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【みんな生きている】横田めぐみさん/茨城新聞

《インチキ遺骨ではなくて、拉致被害者を返せ!横田さん夫妻のビデオメッセージ》

北朝鮮による拉致被害者横田めぐみさん(拉致当時13歳)の両親が思いを語ったメッセージビデオの上映会が7月12日、神奈川県横浜市内の複合施設のホールであり、「必ず取り返してほしい」との訴えに市民らが耳を傾けた。
高齢となった夫妻が講演に出向かなくても思いを伝えられるよう、夫妻が住むマンションの住民らでつくる支援組織「あさがおの会」が5月に制作。初めて一般向けに公開された。
ビデオは約22分。
母・早紀江さん(79歳)は

「めぐみがいなくなり、悲しく地獄に落ちたような毎日になった。元気で北朝鮮で(救出を)待っていると信じています」

と話した。
父・滋さん(82歳)は

「拉致は人権問題。一刻も早く帰って来られるように皆さんに関心を持ってほしい」

と呼び掛けた。
10年にわたり夫妻の活動を撮り続け、今回のビデオも撮影した田辺信道さん(62歳)は

「早くめぐみちゃんに会わせてあげたい」

と話した。
上映後、北朝鮮拉致被害者らの再調査について有識者が話し合った。
特定失踪者問題調査会」の杉野正治常務理事は

「莫大な資金を引き出すため、日本の譲歩を待って引き延ばしている」

との見方を示した。

■神奈川県警HP
http://www.police.pref.kanagawa.jp/
あさがおの会HP
http://www.asagaonokai.jp
救う会神奈川HP
http://kanagawa.trycomp.net/
特定失踪者問題調査会HP
http://www.chosa-kai.jp/
茨城県警HP
http://www.pref.ibaraki.jp/kenkei/



◆昭和52(1977)年11月15日
少女拉致容疑事案
被害者:横田めぐみさん(拉致被害時13歳)
新潟市において下校途中に失踪。
平成16年11月に開催された第3回実務者協議において、北朝鮮側はめぐみさんが1994(平成6)年4月に死亡したとし「遺骨」を提出したが、めぐみさんの「遺骨」とされた骨の一部からは同人のものとは異なるDNAが検出されたとの鑑定結果を得た。
平成18年4月には日本政府の実施したDNA検査により、横田めぐみさんの夫が昭和53年に韓国より拉致された当時高校生の韓国人拉致被害者・金英男(キム・ヨンナム)氏である可能性が高いことが判明した。

※「白い翼でも黒い翼でも、赤い翼でも青い翼でも、何でも結構なんで、帰って来られる翼をめぐみに与えてほしい」
横田早紀江さん。拉致被害者横田めぐみさんの母)
※「正義は必ず勝つ、と私は信じていますので、あとしばらくお力をお貸しください」
(横田哲也さん。拉致被害者横田めぐみさんの弟)

《特定失踪者・根本直美さんについて》
◆氏名:根本 直美
(ねもとなおみ)
◆失踪年月日:昭和62(1987)年6月20日
◆生年月日:昭和47(1972)年1月15日
◆性別:女性
◆当時の年齢:15歳
◆身長:168cm
◆体重:52kg
◆当時の身分:高校1年生
◆当時の住所:茨城県藤代町
◆特徴:
1)やせ形
2)近視
3)右のももに子供の頃やけどの跡が薄く残っている
◆失踪場所:茨城県藤代町の自宅近く

【失踪状況】
テニス部の部活を終え下校する。
途中まで友達と一緒に帰り、午後7時頃その友達と別れて以後行方不明。
友達と別れた交差点から自宅までの中間地点にある神社の近くで自転車と本人のバッグが見つかった。
【根本直美さん失踪の詳細】
1987(昭和62)年6月20日(土曜日)、高校1年生の根本直美さん(当時15歳)は学校での部活を終え、他の部員8名とともに自転車で自宅に向かう途中、自宅まで約800mの地点に架かる『小貝川橋』のたもとで午後7時15分頃、部員達と別れ、一人で川沿いの道を自宅方向に向かったが帰宅せず、心配した母親が様子を見に行ったところ、自宅から約400m程の位置にある『熊野神社』前の土手に直美さんの自転車が倒れ、通学時に持っていたバッグも放置されているのを発見し、周辺を探したが直美さんは見つからず行方不明となった。
当日の夜は父親が神社裏手の集会場で地域の会合に出席するため午後7時頃にこの道を自家用車で通過していたが「不審な車両や人物を見た記憶はない」という。
一方、警察の捜索では警察犬も投入して捜索を行ったが、自転車が放置された場所から先の自宅方向に警察犬は動かず、直美さんの足取りは『熊野神社』前で消えている。
失踪直後直美さんの実家には3日間、警察が泊り込みで捜索に当たったが、警察が引き上げた直後の夜に無言電話があり、母親が電話口で「もしもし?」と呼びかけると電話は切れ、その後はいたずらと思われる電話が2回ほどあったのみである。
また直美さんを探していた両親は後日、直美さん失踪の前日(6月19日金曜日)の夜に直美さんの自転車が放置されていた熊野神社(大曲地区)の対岸にある藤代地区で「会社帰りの女性が白い車に追いかけられた」との情報を得たが人物の特定が出来ず、真偽は不明のままとなっている。

《特定失踪者・小林 榮さんについて》
◆氏名:小林 榮
(こばやしさかえ)
◆失踪年月日:昭和41(1966)年8月21日
◆生年月日:昭和18(1943)年4月29日
◆性別:男
◆当時の年齢:23歳
◆身長:160cm
◆体重:60kg
◆当時の身分:印刷会社社員
◆当時の住所:東京都千代田区神田猿楽町
◆特徴:
1)昭和41年頃、「ボクシングをやるためにジムに入る」と言っていた。
2)活動的で中学時代は陸上部に入りマラソンなどをしていた。
◆失踪場所:東京都千代田区

