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【みんな生きている】特定失踪者・北朝鮮人権ネットワーク編/大分合同新聞

《インチキ遺骨ではなくて、拉致被害者を返せ!失踪者家族らが新組織設立》

北朝鮮に拉致された可能性を否定できない特定失踪者の家族らが、意見交換や情報発信するための組織「特定失踪者・北朝鮮人権ネットワーク」を発足させたことが6月18日、関係者への取材で分かった。
世話人を務める「救う会徳島」の陶久敏郎会長によると、全国のメンバーが気軽に交流できるよう会員制交流サイト(SNS)のフェイスブックを活用。インターネット上で当事者や支援者が思いを述べ合ったり、社会に訴えかけたりする。
北朝鮮による拉致再調査期限(1年)が7月に迫り、特定失踪者の問題が置き去りにされるのではと懸念。拉致被害者らの人権侵害の解決を促すきっかけになればと意気込む。

《特定失踪者・平本和丸さんについて》
◆氏名:平本 和丸
(ひらもとかずまる)
◆失踪年月日:昭和23(1948)年7月
◆生年月日:昭和3(1928)年1月2日
◆性別:男
◆当時の年齢:20歳
◆当時の身分:終戦大洋漁業トロール船に乗っていた。
昭和23年頃本社勤めになった。
◆身長:165cm~167cm
◆失踪場所:九州

【失踪状況】
7月20日以降、当時広島県安芸郡に居住していた実弟・敏昭さん(後述)を尋ね「船で遠洋に出るため当分会えない。お別れに来た」と言って7~10日間逗留。
その後、大分県中津市の朝鮮在住時代の友人宅に行き何日か逗留した後、失踪。
勤務していた会社にも連絡なし。
朝鮮から引き揚げ者。
中学生まで咸鏡南道咸興に居住していたが、親の反対を押し切って海軍予科練に内地で入隊し、終戦を迎えた。

《特定失踪者・平本敏昭さんについて》
◆氏名:平本 敏昭
(ひらもととしあき
◆失踪年月日:昭和25(1950)年9月21日
◆生年月日:昭和4(1929)年6月19日
◆性別:男
◆当時の年齢:21歳
◆当時の身分:広島県内で小学校教諭
◆身長:180cm
◆失踪場所:大分県中津市

【失踪状況】
8月17日10時頃、学校へ出勤したまま行方がわからなくなる。
9月7~8日頃学校から電話で出勤していないことを知る。
その後しばらくして、大分県中津市の朝鮮在住時代の友人宅にに9月21日頃まで逗留していたと判明。
兄・和丸さん(昭和23年失踪)を探していたとのこと。

《特定失踪者・玉井敏明さんについて》
◆氏名:玉井 敏明
(たまいとしあき
◆失踪年月日:昭和52(1977)年1月30日
◆生年月日:昭和21(1946)年10月14日
◆性別:男
◆当時の年齢:30歳
◆当時の身分:三菱ふそうでトラックの修理などをする
◆身長:185cmくらい
◆失踪場所:大分県別府市

【失踪状況】
当時妻と一緒にスナックを経営していた。
先に自宅を出た敏明さんは店を開け、従業員に「ちょっと出てくるから」と言って店を出たまま、そのまま行方不明。
急用で何かあったのかもと思っていたが、その後一切連絡もない。

《特定失踪者・西村三男さんについて》
◆氏名:西村 三男
(にしむらみつお)
◆失踪年月日:昭和56(1981)年5月
◆生年月日:昭和37(1962)年5月26日
◆性別:男
◆当時の年齢:19歳
◆当時の住所:山口県山口市
◆当時の身分:会社員
◆身長:170cmくらい
熊本県出身
◆血液型:O型
◆失踪場所:山口県山口市

【失踪状況】
ゴールデンウィーク後、実家の熊本から山口市にある会社に戻り、寮から工場へ移動中失踪。
原付免許も寮に置いたまま、住民票もそのまま。
失踪後6カ月程して無言電話あり。

