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【みんな生きている】北朝鮮人権侵害問題啓発集会・国民大行進編/NHK[全国]

《拉致は人権侵害の総本山!拉致被害者家族、被害者帰国へ粘り強い交渉求める》

【6月14日16時47分】
北朝鮮による拉致被害者の家族が集会に出席し、北朝鮮が被害者等の調査委員会を設置して来月で1年が経過することについて、「今いちばん大切なのは拉致被害者の帰国そのものであり、これは絶対に譲れない」として、帰国の実現に向けた粘り強い交渉を政府に求めました。
拉致問題を巡っては、北朝鮮が被害者等の調査委員会を設置して来月4日で1年になることから、来月上旬が調査結果の報告期限の目安とされています。


田口八重子さんを救出しろ!

6月14日、福岡市で開かれた集会に出席した拉致被害者の家族会代表で田口八重子さんの兄の飯塚繁雄さんは、

「今いちばん大切なのは被害者の帰国そのものであり、これは絶対に譲れません。調査結果の報告書ばかり求めていると変な方向にかき回され、拉致被害者の帰国の問題が消えてしまうおそれがあります。金正恩キム・ジョンウン)第1書記に『日本人を帰すしかない』と決断させることがポイントで、政府はそのための具体的な取り組みを進めてほしい」

と求めました。


松木 薫さんを救出しろ!

松木 薫さんの姉の斉藤文代さんは、13日が薫さんの62歳の誕生日だったことに触れ、

「被害者全員が早く帰国できることを待ち望んでいます。今が大事な時で、世論の後押しを受けながら北朝鮮に『家族を帰しなさい』と伝えたい。早く拉致問題が解決され、笑顔に戻れることを願っています」

と話しました。


■増元るみ子さんを救出しろ!

増元るみ子さんの姉の平野フミ子さんは

「妹は24歳で拉致され、今年11月で62歳になります。絶対にるみ子の笑顔が見たいし、るみ子と母が抱き合う姿をみんなに見てほしい。安倍総理大臣は被害者の帰国に向け、政治生命をかけて取り組んで頂きたい」

と訴えました。
このあと被害者家族は支援者と共に福岡市の中心部をデモ行進し、肉親の確実な帰国に向けた政府の取り組みと世論の後押しを求めました。


拉致問題担当相、早期解決目指す考え強調

山谷えり子拉致問題担当大臣は、福岡市で開かれた拉致被害者の家族たちを支援する集会で、北朝鮮拉致被害者等の全面的な調査を始めて間もなく1年となることに関連し、1日も早く調査結果を報告するよう強く求めて、問題の早期解決を目指す考えを強調しました。
この中で山谷拉致問題担当大臣は、北朝鮮が去年7月、「特別調査委員会」を設置し、拉致被害者等の全面的な調査を始めてから間もなく1年となることに関連して、

「すべての被害者の安全確保と帰国が最終的な目標だが、その手前の拉致被害者に関する報告すらまだない」

と述べ、北朝鮮の対応を批判しました。
そのうえで、山谷大臣は

「この問題を解決しなければ未来を描くことはできないということを北朝鮮に認識させる必要がある。被害者や家族のことを思うと一刻の猶予もないと考えており、1日も早く誠実で正直な報告をし、問題の解決を図るよう強く求めていく」

と述べました。
このあと山谷大臣は、記者団が「北朝鮮に対する日本独自の制裁を強化する考えはあるか?」と質問したのに対し、

拉致問題の解決のために何が最も効果的かという視点から不断の見直しをしている」

と述べました。



◆昭和53(1978)年6月頃
李恩恵(リ・ウネ)拉致容疑事案
被害者:田口八重子さん(拉致被害時22歳)
昭和62年11月の大韓航空機(KAL)爆破事件で有罪判決を受けた元北朝鮮諜報員金賢姫(キム・ヒョンヒ)氏は「李恩恵(リ・ウネ)」という女性から日本人の振る舞い方を学んだと主張している。この李恩恵は行方不明となった田口さんと同一人物と考えられる。
北朝鮮側は、田口さんは1984(昭和59)年に原 敕晁さんと結婚し、1986(昭和61)年の原さんの病死後すぐに自動車事故で死亡したとしているが、これを裏付ける資料等の提供はなされていない。
平成21年3月、金賢姫氏と飯塚家との面会において、金氏より田口さんの安否にかかる重要な参考情報(注)が新たに得られたことから、現在、同情報についての確認作業を進めている。
(注)金氏の発言:「87年1月にマカオから帰ってきて、2月か3月頃、運転手から田口さんがどこか知らないところに連れて行かれたと聞いた。86年に一人暮らしの被害者を結婚させたと聞いたので、田口さんもどこかに行って結婚したのだと思った」

◆昭和55(1980)年5月頃
欧州における日本人男性拉致容疑事案
被害者:松木 薫さん(拉致被害時26歳)
被害者:石岡 亨さん(拉致被害時22歳)
2人とも欧州滞在中の昭和55年に失踪。
昭和63年に石岡さんから日本の家族に出した手紙(ポーランドの消印)が届き、石岡さん、松木さん、そして有本恵子さんが北朝鮮に在住すると伝えてきた。
北朝鮮側は、石岡 亨さんは1988(昭和63)年11月にガス事故で有本恵子さんと共に死亡したとしているが、これを裏付ける資料等の提供はなされていない。
また、同様に松木 薫さんについても、1996(平成8)年8月に交通事故で死亡したとして、平成14年9月及び平成16年11月に開催された第3回日朝実務者協議と2回にわたり、北朝鮮側から松木さんの「遺骨」の可能性があるとされるものが提出されたが、そのうちの一部からは、同人のものとは異なるDNAが検出されたとの鑑定結果を得た。
捜査当局は拉致実行犯である「よど号」犯人の妻・森 順子及び若林(旧姓:黒田)佐喜子について、平成19年6月に逮捕状の発付を得て国際手配するとともに、政府として北朝鮮側に身柄の引渡しを要求している。

