無題 - もずの独り言・はてなスポーツ＋物置

寝る前に書くことにタイトルなんか付けない。

From out of
nowhere you came
strong as stone

サキどり↑

、今週は「“ファブ施設”でＤＩＹが大進化」

ファブ施設のファブとはファブリケーション（ものつくり）のこと。
今、ファブ施設が注目を集めている。

■神奈川県鎌倉市のファブ施設

築１２５年の酒蔵だった建物が、ファブ施設に。
ここに、地元・鎌倉市の人たちだけでなく、神奈川県外の人たちも集まる。
デジタル工作機械が置いてあり、一般の人たちが高度なものつくりを楽しめる。

◆こだわりを形に
音楽好きの男性が製作しているのが、スマートフォン用のスピーカー。
スタンド型になっていて、スマートフォンを差し込んで音楽を楽しむ。
男性はスピーカーを数種類作っていて、スピーカーの穴の位置で強調したい音域が変わるというこだわりようだ。
「小さくて音が良いものを作ってみたい。こだわりですね。売ってるものを買ってもいいんだけど、それだと満足出来ない。楽しいです」
（スピーカーを作った男性）

◆現代版からくり人形

ものすごく高速でお茶を運ぶからくり人形。
時代劇に出て来るものとは大違いだ。
このからくり人形に使用する部品は７１種類。
しかし、このファブ施設では軽く作れてしまう。
「特に難しいのは歯車。普通の手では出来ないところを数分でカットしてくれる。レーザーカッターが素人でも使えることになったものですから、作ることが可能になった」
（からくり人形を作った男性）

◆主婦もものつくり
神奈川県川崎市の主婦もこのファブ施設の常連だ。
編み物が趣味だというこの主婦が作ったのが、ソックブロッカー。
ソックブロッカーとは靴下の型のことで、編みたての靴下にソックブロッカーを入れてスチームをかけると靴下の形が整う。
が、ソックブロッカーはなかなか市販されていないのだ。
「作れるものは自分で作るというのが、もう普通になっている」
（ソックブロッカーを作った主婦）

◆年齢・性別・国籍関係無くものつくり
この施設では初心者でもわかりやすく機械や設計ソフトの使い方を教えてもらえる。
そのため、年間６００人がものつくりを楽しんでいる。
「みなさん『ものつくりとかデザイン出来ないけど勇気を持ってここに来た』という方がいるので、安心してここに来て一から楽しむ。それはもう、年齢・性別・国籍関係無く、みなさんいい顔でものつくりされてます」
（ファブ施設代表）

■宮城県仙台市のエンジニア

◆思い描いた風車を現実のものに
６４歳の男性エンジニア。
３Ｄプリンターで風力発電のタービン作り。タービンとは風車の羽根のこと。
このエンジニアが発案したタービンは、通常の風車の羽根と比べて羽根が後ろに傾いている。
羽根を後ろに傾けることで、風車の中心部から周辺部へと風の流れが生まれる。また、羽根の上に突起を付けることで風を無駄なく発電に生かせる。
「新しい型を考え出して、細かい改善の積み重ね」
（エンジニアの男性）

その「細かい改善の積み重ね」にエンジニアの男性が使ったのがファブ施設。
ファブ施設で数種類の試作品を作り、「細かい改善の積み重ね」に使ったのだ。
このエンジニアの男性は４月に自分の会社を立ち上げた。
自分の思い描いた風車で発電するために、今はパートナーとなる企業を探している。

■秋葉原のファブ施設でものつくり

◆開発費用を抑えられる「ものつくりの聖地」
ベンチャー企業のメンバーの男性。
この男性は、秋葉原ならではの靴を製作している。
「靴を作っています。テクノロジーとファッションが融合した靴です」
（男性）

一見、普通の靴にしか見えないのだが…
「電源を入れると光るんですね。さらに、動かすと音がするんです」
（男性）

足の動きに合わせて光が点滅。また、音が鳴ることでこれまでに無いユニークなパフォーマンスを表現出来る。
しかし、これだけの靴を製作するとなると、それなりの設備のある施設でないと作れない。
が、この施設を使うことで、開発費用を半分程度に抑えることが出来た。
「機材が無いと何も始められないのがハードウェア開発なので、そこをシェアしながらスタート出来るのはここじゃないと出来ないと思ってます」
（男性）

光って音が鳴る靴は来年の春に発売予定で、すでに２００人の予約が入っている。
「音楽表現をこれを使って拡張することが出来たら面白いなと思ってます」
（男性）