《特定失踪者・今津淳子さんについて》
◆氏名:今津 淳子
(いまづじゅんこ)
◆失踪年月日:昭和60(1985)年4月30日
◆生年月日:昭和32(1957)年5月28日
◆性別:女性
◆当時の年齢:27歳
◆当時の住所:埼玉県深谷市
◆当時の身分:保育園保母
大分県佐伯市上浦町出身
◆身長:158cm
◆体重:59kg
◆特徴:
1/顔)顔は卵形で色白。額の真ん中に指の先ほどの痣がある
2/視力)近視で普段はコンタクト使用。眼鏡のときもある
◆失踪場所:埼玉県深谷市大谷

【失踪状況】
休暇を取って大宮の運転試験場へバイクの免許を取りに行った。
同日7時頃寮の同僚に「これからバスで帰る。何か買い物はないか」と電話連絡したまま消息不明。
警察は公開捜査を行ったが目撃証言もなく安否につながる情報もない。
同日21時頃最寄りのバス停と寮の間の民家の人が犬が激しく鳴くのを聞く。
翌朝、その家の人が畑の中に今津さんの両方の靴を発見。
北朝鮮にいる」という情報がある。

大分県警公開特定失踪者・武石喜八さんについて》
◆氏名:武石 喜八
(たけいしきはち)
◆当時の年齢:25歳(昭和42年当時)
◆当時の住所:佐賀県佐賀市
大分県九重町出身
◆当時の職業:佐賀県職員
◆身長:164くらい
◆特徴:中肉

【失踪状況】
昭和42年2月21日、当時住んでいた佐賀市内の下宿を自転車で出たあと、行方不明となっています。

大分県警公開特定失踪者・久保清久さんについて》
◆氏名:久保 清久
(くぼきよひさ)
◆当時の年齢:23歳(昭和48年当時)
◆当時の住所:東京都保谷市(現・西東京市
大分県宇佐市出身
◆当時の職業:会社員
◆身体的特徴:身長170くらい

【失踪状況】
昭和48年11月12日、当時住んでいた東京都内のアパートに荷物を残したまま行方不明となっています。

救う会大分facebook
http://ja-jp.facebook.com/sukuukai.oita
救う会大分HP
http://www.geocities.co.jp/WallStreet/6668/
大分県警HP
http://www.pref.oita.jp/keisatu/



拉致事件、捜査の現状】
北朝鮮による拉致事件を巡り、日本の警察はこれまで実行犯や指示役として北朝鮮の元工作員たち合わせて11人を国際手配しています。
拉致には金正日キム・ジョンイル)総書記が掌握していた対外情報調査部と呼ばれる工作機関が組織的に関わっていた疑いが強いと見て捜査を続けています。
このうち、福井県の地村保志さん・富貴恵さん夫妻を拉致した実行犯として元工作員辛光洙シン・グァンス)容疑者が手配されています。
また、大阪府の原 敕晁さんが拉致された事件では、辛容疑者とともに金吉旭(キム・キルウク)容疑者も共犯者として手配されています。
この他、東京都の久米 裕さん拉致事件では金世鎬(キム・セホ)容疑者が、新潟県曽我ひとみさん拉致事件にはキム・ミョンスク容疑者がそれぞれ関わったとして手配されています。
北海道出身の渡辺秀子さんの子供2人の拉致事件では、工作員グループのリーダー格で北朝鮮にいると見られる洪寿恵(ホン・スヘ)こと木下陽子容疑者が手配されています。
新潟県の蓮池 薫さん・祐木子さん夫妻の拉致事件ではチェ・スンチョル容疑者が実行犯として手配されている他、金総書記が掌握していた対外報調査部と呼ばれる北朝鮮の工作機関の幹部であるハン・クムニョン容疑者とキム・ナンジン容疑者が拉致の実行を指示したとして手配されています。
ハン容疑者たちは工作機関で「指導員」と呼ばれる立場で、辛光洙容疑者たちもこの組織の一員だったことがわかっており、警察は北朝鮮が組織的に拉致を実行した疑いが強いと見て捜査を続けています。
よど号ハイジャック事件のメンバーたちも1980年代にヨーロッパで相次いだ3人の日本人拉致に関わった疑いで国際手配されています。
このうち、有本恵子さん拉致事件では魚本公博(安部公博)容疑者が、石岡 亨さんと松木 薫さん拉致事件ではよど号メンバーの妻の森 順子・若林佐喜子両容疑者がそれぞれ手配されています。