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【みんな生きている】金与正・韓光相編

金敬姫書記よりも強大な権力を持つ金与正副部長と、貢ぎ物で出世した韓光相財政経理部長》

朝鮮日報
北朝鮮金正恩キム・ジョンウン朝鮮労働党第1書記の妹・与正(ヨジョン)氏(同党副部長)が今年1月だけで正恩氏の公開視察・現地指導などに7回随行、黄炳誓(ファン・ビョンソ)朝鮮人民軍総政治局長(7回)に次いで2番目に多いことが分かった。正恩氏に随行した回数が昨年10回だった与正氏だが、今年は1月だけで7回と急増、権力の中核人物に浮上したとの声も挙がっている。
黄炳誓氏は正恩氏の部隊視察にだけ同行したが、与正氏は部隊視察はもちろん、民間部門や軍需工場視察にも随行している。
韓国統一部(省に相当)関係者は

「黄炳誓氏が軍部を管理する立場で随行する一方で、与正氏は正恩氏を近くで補佐し、代表する役割まで担っているものとみられる」

と語った。
与正氏は以前は正恩氏に影のように随行していたが、昨年末からは公の場にも姿を見せている。
北朝鮮消息筋は

「与正氏は労働党宣伝部副部長を務め、正恩氏の偶像化を進めている。叔母の金敬姫キム・ギョンヒ)氏が担当していた外貨稼ぎ事業や国防委員会の業務まで関与している」

と語った。
与正氏は通訳が必要ないほど日本語が堪能だという。
高麗大学の南成旭(ナム・ソンウク)教授は

「与正氏は国政全般でナンバー2の役割をしている。かつての金敬姫氏よりも大きな権力で正恩氏を支えているようだ」

と分析した。
一方、韓光相(ハン・グァンサン)朝鮮労働党政経理部長もこの1カ月間で正恩氏に7回随行し、新たな側近として浮上したとの見方がある。最高人民会議第13期代議員(国会議員)に昨年選出された韓光相氏は正恩氏に65回(2014年)随行し、全高官の中で2番目に随行回数が多かった。
北朝鮮消息筋は

「韓光相氏は正恩氏が後継者だったときに朝鮮労働党政経理部運輸2課長を務め、外車の輸入を担当していた。韓光相氏は車を輸入するたび、世界の有名なブランドの最新型スポーツカーを別に取り寄せ、正恩氏に献上していたと聞いた」

と語った。



※「親北勢力は胸に手を当てて考えて欲しい。もし、あなたの子供たちが食べ物に飢えて栄養失調になり、骨だけの痩せ細った体で勉強を諦め、市場のゴミ捨て場を漁っていたら、どんな気持ちになるだろうか。そうせざるを得ない社会に憧れを持つことなど出来るだろうか」
脱北者Aさん。脱北者手記集より)



拉致事件、捜査の現状】
北朝鮮による拉致事件を巡り、日本の警察はこれまで実行犯や指示役として北朝鮮の元工作員たち合わせて11人を国際手配しています。
拉致には金正日キム・ジョンイル)総書記が掌握していた対外情報調査部と呼ばれる工作機関が組織的に関わっていた疑いが強いと見て捜査を続けています。
このうち、福井県の地村保志さん・富貴恵さん夫妻を拉致した実行犯として元工作員辛光洙シン・グァンス)容疑者が手配されています。
また、大阪府の原 敕晁さんが拉致された事件では、辛容疑者とともに金吉旭(キム・キルウク)容疑者も共犯者として手配されています。
この他、東京都の久米 裕さん拉致事件では金世鎬(キム・セホ)容疑者が、新潟県曽我ひとみさん拉致事件にはキム・ミョンスク容疑者がそれぞれ関わったとして手配されています。
北海道出身の渡辺秀子さんの子供2人の拉致事件では、工作員グループのリーダー格で北朝鮮にいると見られる洪寿恵(ホン・スヘ)こと木下陽子容疑者が手配されています。
新潟県の蓮池 薫さん・祐木子さん夫妻の拉致事件ではチェ・スンチョル容疑者が実行犯として手配されている他、金総書記が掌握していた対外報調査部と呼ばれる北朝鮮の工作機関の幹部であるハン・クムニョン容疑者とキム・ナンジン容疑者が拉致の実行を指示したとして手配されています。
ハン容疑者たちは工作機関で「指導員」と呼ばれる立場で、辛光洙容疑者たちもこの組織の一員だったことがわかっており、警察は北朝鮮が組織的に拉致を実行した疑いが強いと見て捜査を続けています。
よど号ハイジャック事件のメンバーたちも1980年代にヨーロッパで相次いだ3人の日本人拉致に関わった疑いで国際手配されています。
このうち、有本恵子さん拉致事件では魚本公博(安部公博)容疑者が、石岡 亨さんと松木 薫さん拉致事件ではよど号メンバーの妻の森 順子・若林佐喜子両容疑者がそれぞれ手配されています。