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【みんな生きている】駐韓アメリカ大使襲撃編

《金基宗容疑者が北朝鮮メディアに影響受けた可能性も》

朝鮮日報
マーク・リッパート(Mark Lippert)駐韓アメリカ大使が金基宗(キム・ギジョン)容疑者に襲われる事件が発生する直前、「わが民族同士」等北朝鮮メディアがリッパート大使を脅迫するかのような記事を立て続けに発信していたことが分かった。
前任のソン・キム大使のときにはそのようなことはなかったが、今回リッパート大使を名指しして北朝鮮メディアが脅迫的な記事を発信していた事実は、金容疑者の犯行に何らかの影響を及ぼしていた可能性がある、と韓国の公安当局はにらんでいる。
たとえば、「わが民族同士」は昨年12月16日、リッパート大使がメディアとのインタビューで発言した内容を問題視し「リッパートの妄言は北侵戦争を意図する凶悪なもの」などと激しく非難していた。
その後、韓・米合同軍事演習「キーリゾルブ」が近づくと、リッパート大使に対する北朝鮮メディアの非難はいっそう過激になった。今年2月10日にリッパート大使が韓・米議員外交協会の懇談会に出席した際、大使は北朝鮮に対して「並進路線(核開発と経済発展を同時に目指す北朝鮮の政策)」の放棄を求めたが、これに対して北朝鮮メディアは「リッパートは軽々しく言葉遊びをしていると終末を迎えるだろう」と脅迫した。さらに、2月22日には「リッパートは『愚か者の舌は自分で自分の首を絞めるほど長い』という言葉の意味を考えよ」と脅した。


■「命脈断ち切るべき」北朝鮮のメディア報じる

とりわけ金容疑者による犯行当日の5日未明になると、北朝鮮メディアは「言葉での対応はすでに終わった」とした上で「狂った敵の舌を破壊し、その命脈を完全に断ち切らなければならない」「内外の反統一勢力による蠢動はこれ以上容認できない」「断固たる決断を下すべき時を迎えた」等と一斉に発信していた。これら一連の記事の内容から、北朝鮮がメディアを通じて韓国国内の北朝鮮追従勢力をそそのかし、テロ行為を促したのではないかとの見方も出ている。


北朝鮮「正義の刃による洗礼」

北朝鮮は金容疑者の犯行後、改めてあらゆるメディアを動員し、今回の襲撃事件を「正義の刃による洗礼」「南朝鮮(韓国)人民の意向を反映した相応の懲罰」等と大きく報じた。



※「親北勢力は胸に手を当てて考えて欲しい。もし、あなたの子供たちが食べ物に飢えて栄養失調になり、骨だけの痩せ細った体で勉強を諦め、市場のゴミ捨て場を漁っていたら、どんな気持ちになるだろうか。そうせざるを得ない社会に憧れを持つことなど出来るだろうか」
脱北者Aさん。脱北者手記集より)



拉致事件、捜査の現状】
北朝鮮による拉致事件を巡り、日本の警察はこれまで実行犯や指示役として北朝鮮の元工作員たち合わせて11人を国際手配しています。
拉致には金正日キム・ジョンイル)総書記が掌握していた対外情報調査部と呼ばれる工作機関が組織的に関わっていた疑いが強いと見て捜査を続けています。
このうち、福井県の地村保志さん・富貴恵さん夫妻を拉致した実行犯として元工作員辛光洙シン・グァンス)容疑者が手配されています。
また、大阪府の原 敕晁さんが拉致された事件では、辛容疑者とともに金吉旭(キム・キルウク)容疑者も共犯者として手配されています。
この他、東京都の久米 裕さん拉致事件では金世鎬(キム・セホ)容疑者が、新潟県曽我ひとみさん拉致事件にはキム・ミョンスク容疑者がそれぞれ関わったとして手配されています。
北海道出身の渡辺秀子さんの子供2人の拉致事件では、工作員グループのリーダー格で北朝鮮にいると見られる洪寿恵(ホン・スヘ)こと木下陽子容疑者が手配されています。
新潟県の蓮池 薫さん・祐木子さん夫妻の拉致事件ではチェ・スンチョル容疑者が実行犯として手配されている他、金総書記が掌握していた対外報調査部と呼ばれる北朝鮮の工作機関の幹部であるハン・クムニョン容疑者とキム・ナンジン容疑者が拉致の実行を指示したとして手配されています。
ハン容疑者たちは工作機関で「指導員」と呼ばれる立場で、辛光洙容疑者たちもこの組織の一員だったことがわかっており、警察は北朝鮮が組織的に拉致を実行した疑いが強いと見て捜査を続けています。
よど号ハイジャック事件のメンバーたちも1980年代にヨーロッパで相次いだ3人の日本人拉致に関わった疑いで国際手配されています。
このうち、有本恵子さん拉致事件では魚本公博(安部公博)容疑者が、石岡 亨さんと松木 薫さん拉致事件ではよど号メンバーの妻の森 順子・若林佐喜子両容疑者がそれぞれ手配されています。