向かったが、以後一切連絡がなく、行方不明となる。
連絡がないことを不思議に思った友人が、この間の事情を知る韓竜大に再三説明を求めたが、「知らない」と繰り返す。
その後失踪した2人を知る友人たちの間で「2人は北朝鮮にいる」との噂が広まり、韓竜大に近づく者がいなかった。
救う会兵庫」は平成14年10月に韓竜大、15年7月にその共犯である曹廷楽(チョ・ジョンガリ)についての告発状を兵庫県警に提出している。
兵庫県警HP
http://www.police.pref.hyogo.lg.jp/
救う会兵庫HP
http://www.sukuukai078.net/04.html

《特定失踪者・藤田 進さんについて》
※国連人権理事会が調査要請を受理した事案
◆氏名:藤田 進
(ふじたすすむ)
◆失踪年月日:昭和51(1976)年2月7日
◆生年月日:昭和31(1956)年6月16日
◆性別:男
◆当時の年齢:19歳
◆当時の住所:埼玉県川口市南町
◆当時の身分:東京学芸大学教育学部1年生
◆特徴:
1)家ではあまりしゃべらないタイプ
2)ギターがうまかった
◆失踪場所:埼玉県川口市の自宅

【失踪状況】
失踪当日6:30~7:00頃、以前から言っていた新宿のガードマンのバイトに行くといって服を持って家を出たまま帰らず。
後に新宿にある全ての警備会社に電話で問い合わせたが該当者はいなかった。
脱北者北朝鮮から持ち出した写真が鑑定の結果、藤田 進さんである可能性が極めて高いことが判明。
平成16年1月28日、埼玉県警に告発状提出。
■埼玉県警HP
http://www.police.pref.saitama.lg.jp/
救う会埼玉HP
http://sukuukai.gozaru.jp/
拉致問題を考える川口の会HP
http://kawaguchi.aikotoba.jp/list.htm

救う会認定拉致被害者・福留貴美子さんについて》
◆氏名:福留 貴美子
(ふくとめきみこ)
◆失踪年月日:1976(昭和51)年7月18日または19日
◆生年月日:1952(昭和27)年1月1日
◆当時の住所:東京都渋谷区恵比寿
◆当時の身分:アルバイト
◆最終失踪関連地点:海外

【失踪状況】
1976(昭和51)年7月中旬、同居していた友人に「モンゴルに行く」と言い残して出国後、行方不明となる。
1980(昭和55)年3月、突然同居していた渋谷区恵比寿の友人宅に現れた後、横浜市の友人宅に2泊した後、「大阪に行く」と言い残して再び行方不明となるが、後に北朝鮮に渡ったよど号犯の岡本 武と結婚し2児をもうけていたことが明らかになる。
1996(平成8)年夏によど号犯グループの小西隆裕から実家に「1988(昭和63)年夏に土砂崩れで死亡したと北朝鮮側から知らせを受けた」旨の手紙が送られてきたが、真相は不明のままである。
■警視庁HP
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp
■神奈川県警HP
http://www.police.pref.kanagawa.jp/
大阪府警HP
http://www.police.pref.osaka.jp/
高知県警HP
http://www.police.pref.kochi.lg.jp/

新潟県警・愛知県警公開特定失踪者・渡邉浩成さんについて》
◆氏名:渡邉 浩成
(わたなべひろまさ)
◆当時の年齢:23歳(昭和60年当時)
◆当時の住所:愛知県名古屋市中区
新潟県三条市出身
◆当時の職業:郵便局員
◆身長:170くらい

【失踪状況】
昭和60年12月、岐阜県岐阜市の職場を出た後、行方不明になっています。
新潟県警HP
http://www.police.pref.niigata.jp/
■愛知県警HP
http://www.pref.aichi.jp/police/
岐阜県警HP
http://www.pref.gifu.lg.jp/police/



拉致事件、捜査の現状】
北朝鮮による拉致事件を巡り、日本の警察はこれまで実行犯や指示役として北朝鮮の元工作員たち合わせて11人を国際手配しています。
拉致には金正日キム・ジョンイル)総書記が掌握していた対外情報調査部と呼ばれる工作機関が組織的に関わっていた疑いが強いと見て捜査を続けています。
このうち、福井県の地村保志さん・富貴恵さん夫妻を拉致した実行犯として元工作員辛光洙シン・グァンス)容疑者が手配されています。
また、大阪府の原 敕晁さんが拉致された事件では、辛容疑者とともに金吉旭(キム・キルウク)容疑者も共犯者として手配されています。
この他、東京都の久米 裕さん拉致事件では金世鎬(キム・セホ)容疑者が、新潟県曽我ひとみさん拉致事件にはキム・ミョンスク容疑者がそれぞれ関わったとして手配されています。
北海道出身の渡辺秀子さんの子供2人の拉致事件では、工作員グループのリーダー格で北朝鮮にいると見られる洪寿恵(ホン・スヘ)こと木下陽子容疑者が手配されています。
新潟県の蓮池 薫さん・祐木子さん夫妻の拉致事件ではチェ・スンチョル容疑者が実行犯として手配されている他、金総書記が掌握していた対外報調査部と呼ばれる北朝鮮の工作機関の幹部であるハン・クムニョン容疑者とキム・ナンジン容疑者が拉致の実行を指示したとして手配されています。
ハン容疑者たちは工作機関で「指導員」と呼ばれる立場で、辛光洙容疑者たちもこの組織の一員だったことがわかっており、警察は北朝鮮が組織的に拉致を実行した疑いが強いと見て捜査を続けています。
よど号ハイジャック事件のメンバーたちも1980年代にヨーロッパで相次いだ3人の日本人拉致に関わった疑いで国際手配されています。
このうち、有本恵子さん拉致事件では魚本公博(安部公博)容疑者が、石岡 亨さんと松木 薫さん拉致事件ではよど号メンバーの妻の森 順子・若林佐喜子両容疑者がそれぞれ手配されています。