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【みんな生きている】日比谷公会堂(3)/安倍晋三編

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安倍晋三内閣総理大臣自民党総裁


拉致被害者が速やかに日本の土を踏むという結果を実現する

国民大集会に当たり、総理大臣としてご挨拶を申し上げます。
言うまでもなく、安倍政権にとって拉致問題の解決は、最重要課題です。このことは北朝鮮側には繰り返し伝え、交渉を進めていますが、現在までのところ、北朝鮮側から拉致被害者について具体的な情報を含む調査結果は出てきていません。
この交渉に当たっては、当然拉致問題を最優先で交渉していくことをお約束いたします。
先月、政府として、「対話と圧力」の基本方針のもと、わが国が独自に行っている北朝鮮措置の延長を閣議決定しました。すべての拉致被害者を取り戻すため、引き続き北朝鮮側が調査を迅速に行い、その結果を速やか、かつ正直に通報することを、今後も強く求めていきます。
また、問題の解決には、国際社会としっかりと連携をとりながら、北朝鮮に対し圧力をかけていくことが必要です。昨年12月に、国連の安全保障理事会で初めて、人権状況を含む北朝鮮の状況が議題として採択され、拉致問題を含む包括的な議論が行われました。
先月末には、国連の人権理事会において、わが国とEUとの共同提出により、安保理がこの問題に、継続的かつ積極的に関与することを期待する旨を明言した北朝鮮人権状況決議が採択されるなど、国際社会では拉致問題の解決を求める気運がこれまでになく高まっています。
こうした気運を盛り上げるために、家族会の皆様、そして多くの国民の皆様が世界に働きかけをしていただいたことを御礼申し上げたいと思います。

拉致問題を解決しないと、北朝鮮に未来は無い]
大切なことは、拉致問題を解決しなければ北朝鮮がその未来を描いていくことはできないということを北朝鮮にしっかり理解させていくことが大切です。
その認識のもと、北朝鮮は直ちに被害者全員を日本に返すべきであり、そのことを改めて強調したいと思います。
拉致被害者の日本への帰国なくして拉致問題の解決はないわけです。
先日、ご家族の皆様とお会いして、皆様がご高齢になる中、改めて解決に向けての切なる思いに触れました。一刻の猶予も許されないとの思いを改めて強くしました。
すべての拉致被害者が速やかに日本の土を踏むという結果を実現するために、
あらゆる手段を尽くします。困難はありますが、ご家族の、そして被害者の皆様が抱き合う日が訪れるまで私の使命は終わりません。
日・朝平壌宣言に基づき、諸懸案を包括的に解決すべく、「対話と圧力」、「行動対行動」の原則を貫き、引き続き全力を尽くします。
我々は、拉致被害者、そしてご家族の皆様と常に共にある、この思いをしっかりと胸に刻みながら解決に向けて全力を尽くしていくことをお約束して、私のご挨拶とさせていただきます。
皆さん一緒にがんばりましょう。
ありがとうございました。



◆昭和53(1978)年6月頃
元飲食店店員拉致容疑事案
被害者:田中 実さん(拉致被害時28歳)
欧州に向け出国したあと失踪。
平成14年10月にクアラルンプールで行われた日・朝国交正常化交渉第12回本会談及び平成16年に計3回行われた日・朝実務者協議において我が方から北朝鮮側に情報提供を求めたが、第3回協議において北朝鮮側より北朝鮮に入境したことは確認できなかった旨回答があった。
平成17年4月に田中 実さんが拉致認定されて以降、政府は北朝鮮側に対し即時帰国及び事案に関する真相究明を求めてきているが、これまでに回答はない。

《特定失踪者・金田竜光さんについて》
◆氏名:金田 竜光
(かねだたつみつ)
◆失踪年月日:昭和54(1979)年ごろ
◆生年月日:昭和27(1952)年
◆性別:男
◆当時の年齢:26歳
◆身長:180cm
◆当時の身分:ラーメン店店員
◆当時の住所:兵庫県神戸市東灘区青木
◆失踪場所:神戸市東灘区

【失踪状況】
金田さんは韓国籍
田中 実さん(昭和53年に拉致)と同じ施設で育った。
昭和52年ごろ、田中 実さん拉致実行犯・韓竜大(ハン・ヨンデ)が経営するラーメン店「来大」に就職。昭和53年に田中 実さんを「来大」に紹介し、ともに働く。同年、韓竜大の誘いにより、田中 実さんがオーストリア・ウィーンに出国。
半年ほどして、田中 実さんが差出人になっているオーストリアからの国際郵便を受け取る。その内容は「オーストリアはいいところであり、仕事もあるのでこちらに来ないか」との誘いであった。
田中さんの誘いを受け、打ちあわせと言って東京に向かったが、以後一切連絡がなく、行方不明となる。
連絡がないことを不思議に思った友人が、この間の事情を知る韓竜大に再三説明を求めたが、「知らない」と繰り返す。
その後失踪した2人を知る友人たちの間で「2人は北朝鮮にいる」との噂が広まり、韓竜大に近づく者がいなかった。
救う会兵庫」は平成14年10月に韓竜大、15年7月にその共犯である曹廷楽(チョ・ジョンガリ)についての告発状を兵庫県警に提出している。



【SEA OF MERCY】
The book named “Sea of Mercy”
13-year- old junior high school student Takeshi Terakoshi was abducted in May 1963.
He went fishing with his two uncle, Shoji and Soto-o Terakoshi. The fishingboat named Kiyomaru left for the fishing ground nearby Noto island, Ishikawa prefecture.
Kiyomaru encountered North Korean spy vessel. Spies were afraid of detection.
Soto-o and Takeshi were abducted and carried to Chong-jin city. Shoji was considered to be killed at the site.
Families, fellow fishermen and coast guard searched the area, but they could find only Kiyomaru and Takeshi’s school uniform.
They thought 3 persons were in disress and died. Funeral service was held.24 Years were passed.
In 1987, Soto-o’s sister received the letter from Soto-o and surprised.
Soto-o wrote “Takeshi and I am living in Gusong, North Korea”.
Takeshi’s father and mother visited to North Korea in1988 and met with Soto-o and Takeshi.
But they couldn’t say how they carried to North Korea because NK officials watched them.
North Korea made the story of their shipwreck accident and lifesaving.
Since then, Takeshi’s parents visited to him a lot of times but Takeshi and his family members cannot say that Takeshi and his uncles were abducted.
In 1997, Megumi Yokota case was appeared in the media and the national congress. Terakoshi’s case was also observed as an abduction case. But “he” denied that he was abducted and praised North Korea and the Kim family.
In December 2001, Pyongyang publishing company published a book named “Sea of Mercy”.
The author is Kim Myong-ho, Takeshi’s Korean name.
In that book, Takeshi wrote that they are not the abduction victims but happily living in North Korea after they ware saved. Moreover “he" denied other abduction case such as Megumi Yokota and Yaeko Taguchi in this book.
Nine months later, Kim Jong-il admitted and appologized for the abduction activities.
But North Korea still denies Terakoshi’s case as abduction and Takeshi and his family cannot say he was abduction victim because Takeshi himself is a hostage.
“Sea of Mercy”, the title is a symbol of North Korean regime.