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【みんな生きている】森田健作編/産経新聞

《インチキ遺骨ではなくて、拉致被害者を返せ!「早期帰国へ国は総力を」拉致問題で森田千葉県知事》

北朝鮮による拉致被害者らの再調査開始から7月4日で1年を迎えるのを前に、千葉県の森田健作知事は6月22日の県議会で

「全ての拉致被害者が一日も早く帰国できるよう、国の総力を挙げなくてはいけない。本県でも事業効果を勘案し、より効果的な啓発活動を検討したい」

と述べた。中村 実県議(自民)の一般質問に答えた。
森田知事は拉致問題の啓発活動について問われ、

拉致問題はわが国の主権と国民の生命安全に関わる重要な問題で、許すことのできない行為」

とした上で、

「県民に重大さを認識してもらうために、(拉致被害者横田めぐみさんを題材とした)映画『めぐみ』の上映会をこれまでの2カ所から3カ所に増やす」

と答弁した。
これに対し、中村県議は平成22、23年度に県や国などの共催で開かれていた啓発集会「一日も早く拉致被害者を救出する!国民大集会in千葉」を再び開催することを求めた。



《特定失踪者・古川了子さんについて》
◆氏名:古川 了子
(ふるかわのりこ)
◆失踪年月日:昭和48(1973)年7月7日
◆生年月日:昭和30(1955)年1月1日
◆性別:女性
◆当時の年齢:18歳
◆身長:157cmくらい
◆当時の身分:三井造船社員
◆特徴:
1)中学時代水泳部、高校では卓球部部長。
2)簿記、珠算和文タイプ等資格持っている
3)書き初めで入選したことあり、文字を書くのは左右同じに使える
◆失踪場所:千葉県

【失踪状況】
午前中に美容院へ行き、午後から母親と浴衣を買いに行く予定をしていた。
朝早く家を出て、美容院に「今日の美容院はキャンセルしたい。出かけるところができた。母親にも浴衣を買いに行けなくなったと伝えて下さい」と言った。
母親は美容院からの電話で、友達にでも会うことになったのだろうと気にしなかったが、それから何の音沙汰もなくなった。
7月に初めて貰ったボーナスは手付かず、預金通帳も置いたまま。持って出たのは財布とハンカチくらいしか入らない、いつも持っている小さなバッグ1つだけだった。
その後、家にも勤め先にも全く連絡なし。中学や高校の友人も心あたりはなかった。
北朝鮮工作員安明進(アン・ミョンジン)氏が、「1991年に平壌市内の病院にいた女性と似ている」と証言している。
平成16年1月29日、千葉県警に告発状提出。
平成17年4月13日政府に対し拉致認定を求め東京地裁に提訴。

《特定失踪者・田中正道さんについて》
◆氏名:田中 正道
(たなかまさみち)
◆失踪年月日:平成5(1993)年6月7日
◆生年月日:昭和23(1948)年6月28日
◆性別:男
◆当時の年齢:44歳
◆身長:168cm
◆体重:55kg
◆当時の身分:建設業(鍛冶工、鳶職)
◆特徴:やせ型
◆特技:測量、ガス、足場、玉掛の技術を持っている
◆失踪場所:千葉県習志野市

【失踪状況】
5月16日、「急性アルコール中毒になり入院した」との連絡が千葉県の病院から鹿児島に住む家族にあった。
入院中病院より連絡があり「身内が近くにいないので、他の人より長く入院させるから」と言われ、6月3日まで入院した。
退院前に主治医から鹿児島の妹に電話があり「そろそろ退院する。妹の世話にはなりたくないと言っているので、病院の方で仕事を紹介します」と言われた(後に主治医は「そういう話はしていない」と言っている)。
6月2日、本人より「明日退院するので、免許の更新に茨城に行ってくる」と連絡があった。
6月6日、茨城県交通協会で講習を受けたことは免許証にて確認。
6月7日千葉市内の友人宅に寄り、「今から仕事に行く」と言って出ていったのが最後。
同年6月11日、本人の車が習志野市内の路上に放置してあるとの連絡があった。車は慌てたように斜めに放置、キーがついたまま、ドアの鍵も開いており、後輪がパンクしていた。
車内には免許証、保険証、預金通帳印鑑、入院時の下着類、仕事着、アドレス帳があった。車が置かれたのは10日夜半か11日早朝と思われる。
北朝鮮にいるとの不確定情報がある。

