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【みんな生きている】ロバート・キング編

《キング特使「北朝鮮の情報統制の一部に亀裂が見られる」》

【ワシントン聯合ニュース
アメリ国務省は1月26日(アメリカ東部時間)、ロバート・キング(Robert R. King)北朝鮮人権問題担当特使の話として、北朝鮮では携帯電話のほとんどが国際電話はできない等情報統制が厳しいが、最近は一部で亀裂もみられると伝えた。
キング特使は21日に欧州議会の人権小委員会で、

「地球上で最も閉鎖された社会である北朝鮮には現在200万台を超える携帯電話があるが、すべて国内用であり、密着監視されている。外部から電話をかけるのも難しく、インターネット接続も少数のエリート層だけに制限されている」

と発言した。
独立した情報へのアクセスが遮断されているため、北朝鮮住民は外の世界、また北朝鮮内部ですら何が起きているかよく分かっていないと指摘した。
キング特使はその一方で、

北朝鮮当局の情報統制にも一部で亀裂が生じ始めた」

と伝えた。
アメリカの公共機関の資料を引用しながら、北朝鮮では今も周波数を合わせられるラジオの所有が違法とされるが、北朝鮮脱出住民(脱北者)や難民等北朝鮮の外の世界に出た北朝鮮住民の約35%が外国のラジオを聴いた経験があり、住民の約85%は韓国をはじめ外国から入手したDVD等映像物に接したことがあると説明した。韓国の音楽、K-POPにも次第に慣れ親しむようになったという。



《参考・妨害電波停止(2015年1月)》

北朝鮮から発信される「朝鮮の声」などのラジオ放送が、1月5日停波したとの情報が相次いで寄せられて来ました。同時に対北放送向けに発射している妨害電波も停波したようですが、何故か「しおかぜ」に対する妨害電波だけは止まっていないようです。
一昨年の12月には張成沢チャン・ソンテク)の処刑発表と重なる時期から、約2週間「しおかぜ」への妨害電波が止まる異変を確認し、指揮命令系統の混乱やエネルギー不足も相まって、その後も不安定な状態を繰り返しましたが、もともと冬期に於いては北朝鮮の慢性的な電力不足の影響は深刻で、自国の放送が発信されないケースもあり、それでも北朝鮮は妨害電波を止めないとされていた状況も、いよいよ苦しくなって来た実態を露呈していると見ていいしょう。
現在確認されている「しおかぜ」に対する妨害電波も季節的要因から完全にスキップし、放送にはほとんど影響はありません。6日深夜には韓国ソウルにて「しおかぜコンサート」のリピート放送を室内で受信していますが、混信と都市ノイズはあるものの、妨害電波は全く気にならず、十分な入感状態を確保しています。音声ファイルの一部を「しおかぜコンサート」サイトにアップしていますので、関心のある方はお聴き下さい。
昨年の「対北放送シンポジウム」でもお話させて頂きましたが、これからしばらくは北朝鮮の放送や妨害電波が止まる事が頻発するでしょう。我々対北放送の電波も季節の影響に伴いスキップ等により厳しくはなるのも事実ですが、北朝鮮が無防備になるこの時期は情報注入の大きなチャンスです。今後も北朝鮮の状況変化を確認したら適時お知らせして参ります。
特定失踪者問題調査会専務理事 村尾建兒)



※「親北勢力は胸に手を当てて考えて欲しい。もし、あなたの子供たちが食べ物に飢えて栄養失調になり、骨だけの痩せ細った体で勉強を諦め、市場のゴミ捨て場を漁っていたら、どんな気持ちになるだろうか。そうせざるを得ない社会に憧れを持つことなど出来るだろうか」
脱北者Aさん。脱北者手記集より)



拉致事件、捜査の現状】
北朝鮮による拉致事件を巡り、日本の警察はこれまで実行犯や指示役として北朝鮮の元工作員たち合わせて11人を国際手配しています。
拉致には金正日キム・ジョンイル)総書記が掌握していた対外情報調査部と呼ばれる工作機関が組織的に関わっていた疑いが強いと見て捜査を続けています。
このうち、福井県の地村保志さん・富貴恵さん夫妻を拉致した実行犯として元工作員辛光洙シン・グァンス)容疑者が手配されています。
また、大阪府の原 敕晁さんが拉致された事件では、辛容疑者とともに金吉旭(キム・キルウク)容疑者も共犯者として手配されています。
この他、東京都の久米 裕さん拉致事件では金世鎬(キム・セホ)容疑者が、新潟県曽我ひとみさん拉致事件にはキム・ミョンスク容疑者がそれぞれ関わったとして手配されています。
北海道出身の渡辺秀子さんの子供2人の拉致事件では、工作員グループのリーダー格で北朝鮮にいると見られる洪寿恵(ホン・スヘ)こと木下陽子容疑者が手配されています。
新潟県の蓮池 薫さん・祐木子さん夫妻の拉致事件ではチェ・スンチョル容疑者が実行犯として手配されている他、金総書記が掌握していた対外報調査部と呼ばれる北朝鮮の工作機関の幹部であるハン・クムニョン容疑者とキム・ナンジン容疑者が拉致の実行を指示したとして手配されています。
ハン容疑者たちは工作機関で「指導員」と呼ばれる立場で、辛光洙容疑者たちもこの組織の一員だったことがわかっており、警察は北朝鮮が組織的に拉致を実行した疑いが強いと見て捜査を続けています。
よど号ハイジャック事件のメンバーたちも1980年代にヨーロッパで相次いだ3人の日本人拉致に関わった疑いで国際手配されています。
このうち、有本恵子さん拉致事件では魚本公博(安部公博)容疑者が、石岡 亨さんと松木 薫さん拉致事件ではよど号メンバーの妻の森 順子・若林佐喜子両容疑者がそれぞれ手配されています。