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【みんな生きている】救う会石川編[寺越事件]/福井新聞

《インチキ遺骨ではなくて、拉致被害者を返せ!寺越昭二さん・外雄さんを救出しろ!》

北朝鮮による拉致被害者らを支援する「救う会石川」は7月4日、北朝鮮の拉致再調査開始から1年が経過したことについて「拉致された人たちと家族には時間がない。再調査の結果を待つのはもう限界」との声明を発表した。大口英夫事務局長らが石川県白山市で記者会見した。
北朝鮮は7月2日、調査結果の報告延期を政府に伝達した。
救う会石川は声明で

安倍晋三首相は北朝鮮に再調査の明確な経過説明を求めてほしい」

と要望した。
1963年5月に日本海で出漁中に行方不明となった寺越昭二さん(失踪当時36歳)の長男・昭男さん(65歳)は

「今年中に結果が出ないと、3年、5年と続くのでは」

と憤った。

■政府拉致問題HP
http://www.rachi.go.jp/
石川県警HP
http://www2.police.pref.ishikawa.lg.jp/
特定失踪者問題調査会HP
http://www.chosa-kai.jp/
福井県警HP
http://www.pref.fukui.jp/kenkei/



石川県警公開特定失踪者・寺越昭二さんについて》
◆氏名:寺越 昭二
(てらこししょうじ)
◆当時の年齢:36歳
◆当時の住所:石川県羽咋郡志賀町
◆当時の職業:漁業
◆身長:170cm

【失踪状況】
昭和38年5月11日、高浜港から弟・外雄さんらとともに出港。
翌朝、船体が破壊して浸水した漁船が無人の状態で発見されています。
救う会兵庫HP
http://www.sukuukai078.net/04.html

石川県警公開特定失踪者・寺越外雄さんについて》
◆氏名:寺越 外雄
(てらこしそとお)
◆当時の年齢:24歳
◆当時の住所:石川県羽咋郡志賀町
◆当時の職業:漁業
◆身長:170cm

【失踪状況】
昭和38年5月11日、高浜港から兄・昭二さんらとともに出港。
翌朝、船体が破壊して浸水した漁船が無人の状態で発見されています。
救う会兵庫HP
http://www.sukuukai078.net/04.html

◆昭和52(1977)年9月19日
宇出津(うしつ)事件
被害者:久米 裕さん(拉致被害時52歳)
石川県宇出津海岸付近にて失踪。
北朝鮮側は、久米さんの入境を完全否認している。
捜査当局は主犯格である北朝鮮工作員、金世鎬(キム・セホ)について、平成15年1月逮捕状の発付を得て国際手配しており、政府として北朝鮮側に身柄の引渡しを要求している。
平成18年2月の日・朝包括並行協議では、北朝鮮側は、金世鎬について「かかる人物は承知していない」としつつ、我が方からの関連情報提供を前提に、同人特定のための調査を行う旨回答している。

《特定失踪者・安達俊之さんについて》
◆氏名:安達 俊之
(あだちとしゆき)
◆失踪年月日:昭和56(1981)年6月20日
◆生年月日:昭和38(1963)年1月16日
◆性別:男
◆当時の年齢:18歳
◆身長:168cm
◆当時の身分:会社員(金沢国際ホテル)
◆当時の住所:石川県白山市
◆特徴:中肉中背
◆失踪場所:石川県石川郡鶴来町の友人宅を出てから

【失踪状況】
失踪当日、車で母親を歯医者に送りそのまま出勤。
午後6時頃、同僚の女性とともに友人宅を訪れるが、友人は不在で家人が対応。
その後午後7時~7時半の間、別の友人が白山町交差点で助手席に女性を乗せている俊之さんの車とすれ違ったのが最後の目撃情報。
その日は帰ってこなかったが、それまでも2~3日家を留守にすることがあったので両親も特段気にとめなかったが、22日か23日に勤務先から無断欠勤しているという連絡があって失踪に気づいた。
通帳も印鑑も持たず、まとまった金銭も持っていない。自動車も見つかっていない。
28日夕方、自宅に電話があり、「俊之つかまっているよ」との内容。幼い女の子のようなたどたどしい言葉だった。
その10分後にも無言電話があった。

