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【みんな生きている】曽我ひとみさん/東京新聞

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《インチキ遺骨ではなくて、拉致被害者を返せ!曽我ひとみさん、拉致問題担当相交代に「自分の家族が被害に遭ったと思って取り組んでほしい」》

北朝鮮による拉致被害者曽我ひとみさん(56歳)=新潟県佐渡市=が10月11日、佐渡市内で報道陣の取材に応じ、第3次安倍改造内閣拉致問題担当相が加藤勝信氏に交代したことについて

「また新しい人に代わってしまった」

と苦言を呈した。
その上で

「(加藤氏は)自分の家族が被害に遭ったと思って取り組んでほしい」

と述べた。
曽我さんはこの日、市内のイベントで母・ミヨシさん(拉致当時46歳)ら今も行方が分からない拉致被害者の救出を訴え署名活動。
10月15日で2002年の帰国から13年を迎えるのを前に

「早く問題解決し、家族そろって過ごせる日が来るよう願う」

と話した。

■政府拉致問題HP
http://www.rachi.go.jp/
警察庁HP
http://www.npa.go.jp/
■警視庁HP
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp
救う会全国協議会HP
http://www.sukuukai.jp/
特定失踪者問題調査会HP
http://www.chosa-kai.jp/
■特定失踪者・北朝鮮人権ネットワークfacebook
http://www.facebook.com/nknet2015



◆昭和53(1978)年8月12日
母娘拉致容疑事案
被害者:曽我ひとみさん(拉致被害時19歳)
被害者:曽我ミヨシさん(拉致被害時46歳)
「2人で買い物に行く」と言って出かけて以来失踪。
ひとみさんは平成14年10月日本に帰国。
ひとみさんの夫(ジェンキンス氏=アメリカ人)と2人の娘も平成16年7月に渡日・帰国。
北朝鮮側は、曽我ミヨシさんは北朝鮮に入境していないとしている。
捜査当局は、拉致実行犯である北朝鮮工作員・通称キム・ミョンスクについて、平成18年11月に逮捕状の発付を得て国際手配するとともに、政府として北朝鮮側に身柄の引渡しを要求している。
新潟県警HP
http://www.police.pref.niigata.jp/

《特定失踪者・馬場昌一さんについて》
◆氏名:馬場 昌一
(ばばまさかず)
◆失踪年月日:昭和39(1964)年6月4日
◆生年月日:昭和19(1944)年12月13日
◆性別:男
◆当時の年齢:19歳
◆当時の住所:東京都日野市
◆当時の身分:大学2年生(機械科)
◆身長:165cmくらい
◆体重:60kg
◆失踪場所:東京都日野市の自宅から出たまま

【失踪状況】
失踪当日朝、両親とは顔を合わせている。そのまま行方がわからなくなった。
姉に「新宿でアルバイトがある」と話していた。
お金も衣類も持ち出した様子はない。

《特定失踪者・上田俊二さんについて》
◆氏名:上田 俊二
(うえだしゅんじ)
◆失踪年月日:昭和56(1981)年7月14日
◆生年月日:昭和6(1931)年11月20日
◆性別:男
◆当時の年齢:49歳
◆当時の住所:東京都日野市
◆当時の身分:翻訳業
◆身長:174cm
◆特徴:
1)喫煙
2)飲酒
3)趣味はテニス
◆失踪場所:東京都日野市の自宅を出て

【失踪状況】
当日、本人宛に誰かから電話があり出かけたまま失踪。
通帳、パスポートはそのまま。
失踪後1~2年後に友人宅に差出人不明の金正日キム・ジョンイル)をたたえるパンフレット数種類の入った小包みが届く。

《特定失踪者・浜崎真嗣さんについて》
◆氏名:浜崎 真嗣
(はまざきまさつぐ)
◆失踪年月日:平成12(2000)年1月6日
◆生年月日:昭和49(1974)年8月2日
◆性別:男
◆当時の年齢:25歳
◆当時の住所:東京都日野市
◆当時の身分:会社員(業務用ビデオの設計)
◆身長:160cm~161cm
◆体重:51kg~52kg
◆失踪場所:東京都日野市の会社寮