【失踪状況】
数日来体調を崩し仕事は休んでおり、当時住み込みで働いていた印刷会社から「医者に行く」と会社の者に言い残し外出したまま行方不明になっている。
失踪する心当たりはなく、身の周りのもの、荷物などいつもの通りだった。
失踪1カ月して勤務先の社長から失踪した旨の手紙が実家に来た。
昭和35年頃から失踪当時の印刷会社で働いていた。
■警視庁HP
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp

《特定失踪者・松岡伸矢さんについて》
◆氏名:松岡 伸矢
(まつおかしんや
◆失踪年月日:平成元(1989)年3月7日
◆生年月日:昭和59(1984)4月13日
◆性別:男
◆当時の年齢:4歳
◆当時の住所:茨城県牛久市
◆特徴:
1)左利き
2)右眉上に米粒大のうすい傷跡
◆失踪場所:徳島県美馬郡貞光町の親戚宅前

【失踪状況】
前日3月6日、両親と共に徳島県小松島市で祖母の葬式に出席。その夜は親戚宅で就寝。
朝起きて8時15分頃、父・姉・弟・従姉妹と親戚宅前を数分散歩。玄関から入ってこなかったので、父は抱いていた弟を家の中の母に渡し、すぐに玄関先に出てみたが、そこにいたはずなのにいなくなっていた。
すぐに家族で手分けして探し、昼過ぎには警察に通報し、警察犬も出動。警察・消防・地元市民による大規模な山狩りもしたが消息不明。
3月15日頃の夜、親戚宅にいる母親宛に徳島弁の女性から不審な電話があった。
13年間テレビ番組などを通じ探したが手がかりなし。
また、平成元年4月の終わりか5月の終わりに徳島県海部郡日和佐町の弁天浜の岸壁で「伸矢さんによく似た子供を抱いて海を見ていた不審な男性を目撃した」という情報がある。
日和佐は北朝鮮の船が来航する港の一つ。
徳島県警HP
http://www.police.pref.tokushima.jp/

《特定失踪者・松井綾子さんについて》
◆氏名:松井 綾子
(まついあやこ)
◆失踪年月日:平成10(1998)年12月3日
◆生年月日:昭和51(1976)年9月14日
◆性別:女性
◆当時の年齢:22歳
◆身長:156cm
◆当時の身分:臨床検査技師として病院に勤務
◆当時の住所:茨城県水戸市元吉田町
◆特徴:近視
◆失踪場所:茨城県水戸市のアパート

【失踪状況】
12月3日8:20、病院に「調子が悪いので休む」と電話があった。
4日病院を無断欠勤。
検査課の人がアパートへ確認に行く。
車なし、ドア施錠。
病院から実家に電話があり、家族が部屋に入るが室内物色された形跡なし。
12月4日8:28、国道6号線茨城町のGSで給油(本人自筆で確認)。
12:05、ローソン調子黒生店で昼食購入。
12月15日に神栖町海浜公園多目的広場駐車場で自家用車発見。
運転席側のロックなし、6,000円入りの財布が助手席に置かれた黒バックに残されていた。

茨城県警公開特定失踪者・澤田美智子さんについて》
◆氏名:澤田 美智子
(さわだみちこ)
◆当時の年齢:19歳
◆当時の職業:元会社員
◆当時の住所:茨城県日立市
福島県いわき市出身
◆身長:150cm

【失踪状況】
昭和47年2月27日、会社の寮から出かけたまま行方不明となっています。



拉致事件、捜査の現状】
北朝鮮による拉致事件を巡り、日本の警察はこれまで実行犯や指示役として北朝鮮の元工作員たち合わせて11人を国際手配しています。
拉致には金正日キム・ジョンイル)総書記が掌握していた対外情報調査部と呼ばれる工作機関が組織的に関わっていた疑いが強いと見て捜査を続けています。
このうち、福井県の地村保志さん・富貴恵さん夫妻を拉致した実行犯として元工作員辛光洙シン・グァンス)容疑者が手配されています。
また、大阪府の原 敕晁さんが拉致された事件では、辛容疑者とともに金吉旭(キム・キルウク)容疑者も共犯者として手配されています。
この他、東京都の久米 裕さん拉致事件では金世鎬(キム・セホ)容疑者が、新潟県曽我ひとみさん拉致事件にはキム・ミョンスク容疑者がそれぞれ関わったとして手配されています。
北海道出身の渡辺秀子さんの子供2人の拉致事件では、工作員グループのリーダー格で北朝鮮にいると見られる洪寿恵(ホン・スヘ)こと木下陽子容疑者が手配されています。
新潟県の蓮池 薫さん・祐木子さん夫妻の拉致事件ではチェ・スンチョル容疑者が実行犯として手配されている他、金総書記が掌握していた対外報調査部と呼ばれる北朝鮮の工作機関の幹部であるハン・クムニョン容疑者とキム・ナンジン容疑者が拉致の実行を指示したとして手配されています。
ハン容疑者たちは工作機関で「指導員」と呼ばれる立場で、辛光洙容疑者たちもこの組織の一員だったことがわかっており、警察は北朝鮮が組織的に拉致を実行した疑いが強いと見て捜査を続けています。
よど号ハイジャック事件のメンバーたちも1980年代にヨーロッパで相次いだ3人の日本人拉致に関わった疑いで国際手配されています。
このうち、有本恵子さん拉致事件では魚本公博(安部公博)容疑者が、石岡 亨さんと松木 薫さん拉致事件ではよど号メンバーの妻の森 順子・若林佐喜子両容疑者がそれぞれ手配されています。