もずの独り言・はてなスポーツ+物置

半蔵ともず、はてなでも独り言です。

【みんな生きている】電話関係者失踪編[市川修一さん・加藤八重子さん・水嶋弥寿志さん]/産経新聞

イメージ 1

《インチキ遺骨ではなくて、拉致被害者を返せ!昭和40~50年代に集中する電話関係者の失踪 特定失踪者、背景には何が》

特定失踪者問題調査会の調べでは、現地調査の対象となった加藤八重子さんを含め、電話関係の仕事をしていたり、資格を持っていたりした拉致被害者や特定失踪者は10人に上っている。そのうち9人に関しては昭和40~50年代に行方不明になった。特定の年代に集中している電話関係者の失踪は何を意味しているのか。
加藤さんと同じ昭和53年の8月12日、鹿児島県日置市吹上浜北朝鮮工作員によって連れ去られた政府認定の拉致被害者・市川修一さん(60歳。拉致当時23歳)は電電公社で事務の仕事をしていた。
市川さんは交際していた増元るみ子さん(61歳。拉致当時24歳)とともに拉致された。53年の7、8月にアベックを狙った拉致事件が相次ぎ、2人の拉致もアベック拉致とされている。だが、市川さんが北朝鮮に拉致されたままとなっているため、狙われた理由が電話関係の仕事をしていたためなのか、アベックだったためなのかは完全には分かっていない。
10人に上る電話関係の拉致被害者や特定失踪者のうち、消息を絶った時期が最も早いのは昭和42年。その後44、45、47、49年と続き、58年でいったん電話関係者の失踪は途切れる。
その後は平成15年に埼玉県蕨市で失踪した水嶋弥寿志さん(51歳。失踪当時39歳)がいるだけで、電話関係者が行方不明になったケースは昭和40~50年代に集中している。
加藤八重子さんの5年前に失踪していた同僚女性は特定失踪者としてリストアップされていないが、この女性を含めると、共通の背景を持つ10人が42年からの17年間に相次いで失踪していることになる。
調査会の荒木和博代表は、電話関係の失踪者の仕事内容が事務や工事、交換手などばらばらであることや、性別での共通点もないことに注目。

「電話の仕事をしていれば、しっかりとして言われたことをこなすというイメージがあったのではないか。北朝鮮が拉致する人間を物色する基準の中で、電話関係の人というものがあったのかもしれない」

と推測している。

■政府拉致問題HP
http://www.rachi.go.jp/
警察庁HP
http://www.npa.go.jp/
救う会全国協議会HP
http://www.sukuukai.jp/
特定失踪者問題調査会HP
http://www.chosa-kai.jp/
北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会HP
http://hrnk.trycomp.net/
■特定失踪者・北朝鮮人権ネットワークfacebook
http://www.facebook.com/nknet2015



◆昭和53(1978)年8月12日
アベック拉致容疑事案
被害者:市川修一さん(拉致被害時23歳)
被害者:増元るみ子さん(拉致被害時24歳)
「浜に夕日を見に行く」と言って出かけたまま失踪。
北朝鮮側は、1979(昭和54)年7月に2人は結婚し、市川修一さんは同年9月に心臓麻痺で死亡し、増元るみ子さんは1981(昭和56)年に心臓麻痺で死亡したとしているが、これを裏付ける資料等の提供はなされていない。
■鹿児島県警HP
http://www.pref.kagoshima.jp/police/

《特定失踪者・加藤八重子さんについて》
◆氏名:加藤 八重子(石川 八重子)
(かとうやえこ/いしかわやえこ)
◆失踪年月日:昭和53(1978)年9月22日
◆生年月日:昭和15(1940)年9月20日
◆性別:女性
◆当時の年齢:38歳
◆当時の住所:群馬県群馬郡群馬町(現・群馬県高崎市
◆当時の身分:電信電話局勤務(交換手)
◆身長:155cm
◆体重:55kg
◆特徴:盲腸の手術痕あり
◆失踪場所:群馬県群馬町の自宅から