千葉県警公開特定失踪者・鵜浦礼子さんについて》
◆名前:鵜浦 礼子
(うのうられいこ)
◆身長:158cm
◆血液型:A型?
◆当時の年齢:20歳(昭和47年当時)
◆当時の住所:東京都目黒区碑文谷
◆当時の身分:無職

【不明の状況】
昭和47年7月6日、都内の実兄方に同居し「職探しに行く。錦糸町の叔母の所に行く」と言って出掛けた。
その後、北海道稚内にいる旨の電報が届いたものの行方不明となっています。

千葉県警公開特定失踪者・秋本 弘さんについて》
◆名前:秋本 弘
(あきもとひろし)
◆身長:170cm
◆血液型:A型
◆当時の年齢:23歳(昭和44年当時)
◆当時の住所:千葉市花見川区検見川町
◆特徴:左右何れかの足に骨折痕有り
◆当時の身分:会社員

【不明の状況】
昭和44年1月4日朝、いつもの様に自宅から会社に「行って来ます」と言って出掛けたが、会社には出勤しないまま行方不明となっています。

千葉県警公開特定失踪者・小林敏孝さんについて》
◆名前:小林 敏孝
(こばやしとしたか)
◆身長:170cm
◆血液型:O型
◆当時の年齢:33歳(昭和56年当時)
◆当時の住所:千葉県山武郡大網白里町
◆特徴:
1)近視
2)がに股大工

【不明の状況】
昭和56年7月3日午後、仕事先から帰社し、着替えのため会社から徒歩2~3分の自宅アパートに向かったまま行方不明となっています。

千葉県警公開特定失踪者・古賀 守さんについて》
◆名前:古賀 守
(こがまもる)
◆身長:170cm
◆血液型:不明
◆当時の年齢:19歳(昭和43年当時)
◆当時の住所:佐賀県佐賀郡久保田町
◆当時の身分:会社員

【不明の状況】
昭和43年6月20日頃、家族と同居していたが、姉の結婚式を3日後に控えたころから帰宅せず、そのまま行方不明となっています。

千葉県警公開特定失踪者・東條 薫さんについて》
◆名前:東條 薫
(とうじょうかおる)
◆身長:160cm
◆血液型:A型
◆当時の年齢:25歳(平成4年当時)
◆当時の住所:千葉市若葉区都賀の台
◆特徴:色白
◆当時の身分:無職

【不明の状況】
平成4年5月6日午前、自宅から軽装でポーチ様のバックを持ち、徒歩で外出したまま行方不明となっています。

◆昭和53(1978)年6月頃
元飲食店店員拉致容疑事案
被害者:田中 実さん(拉致被害時28歳)
欧州に向け出国したあと失踪。
平成14年10月にクアラルンプールで行われた日・朝国交正常化交渉第12回本会談及び平成16年に計3回行われた日・朝実務者協議において我が方から北朝鮮側に情報提供を求めたが、第3回協議において北朝鮮側より北朝鮮に入境したことは確認できなかった旨回答があった。
平成17年4月に田中 実さんが拉致認定されて以降、政府は北朝鮮側に対し即時帰国及び事案に関する真相究明を求めてきているが、これまでに回答はない。

《特定失踪者・金田竜光さんについて》
◆氏名:金田 竜光
(かねだたつみつ)
◆失踪年月日:昭和54(1979)年ごろ
◆生年月日:昭和27(1952)年
◆性別:男
◆当時の年齢:26歳
◆身長:180cm
◆当時の身分:ラーメン店店員
◆当時の住所:兵庫県神戸市東灘区青木
◆失踪場所:神戸市東灘区

