もずの独り言・はてなスポーツ+物置

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【みんな生きている】増元るみ子さん《救う会奈良》/NHK[奈良]

《インチキ遺骨ではなくて、拉致被害者を返せ!拉致被害者救う会」が大会》

北朝鮮による拉致被害者の早期の帰国を求める集会が10月12日、奈良市で開かれ、被害者の家族が帰国の実現に向け国民世論の後押しをあらためて訴えました。
この集会は、拉致被害者の救出を求めて活動している「救う会奈良」が開いたもので、北朝鮮に拉致された増元るみ子さんの弟の照明さんが参加しました。
拉致問題をめぐっては、北朝鮮が去年7月、被害者等の調査委員会を設置して以降も帰国につながる進展はなく、増元さんは、

「姉が拉致されてから38年目になり姉の顔や声がどうなっているか分かりませんが、母に会わせてあげたい」

と話しました。
その上で、

拉致問題は残念な状況が続き、家族会も気持ちが萎え始めている。国民の皆さんにも怒りの声をあげてほしい」

と被害者の帰国の実現に向け世論の後押しをあらためて訴えました。
集会では最後に、拉致被害者全員を無条件で帰国させるよう北朝鮮に強く働きかけるよう政府に求める大会宣言が読み上げられました。
奈良県でも、警察が拉致された可能性が排除できないとして公開捜査している行方不明者が3人いて、「救う会奈良」では被害者の早期の救出に向け署名活動等を続けることにしています。

■政府拉致問題HP
http://www.rachi.go.jp/
警察庁HP
http://www.npa.go.jp/
奈良県警HP
http://www.police.pref.nara.jp/
救う会奈良ブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/sukuukai_nara
救う会全国協議会HP
http://www.sukuukai.jp/
特定失踪者問題調査会HP
http://www.chosa-kai.jp/
■特定失踪者・北朝鮮人権ネットワークfacebook
http://www.facebook.com/nknet2015



◆昭和53(1978)年8月12日
アベック拉致容疑事案
被害者:増元るみ子さん(拉致被害時24歳)
被害者:市川修一さん(拉致被害時23歳)
「浜に夕日を見に行く」と言って出かけたまま失踪。
北朝鮮側は、1979(昭和54)年7月に2人は結婚し、市川修一さんは同年9月に心臓麻痺で死亡し、増元るみ子さんは1981(昭和56)年に心臓麻痺で死亡したとしているが、これを裏付ける資料等の提供はなされていない。
■鹿児島県警HP
http://www.pref.kagoshima.jp/police/

《特定失踪者・中野政二さんについて》
◆氏名:中野 政二
(なかのまさじ
◆失踪年月日:昭和30(1955)年9月24日
◆生年月日:昭和7(1932)年9月18日
◆性別:男
◆当時の年齢:23歳
◆当時の住所:佐賀県伊万里市(旧西松浦郡伊万里漁港)
◆当時の身分:漁船員
◆特徴:
1)中肉
2)一重瞼
3)左肩に髑髏の刺青
4)左手肘から手首にかけてケロイド状の傷
◆失踪場所:東シナ海海上・韓国済州島南方約60マイル付近

【失踪状況】
昭和30年9月24日午前5時10分ころ、底引き漁船第12玉栄丸で操業中、他11名の乗組員とともに不明。
奈良県警HP
http://www.police.pref.nara.jp/
佐賀県警HP
http://www.police.pref.saga.jp/

奈良県警公開特定失踪者・村尾知彦さんについて》
◆氏名:村尾 知彦
(むらおともひこ)
◆当時の年齢:19歳(昭和51年当時)
◆当時の住所:長崎市
◆当時の職業:長崎市内の大学1回生
◆身長:177cm
◆特徴:
1)近視のため眼鏡着用
2)右腹部に3cmの手術痕

【失踪状況】
昭和51年2月11日に大学の同級生宛に「自分の存在感が希薄になってしまいそう。見知らぬ土地に惹かれて一人旅に出ることにした」等と記載された手紙が札幌から郵送されてきた後、行方不明となっています。
長崎県警HP
http://www.police.pref.nagasaki.jp/
■北海道警HP
http://www.police.pref.hokkaido.lg.jp/

奈良県警公開特定失踪者・弓場比登美さんについて》
◆氏名:弓場 比登美
(ゆばひとみ)
◆当時の年齢:14歳(昭和56年当時)
◆当時の住所:奈良県橿原市
◆当時の職業:橿原市内の中学校2年
◆身長:145cmくらい
◆特徴:痩せ型
◆外出時の服装:ジャンパー、紺色セーター、紺色ジーパン

【失踪状況】
昭和56年2月8日午後8時ころ、当時8歳の弟と自宅で留守番中、年配女性から自宅へ電話があった後、外出したまま行方不明となっています。



拉致事件、捜査の現状】
北朝鮮による拉致事件を巡り、日本の警察はこれまで実行犯や指示役として北朝鮮の元工作員たち合わせて11人を国際手配しています。
拉致には金正日キム・ジョンイル)総書記が掌握していた対外情報調査部と呼ばれる工作機関が組織的に関わっていた疑いが強いと見て捜査を続けています。
このうち、福井県の地村保志さん・富貴恵さん夫妻を拉致した実行犯として元工作員辛光洙シン・グァンス)容疑者が手配されています。
また、大阪府の原 敕晁さんが拉致された事件では、辛容疑者とともに金吉旭(キム・キルウク)容疑者も共犯者として手配されています。
この他、東京都の久米 裕さん拉致事件では金世鎬(キム・セホ)容疑者が、新潟県曽我ひとみさん拉致事件にはキム・ミョンスク容疑者がそれぞれ関わったとして手配されています。
北海道出身の渡辺秀子さんの子供2人の拉致事件では、工作員グループのリーダー格で北朝鮮にいると見られる洪寿恵(ホン・スヘ)こと木下陽子容疑者が手配されています。
新潟県の蓮池 薫さん・祐木子さん夫妻の拉致事件ではチェ・スンチョル容疑者が実行犯として手配されている他、金総書記が掌握していた対外報調査部と呼ばれる北朝鮮の工作機関の幹部であるハン・クムニョン容疑者とキム・ナンジン容疑者が拉致の実行を指示したとして手配されています。
ハン容疑者たちは工作機関で「指導員」と呼ばれる立場で、辛光洙容疑者たちもこの組織の一員だったことがわかっており、警察は北朝鮮が組織的に拉致を実行した疑いが強いと見て捜査を続けています。
よど号ハイジャック事件のメンバーたちも1980年代にヨーロッパで相次いだ3人の日本人拉致に関わった疑いで国際手配されています。
このうち、有本恵子さん拉致事件では魚本公博(安部公博)容疑者が、石岡 亨さんと松木 薫さん拉致事件ではよど号メンバーの妻の森 順子・若林佐喜子両容疑者がそれぞれ手配されています。