【失踪状況】
当日早朝、八重子さんの長女が部屋を見たら姿がなかった。
夫は夜勤で不在。
前夜は二人の子供とともにテレビを見ていて、子供は午後十時過ぎに就寝している。
部屋は変わった様子がなく、本人のパジャマを除いて、現金、履物、衣類、鞄など何もなくなっていない。
高崎署は事件の可能性も含め捜査を行ったが、全く手がかりが掴めなかった。
群馬県警HP
http://www.police.pref.gunma.jp/
救う会群馬HP
http://sukuukaigunma.web.fc2.com/
救う会群馬の大野事務局長のところには「めぐみにばかり税金使うんじゃねえよ」「おめえらも、税金でやってるのか」といういやがらせの電話があったそうです。名前を聞くと「北朝鮮市●●町…」とか答えたとのこと。強気の割には結構気にしている人もいるようです。
(荒木和博・特定失踪者問題調査会代表)

《特定失踪者・水嶋弥寿志さんについて》
◆氏名:水嶋 弥寿志
(みずしまやすし)
◆失踪年月日:平成15(2003)年9月8日
◆生年月日:昭和39(1964)年4月20日
◆性別:男
◆当時の年齢:39歳
◆当時の住所:埼玉県蕨市
◆当時の身分:会社員
◆身長:169cm
◆体重:66kg
◆特徴:
1)前髪を右手と首を上にむけてあげる2)煙草吸わない
3)酒は付き合い程度
4)大またでゆったり歩く
◆趣味:読書、映画、スポーツ(テニス)
◆特技:コンピューター
◆失踪場所:埼玉県蕨市の自宅

【失踪状況】
平成15年9月4日午前7時30分頃、自宅から勤務先に体調不良で休むと電話連絡。
失踪前に体調を崩し1週間休みをとっていた。
9月8日に出社せず連絡も無くなったことで行方不明が判明。
■埼玉県警HP
http://www.police.pref.saitama.lg.jp/
京都府警HP
http://www.pref.kyoto.jp/fukei/



拉致事件、捜査の現状】
北朝鮮による拉致事件を巡り、日本の警察はこれまで実行犯や指示役として北朝鮮の元工作員たち合わせて11人を国際手配しています。
拉致には金正日キム・ジョンイル)総書記が掌握していた対外情報調査部と呼ばれる工作機関が組織的に関わっていた疑いが強いと見て捜査を続けています。
このうち、福井県の地村保志さん・富貴恵さん夫妻を拉致した実行犯として元工作員辛光洙シン・グァンス)容疑者が手配されています。
また、大阪府の原 敕晁さんが拉致された事件では、辛容疑者とともに金吉旭(キム・キルウク)容疑者も共犯者として手配されています。
この他、東京都の久米 裕さん拉致事件では金世鎬(キム・セホ)容疑者が、新潟県曽我ひとみさん拉致事件にはキム・ミョンスク容疑者がそれぞれ関わったとして手配されています。
北海道出身の渡辺秀子さんの子供2人の拉致事件では、工作員グループのリーダー格で北朝鮮にいると見られる洪寿恵(ホン・スヘ)こと木下陽子容疑者が手配されています。
新潟県の蓮池 薫さん・祐木子さん夫妻の拉致事件ではチェ・スンチョル容疑者が実行犯として手配されている他、金総書記が掌握していた対外報調査部と呼ばれる北朝鮮の工作機関の幹部であるハン・クムニョン容疑者とキム・ナンジン容疑者が拉致の実行を指示したとして手配されています。
ハン容疑者たちは工作機関で「指導員」と呼ばれる立場で、辛光洙容疑者たちもこの組織の一員だったことがわかっており、警察は北朝鮮が組織的に拉致を実行した疑いが強いと見て捜査を続けています。
よど号ハイジャック事件のメンバーたちも1980年代にヨーロッパで相次いだ3人の日本人拉致に関わった疑いで国際手配されています。
このうち、有本恵子さん拉致事件では魚本公博(安部公博)容疑者が、石岡 亨さんと松木 薫さん拉致事件ではよど号メンバーの妻の森 順子・若林佐喜子両容疑者がそれぞれ手配されています。