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【みんな生きている】増元るみ子さん/STS

《拉致は人権侵害の総本山!増元るみ子さんを救出しろ!》

北朝鮮による拉致問題を考える集会が佐賀県唐津市で開かれ、拉致被害者の家族・増元照明さんが「問題解決のために私たちの国がどうあるべきか考えてほしい」と訴えました。
拉致問題を考える県民の集い」は、未解決のままとなっている北朝鮮による拉致問題について「早期解決に向けた国民の世論を高めよう」と県や唐津市等が開いたものです。
約200人が参加する中、家族会の前の事務局長で拉致被害者・増元るみ子さんの弟・増元照明さんは次のように訴えました。

「なぜ、多くの日本人が苦しい人生を強いられたのか、それはこの国に国民を守るシステムがない、国民を取り戻すシステムがないということを彼らが身を持って、日本の国民の皆さんに示しているんだということに思いたってください」

さらに増元さんは

「彼らの犠牲を無駄にしないように私たちの国がどうあるべきか一人一人考えてほしい」

と呼びかけました。

◆昭和53(1978)年8月12日
アベック拉致容疑事案
被害者:増元るみ子さん(拉致被害時24歳)
被害者:市川修一さん(拉致被害時23歳)
「浜に夕日を見に行く」と言って出かけたまま失踪。
北朝鮮側は、1979(昭和54)年7月に2人は結婚し、市川修一さんは同年9月に心臓麻痺で死亡し、増元るみ子さんは1981(昭和56)年に心臓麻痺で死亡したとしているが、これを裏付ける資料等の提供はなされていない。

佐賀県警公開特定失踪者・武石喜八さんについて》
◆氏名:武石 喜八
(たけいしきはち)
◆当時の年齢:25歳(昭和42年当時)
◆当時の住所:佐賀県佐賀市
大分県九重町出身
◆当時の職業:佐賀県職員
◆身長:164くらい
◆特徴:中肉

【失踪状況】
昭和42年2月21日、当時住んでいた佐賀市内の下宿を自転車で出たあと、行方不明となっています。

佐賀県警公開特定失踪者・光瀬雅弘さんについて》
◆氏名:光瀬 雅弘
(みつせまさひろ)
◆当時の年齢:25歳(昭和47年当時)
◆当時の住所:愛知県半田市
◆当時の職業:無職
◆身長:160くらい
◆特徴:中肉

【失踪状況】
昭和47年9月頃、愛知県内の自宅から行方不明となっています。

佐賀県警公開特定失踪者・井上英治さんについて》
◆氏名:井上 英治
(いのうええいじ)
◆当時の年齢:22歳(昭和51年当時)
◆当時の住所:佐賀県東松浦郡肥前町(現・唐津市肥前町
◆当時の職業:農業
◆身長:163くらい
◆特徴:中肉

【失踪状況】
昭和51年6月24日、自宅に「しばらく遊びに行く」等と電話したあと、行方不明となっています。

佐賀県警公開特定失踪者・武富昌子さんについて》
◆氏名:武富 昌子
(たけどみまさこ)
◆当時の年齢:18歳(昭和53年当時)
◆当時の住所:佐賀県佐賀市
◆当時の職業:高校生
◆身長:160くらい
◆特徴:
1)中肉
2)丸顔

【失踪状況】
昭和53年3月15日、佐賀県唐津市内で行方不明となっています。

佐賀県警公開特定失踪者・堤 夏夫さんについて》
◆氏名:堤 夏夫
(つつみなつお)
◆当時の年齢:31歳(昭和54年当時)
◆当時の住所:東京都国分寺市
◆当時の職業:会社員
◆身長:160くらい
◆特徴:痩せ型

【失踪状況】
昭和54年7月2日、自宅を出たまま行方不明となっています。



拉致事件、捜査の現状】
北朝鮮による拉致事件を巡り、日本の警察はこれまで実行犯や指示役として北朝鮮の元工作員たち合わせて11人を国際手配しています。
拉致には金正日キム・ジョンイル)総書記が掌握していた対外情報調査部と呼ばれる工作機関が組織的に関わっていた疑いが強いと見て捜査を続けています。
このうち、福井県の地村保志さん・富貴恵さん夫妻を拉致した実行犯として元工作員辛光洙シン・グァンス)容疑者が手配されています。
また、大阪府の原 敕晁さんが拉致された事件では、辛容疑者とともに金吉旭(キム・キルウク)容疑者も共犯者として手配されています。
この他、東京都の久米 裕さん拉致事件では金世鎬(キム・セホ)容疑者が、新潟県曽我ひとみさん拉致事件にはキム・ミョンスク容疑者がそれぞれ関わったとして手配されています。
北海道出身の渡辺秀子さんの子供2人の拉致事件では、工作員グループのリーダー格で北朝鮮にいると見られる洪寿恵(ホン・スヘ)こと木下陽子容疑者が手配されています。
新潟県の蓮池 薫さん・祐木子さん夫妻の拉致事件ではチェ・スンチョル容疑者が実行犯として手配されている他、金総書記が掌握していた対外報調査部と呼ばれる北朝鮮の工作機関の幹部であるハン・クムニョン容疑者とキム・ナンジン容疑者が拉致の実行を指示したとして手配されています。
ハン容疑者たちは工作機関で「指導員」と呼ばれる立場で、辛光洙容疑者たちもこの組織の一員だったことがわかっており、警察は北朝鮮が組織的に拉致を実行した疑いが強いと見て捜査を続けています。
よど号ハイジャック事件のメンバーたちも1980年代にヨーロッパで相次いだ3人の日本人拉致に関わった疑いで国際手配されています。
このうち、有本恵子さん拉致事件では魚本公博(安部公博)容疑者が、石岡 亨さんと松木 薫さん拉致事件ではよど号メンバーの妻の森 順子・若林佐喜子両容疑者がそれぞれ手配されています。