◆昭和53(1978)年7月7日
アベック拉致容疑事案
被害者:地村保志さん(拉致被害時23歳)
被害者:地村富貴惠さん(旧姓:濱本)(拉致被害時23歳)
「二人でデートに行く」と言って出かけて以来、失踪。
2人は昭和54年に結婚。
平成14年10月に日本に帰国。
娘1人と息子2人は平成16年5月に帰国。
捜査当局は、拉致実行犯である北朝鮮工作員辛光洙シン・グァンス)について、平成18年2月に逮捕状の発付を得て国際手配するとともに、政府として北朝鮮側に身柄の引渡しを要求している。

※「(拉致実行犯に担がれて)階段を一歩一歩下りるとき、犯人の肩がお腹にめり込んで痛かった」
(地村富貴恵さんの証言)

《特定失踪者・山下春夫さんについて》
◆氏名:山下 春夫
(やましたはるお)
◆失踪年月日:昭和49(1974)年8月17日
◆生年月日:昭和21(1946)年3月25日
◆性別:男
◆当時の年齢:28歳
◆当時の身分:会社員
◆当時の住所:福井県小浜市
◆特徴:
1)色白
2)角張った顔
◆失踪場所:北陸・福井県小浜市一番町

【失踪状況】
8月16日会社近くで夕涼みを兼ねて夜釣りに行くと出かけたまま失踪。本人の作業靴が発見されている。
失踪2か月前に小浜市の岡津(おこづ)海岸から高敬美・剛姉弟が連れ出されたとされる。
山下 貢さん、宮内和也さん、林 雅俊さんも近隣地域からの失踪だが、この地域は過去も現在も頻繁に工作員の出入りが行われている地域である。

《特定失踪者・濱端俊和さんについて》
◆氏名:濱端 俊和
(はまばたとしかず)
◆失踪年月日:昭和58(1983)年4月10日
◆生年月日:昭和34(1959)年9月10日
◆性別:男
◆当時の年齢:23歳
◆身長:155cm
◆体重:50kg
◆当時の身分:会社員(原子力発電所の定修工事)
◆特徴:左顎下にアザ
◆失踪場所:福井県敦賀市敦賀駅

【失踪状況】
沖縄県出身で地元の会社から横浜の建設会社に研修生として派遣されていた。
昭和58年3月末に大飯原発の定修工事が完了し、美浜原発の定修工事に転出するため、3月30日に横浜の本社に到着。
工事の機材を積み込んで4月2日に美浜に向け出発、3日着。
4日から美浜原発定修工事作業準備。
9日同じ沖縄出身の同僚と日帰りでアメ横まで洋服を買いに行く。
10日その同僚をパチンコに誘うが同僚が行かなかったので一人でタクシーを呼び、当時宿泊していた敦賀市内の寮を出たまま失踪(タクシーは敦賀駅前で降りたことが確認されている)。
ジャンパー姿で出掛けており、免許証、貯金通帳、保険証などの荷物すべて置いたまま。
広島に友人に預けた車があったがそれもそのまま。
10月23日Yという女性から沖縄の実家に電話があり、9月末にご主人が行方不明になった。行方が分からないかとの問い合わせがあった。
濱端さんとは神奈川県内にある自動車工場で知り合ったとのこと(濱端さんは昭和55年4月から10月までここに季節工として勤務)。
お母さんが電話を受け、息子も行方不明になっていると伝え、電話番号を聞いたが教えてもらえなかったという。
沖縄県警HP
http://www.police.pref.okinawa.jp/
■神奈川県警HP
http://www.police.pref.kanagawa.jp/

《特定失踪者・河合美智愛さんについて》
◆氏名:河合 美智愛
(かわいみちえ)
◆失踪年月日:昭和59(1984)年4月2日
◆生年月日:昭和38(1963)年12月18日
◆性別:女性
◆当時の年齢:20歳
◆身長:169cm
◆当時の身分:会社員
◆当時の住所:福井県越前市
◆特徴
1)おでこが広い
2)口元に小さなホクロ
3)右膝外側に10cm程度のあざ
◆失踪場所:福井県武生市(現越前市