【失踪状況】
失踪当日は会社の新年の始業日。
午前6時から7時にかけて、東京駅のATMで3万円をキャッシング、続いて午後1時半ごろ北海道の銀行で普通預金口座より12万円を引き出した(定期預金には一切手をつけていない)。
当日の朝刊は部屋にあり、布団は敷きっぱなしの状態。食べかけのパンが残っていた。
PHSは置きっぱなしで、書置きもなかった。
ごく普通の服装で出かけ、自転車も置いたまま。
職場の机はすぐにでも仕事が始められるような状態になっていた。
失踪直後に航空会社に飛行機に搭乗した形跡がないかを調べてもらったものの記録がはっきりしないとのことであった。

◆昭和53(1978)年6月頃
元飲食店店員拉致容疑事案
被害者:田中 実さん(拉致被害時28歳)
欧州に向け出国したあと失踪。
平成14年10月にクアラルンプールで行われた日・朝国交正常化交渉第12回本会談及び平成16年に計3回行われた日・朝実務者協議において我が方から北朝鮮側に情報提供を求めたが、第3回協議において北朝鮮側より北朝鮮に入境したことは確認できなかった旨回答があった。
平成17年4月に田中 実さんが拉致認定されて以降、政府は北朝鮮側に対し即時帰国及び事案に関する真相究明を求めてきているが、これまでに回答はない。
兵庫県警HP
http://www.police.pref.hyogo.lg.jp/
救う会兵庫HP
http://www.sukuukai078.net/04.html

新潟県警・愛知県警公開特定失踪者・渡邉浩成さんについて》
◆氏名:渡邉 浩成
(わたなべひろまさ)
◆当時の年齢:23歳(昭和60年当時)
◆当時の住所:愛知県名古屋市中区
新潟県三条市出身
◆当時の職業:郵便局員
◆身長:170くらい

【失踪状況】
昭和60年12月、岐阜県岐阜市の職場を出た後、行方不明になっています。
新潟県警HP
http://www.police.pref.niigata.jp/
■愛知県警HP
http://www.pref.aichi.jp/police/
岐阜県警HP
http://www.pref.gifu.lg.jp/police/



拉致事件、捜査の現状】
北朝鮮による拉致事件を巡り、日本の警察はこれまで実行犯や指示役として北朝鮮の元工作員たち合わせて11人を国際手配しています。
拉致には金正日キム・ジョンイル)総書記が掌握していた対外情報調査部と呼ばれる工作機関が組織的に関わっていた疑いが強いと見て捜査を続けています。
このうち、福井県の地村保志さん・富貴恵さん夫妻を拉致した実行犯として元工作員辛光洙シン・グァンス)容疑者が手配されています。
また、大阪府の原 敕晁さんが拉致された事件では、辛容疑者とともに金吉旭(キム・キルウク)容疑者も共犯者として手配されています。
この他、東京都の久米 裕さん拉致事件では金世鎬(キム・セホ)容疑者が、新潟県曽我ひとみさん拉致事件にはキム・ミョンスク容疑者がそれぞれ関わったとして手配されています。
北海道出身の渡辺秀子さんの子供2人の拉致事件では、工作員グループのリーダー格で北朝鮮にいると見られる洪寿恵(ホン・スヘ)こと木下陽子容疑者が手配されています。
新潟県の蓮池 薫さん・祐木子さん夫妻の拉致事件ではチェ・スンチョル容疑者が実行犯として手配されている他、金総書記が掌握していた対外報調査部と呼ばれる北朝鮮の工作機関の幹部であるハン・クムニョン容疑者とキム・ナンジン容疑者が拉致の実行を指示したとして手配されています。
ハン容疑者たちは工作機関で「指導員」と呼ばれる立場で、辛光洙容疑者たちもこの組織の一員だったことがわかっており、警察は北朝鮮が組織的に拉致を実行した疑いが強いと見て捜査を続けています。
よど号ハイジャック事件のメンバーたちも1980年代にヨーロッパで相次いだ3人の日本人拉致に関わった疑いで国際手配されています。
このうち、有本恵子さん拉致事件では魚本公博(安部公博)容疑者が、石岡 亨さんと松木 薫さん拉致事件ではよど号メンバーの妻の森 順子・若林佐喜子両容疑者がそれぞれ手配されています。