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【みんな生きている】国防委員会編

《「やがて崩壊」は図星だから腹が立った?北朝鮮、「アメリカとは対話しない」》

【ソウル聯合ニュース
北朝鮮の最高指導機関である国防委員会は2月4日、声明を発表し、アメリカのバラク・オバマ(Barack Hussein Obama II)大統領が北朝鮮崩壊に言及したことを強く非難しながら、アメリカと対話する意思がないことを明言した。
朝鮮中央通信によると、国防委員会は声明で、「アメリカを相手にこれ以上向かい合って座る必要もなく、付き合う用意もないことを、アメリカ合衆国オバマ政権に正式に通告せざるを得ない」と述べた。また、北朝鮮が変化すれば対話が可能という「たわごと」も、アメリカはこれ以上口にすべきでないと主張した。
北朝鮮はこの声明を「委任によるもの」として発表した。金正恩キム・ジョンウン)第1書記の指示とみられる。
声明はオバマ大統領を名指ししながら、激しい表現で対米非難を繰り返した。アメリカによる北朝鮮制裁、韓・米合同軍事演習と韓・米連合師団発足等も非難した上で、「アメリカの対朝鮮(北朝鮮)敵対視政策を踏みつぶすため、わが軍隊も強度を高め対応していく」と強調。アメリカが核兵器サイバー攻撃等で戦争を挑発するならば同じ方法で立ち向かうとし、アメリカ本土の攻撃にも言及した。
一方、金第1書記はこのほど、オバマ大統領の北朝鮮崩壊発言に遠回しに触れ、対話の用意はないと発言した。



※「親北勢力は胸に手を当てて考えて欲しい。もし、あなたの子供たちが食べ物に飢えて栄養失調になり、骨だけの痩せ細った体で勉強を諦め、市場のゴミ捨て場を漁っていたら、どんな気持ちになるだろうか。そうせざるを得ない社会に憧れを持つことなど出来るだろうか」
脱北者Aさん。脱北者手記集より)



拉致事件、捜査の現状】
北朝鮮による拉致事件を巡り、日本の警察はこれまで実行犯や指示役として北朝鮮の元工作員たち合わせて11人を国際手配しています。
拉致には金正日キム・ジョンイル)総書記が掌握していた対外情報調査部と呼ばれる工作機関が組織的に関わっていた疑いが強いと見て捜査を続けています。
このうち、福井県の地村保志さん・富貴恵さん夫妻を拉致した実行犯として元工作員辛光洙シン・グァンス)容疑者が手配されています。
また、大阪府の原 敕晁さんが拉致された事件では、辛容疑者とともに金吉旭(キム・キルウク)容疑者も共犯者として手配されています。
この他、東京都の久米 裕さん拉致事件では金世鎬(キム・セホ)容疑者が、新潟県曽我ひとみさん拉致事件にはキム・ミョンスク容疑者がそれぞれ関わったとして手配されています。
北海道出身の渡辺秀子さんの子供2人の拉致事件では、工作員グループのリーダー格で北朝鮮にいると見られる洪寿恵(ホン・スヘ)こと木下陽子容疑者が手配されています。
新潟県の蓮池 薫さん・祐木子さん夫妻の拉致事件ではチェ・スンチョル容疑者が実行犯として手配されている他、金総書記が掌握していた対外報調査部と呼ばれる北朝鮮の工作機関の幹部であるハン・クムニョン容疑者とキム・ナンジン容疑者が拉致の実行を指示したとして手配されています。
ハン容疑者たちは工作機関で「指導員」と呼ばれる立場で、辛光洙容疑者たちもこの組織の一員だったことがわかっており、警察は北朝鮮が組織的に拉致を実行した疑いが強いと見て捜査を続けています。
よど号ハイジャック事件のメンバーたちも1980年代にヨーロッパで相次いだ3人の日本人拉致に関わった疑いで国際手配されています。
このうち、有本恵子さん拉致事件では魚本公博(安部公博)容疑者が、石岡 亨さんと松木 薫さん拉致事件ではよど号メンバーの妻の森 順子・若林佐喜子両容疑者がそれぞれ手配されています。