【失踪状況】
金田さんは韓国籍
田中 実さん(昭和53年に拉致)と同じ施設で育った。
昭和52年ごろ、田中 実さん拉致実行犯・韓竜大(ハン・ヨンデ)が経営するラーメン店「来大」に就職。昭和53年に田中 実さんを「来大」に紹介し、ともに働く。同年、韓竜大の誘いにより、田中 実さんがオーストリア・ウィーンに出国。
半年ほどして、田中 実さんが差出人になっているオーストリアからの国際郵便を受け取る。その内容は「オーストリアはいいところであり、仕事もあるのでこちらに来ないか」との誘いであった。
田中さんの誘いを受け、打ちあわせと言って東京に向かったが、以後一切連絡がなく、行方不明となる。
連絡がないことを不思議に思った友人が、この間の事情を知る韓竜大に再三説明を求めたが、「知らない」と繰り返す。
その後失踪した2人を知る友人たちの間で「2人は北朝鮮にいる」との噂が広まり、韓竜大に近づく者がいなかった。
救う会兵庫」は平成14年10月に韓竜大、15年7月にその共犯である曹廷楽(チョ・ジョンガリ)についての告発状を兵庫県警に提出している。

《特定失踪者・藤田 進さんについて》
※国連人権理事会が調査要請を受理した事案
◆氏名:藤田 進
(ふじたすすむ)
◆失踪年月日:昭和51(1976)年2月7日
◆生年月日:昭和31(1956)年6月16日
◆性別:男
◆当時の年齢:19歳
◆当時の身分:東京学芸大学教育学部1年生
◆当時の住所:埼玉県川口市南町
◆特徴:
1)家ではあまりしゃべらないタイプ
2)ギターがうまかった
◆失踪場所:埼玉県川口市の自宅

【失踪状況】
失踪当日6:30~7:00頃、以前から言っていた新宿のガードマンのバイトに行くといって服を持って家を出たまま帰らず。
後に新宿にある全ての警備会社に電話で問い合わせたが該当者はいなかった。
脱北者北朝鮮から持ち出した写真が鑑定の結果、藤田 進さんである可能性が極めて高いことが判明。
平成16年1月28日、埼玉県警に告発状提出。



拉致事件、捜査の現状】
北朝鮮による拉致事件を巡り、日本の警察はこれまで実行犯や指示役として北朝鮮の元工作員たち合わせて11人を国際手配しています。
拉致には金正日キム・ジョンイル)総書記が掌握していた対外情報調査部と呼ばれる工作機関が組織的に関わっていた疑いが強いと見て捜査を続けています。
このうち、福井県の地村保志さん・富貴恵さん夫妻を拉致した実行犯として元工作員辛光洙シン・グァンス)容疑者が手配されています。
また、大阪府の原 敕晁さんが拉致された事件では、辛容疑者とともに金吉旭(キム・キルウク)容疑者も共犯者として手配されています。
この他、東京都の久米 裕さん拉致事件では金世鎬(キム・セホ)容疑者が、新潟県曽我ひとみさん拉致事件にはキム・ミョンスク容疑者がそれぞれ関わったとして手配されています。
北海道出身の渡辺秀子さんの子供2人の拉致事件では、工作員グループのリーダー格で北朝鮮にいると見られる洪寿恵(ホン・スヘ)こと木下陽子容疑者が手配されています。
新潟県の蓮池 薫さん・祐木子さん夫妻の拉致事件ではチェ・スンチョル容疑者が実行犯として手配されている他、金総書記が掌握していた対外報調査部と呼ばれる北朝鮮の工作機関の幹部であるハン・クムニョン容疑者とキム・ナンジン容疑者が拉致の実行を指示したとして手配されています。
ハン容疑者たちは工作機関で「指導員」と呼ばれる立場で、辛光洙容疑者たちもこの組織の一員だったことがわかっており、警察は北朝鮮が組織的に拉致を実行した疑いが強いと見て捜査を続けています。
よど号ハイジャック事件のメンバーたちも1980年代にヨーロッパで相次いだ3人の日本人拉致に関わった疑いで国際手配されています。
このうち、有本恵子さん拉致事件では魚本公博(安部公博)容疑者が、石岡 亨さんと松木 薫さん拉致事件ではよど号メンバーの妻の森 順子・若林佐喜子両容疑者がそれぞれ手配されています。