【失踪状況】
失踪前日から地元の繊維会社に勤め始めていた。
昼食のために会社から一旦帰宅して昼食を取った後、会社に向かったが会社には着かずそのまま行方不明となった。
乗っていた自家用車(カローラ)も見つかっていない。
失踪後、1~2回、実家に無言電話がかかってきたが、名前を呼びかけると直ぐに切れた。
平成6年頃、宮城県内で目撃情報があります。
宮城県警HP
http://www.police.pref.miyagi.jp/

《特定失踪者・山下 貢さんについて》
◆氏名:山下 貢
(やましたみつぐ)
◆失踪年月日:平成元(1989)年12月27日
◆生年月日:昭和25(1950)年7月5日
◆性別:男
◆当時の年齢:39歳
◆当時の身分:作業員
◆当時の住所:福井県敦賀市
◆特徴:
1)くせ毛
2)右利き
3)腰部に縦20cmの手術痕
◆失踪場所:福井県越前町

【失踪状況】
失踪当日早朝4時頃、釣り道具を持って「魚を釣ってくる」と実家を出て失踪。
越前町午房が平の国道305号線沿い(通称・よびかけ地蔵)に車が発見される。
岩場に餌箱が残されていたが、遺体はもちろん釣り竿、その他の遺留品も未発見。
車は鍵がかかっており、車内に長靴・食べかけのおにぎり・免許証等が残される。
当時海は穏やか、浜育ちの本人は泳ぎ達者。
当時の所轄だった丹生警察署の調べでは

1)交通事故の可能性はない
2)自殺する動機は見当たらない
3)岩場から転落した形跡は認められない
4)付近一帯の検分・捜索の結果何も見つからず

失踪後数年経った頃、本人の自宅や実家などに無言電話や不審な電話がかかる。



拉致事件、捜査の現状】
北朝鮮による拉致事件を巡り、日本の警察はこれまで実行犯や指示役として北朝鮮の元工作員たち合わせて11人を国際手配しています。
拉致には金正日キム・ジョンイル)総書記が掌握していた対外情報調査部と呼ばれる工作機関が組織的に関わっていた疑いが強いと見て捜査を続けています。
このうち、福井県の地村保志さん・富貴恵さん夫妻を拉致した実行犯として元工作員辛光洙シン・グァンス)容疑者が手配されています。
また、大阪府の原 敕晁さんが拉致された事件では、辛容疑者とともに金吉旭(キム・キルウク)容疑者も共犯者として手配されています。
この他、東京都の久米 裕さん拉致事件では金世鎬(キム・セホ)容疑者が、新潟県曽我ひとみさん拉致事件にはキム・ミョンスク容疑者がそれぞれ関わったとして手配されています。
北海道出身の渡辺秀子さんの子供2人の拉致事件では、工作員グループのリーダー格で北朝鮮にいると見られる洪寿恵(ホン・スヘ)こと木下陽子容疑者が手配されています。
新潟県の蓮池 薫さん・祐木子さん夫妻の拉致事件ではチェ・スンチョル容疑者が実行犯として手配されている他、金総書記が掌握していた対外報調査部と呼ばれる北朝鮮の工作機関の幹部であるハン・クムニョン容疑者とキム・ナンジン容疑者が拉致の実行を指示したとして手配されています。
ハン容疑者たちは工作機関で「指導員」と呼ばれる立場で、辛光洙容疑者たちもこの組織の一員だったことがわかっており、警察は北朝鮮が組織的に拉致を実行した疑いが強いと見て捜査を続けています。
よど号ハイジャック事件のメンバーたちも1980年代にヨーロッパで相次いだ3人の日本人拉致に関わった疑いで国際手配されています。
このうち、有本恵子さん拉致事件では魚本公博(安部公博)容疑者が、石岡 亨さんと松木 薫さん拉致事件ではよど号メンバーの妻の森 順子・若林佐喜子両容疑者がそれぞれ手配されています。