◆昭和53(1978)年8月12日
アベック拉致容疑事案
被害者:増元るみ子さん(拉致被害時24歳)
被害者:市川修一さん(拉致被害時23歳)
「浜に夕日を見に行く」と言って出かけたまま失踪。
北朝鮮側は、1979(昭和54)年7月に2人は結婚し、市川修一さんは同年9月に心臓麻痺で死亡し、増元るみ子さんは1981(昭和56)年に心臓麻痺で死亡したとしているが、これを裏付ける資料等の提供はなされていない。

◆昭和53(1978)年6月頃
元飲食店店員拉致容疑事案
被害者:田中 実さん(拉致被害時28歳)
欧州に向け出国したあと失踪。
平成14年10月にクアラルンプールで行われた日・朝国交正常化交渉第12回本会談及び平成16年に計3回行われた日・朝実務者協議において我が方から北朝鮮側に情報提供を求めたが、第3回協議において北朝鮮側より北朝鮮に入境したことは確認できなかった旨回答があった。
平成17年4月に田中 実さんが拉致認定されて以降、政府は北朝鮮側に対し即時帰国及び事案に関する真相究明を求めてきているが、これまでに回答はない。

《特定失踪者・金田竜光さんについて》
◆氏名:金田 竜光
(かねだたつみつ)
◆失踪年月日:昭和54(1979)年ごろ
◆生年月日:昭和27(1952)年
◆性別:男
◆当時の年齢:26歳
◆身長:180cm
◆当時の身分:ラーメン店店員
◆当時の住所:兵庫県神戸市東灘区青木
◆失踪場所:神戸市東灘区

【失踪状況】
金田さんは韓国籍
田中 実さん(昭和53年に拉致)と同じ施設で育った。
昭和52年ごろ、田中 実さん拉致実行犯・韓竜大(ハン・ヨンデ)が経営するラーメン店「来大」に就職。昭和53年に田中 実さんを「来大」に紹介し、ともに働く。同年、韓竜大の誘いにより、田中 実さんがオーストリア・ウィーンに出国。
半年ほどして、田中 実さんが差出人になっているオーストリアからの国際郵便を受け取る。その内容は「オーストリアはいいところであり、仕事もあるのでこちらに来ないか」との誘いであった。
田中さんの誘いを受け、打ちあわせと言って東京に向かったが、以後一切連絡がなく、行方不明となる。
連絡がないことを不思議に思った友人が、この間の事情を知る韓竜大に再三説明を求めたが、「知らない」と繰り返す。
その後失踪した2人を知る友人たちの間で「2人は北朝鮮にいる」との噂が広まり、韓竜大に近づく者がいなかった。
救う会兵庫」は平成14年10月に韓竜大、15年7月にその共犯である曹廷楽(チョ・ジョンガリ)についての告発状を兵庫県警に提出している。

新潟県警・愛知県警公開特定失踪者・渡邉浩成さんについて》
◆氏名:渡邉 浩成
(わたなべひろまさ)
◆当時の年齢:23歳(昭和60年当時)
◆当時の住所:愛知県名古屋市中区
新潟県三条市出身
◆当時の職業:郵便局員
◆身長:170くらい

【失踪状況】
昭和60年12月、岐阜県岐阜市の職場を出た後、行方不明になっています。



拉致事件、捜査の現状】
北朝鮮による拉致事件を巡り、日本の警察はこれまで実行犯や指示役として北朝鮮の元工作員たち合わせて11人を国際手配しています。
拉致には金正日キム・ジョンイル)総書記が掌握していた対外情報調査部と呼ばれる工作機関が組織的に関わっていた疑いが強いと見て捜査を続けています。
このうち、福井県の地村保志さん・富貴恵さん夫妻を拉致した実行犯として元工作員辛光洙シン・グァンス)容疑者が手配されています。
また、大阪府の原 敕晁さんが拉致された事件では、辛容疑者とともに金吉旭(キム・キルウク)容疑者も共犯者として手配されています。
この他、東京都の久米 裕さん拉致事件では金世鎬(キム・セホ)容疑者が、新潟県曽我ひとみさん拉致事件にはキム・ミョンスク容疑者がそれぞれ関わったとして手配されています。
北海道出身の渡辺秀子さんの子供2人の拉致事件では、工作員グループのリーダー格で北朝鮮にいると見られる洪寿恵(ホン・スヘ)こと木下陽子容疑者が手配されています。
新潟県の蓮池 薫さん・祐木子さん夫妻の拉致事件ではチェ・スンチョル容疑者が実行犯として手配されている他、金総書記が掌握していた対外報調査部と呼ばれる北朝鮮の工作機関の幹部であるハン・クムニョン容疑者とキム・ナンジン容疑者が拉致の実行を指示したとして手配されています。
ハン容疑者たちは工作機関で「指導員」と呼ばれる立場で、辛光洙容疑者たちもこの組織の一員だったことがわかっており、警察は北朝鮮が組織的に拉致を実行した疑いが強いと見て捜査を続けています。
よど号ハイジャック事件のメンバーたちも1980年代にヨーロッパで相次いだ3人の日本人拉致に関わった疑いで国際手配されています。
このうち、有本恵子さん拉致事件では魚本公博(安部公博)容疑者が、石岡 亨さんと松木 薫さん拉致事件ではよど号メンバーの妻の森 順子・若林佐喜子両容疑者がそれぞれ手配されています。