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【みんな生きている】開城工業団地編

北朝鮮、またしても人質外交をちらつかせる》

【ソウル聯合ニュース
南北協力事業の開城(ケソン)工業団地に入居する韓国企業関係者が北朝鮮側との契約を守らなかった場合、抑留することもあり得るとする内容の細則施行を北朝鮮が推進していることに関連し、韓国政府当局者は1月27日、「施行の可能性はない」と述べた。
韓国統一部当局者は同日、記者団に対し

「直ちに韓国企業が懸念する事項が起こる状況ではない」

として、韓国企業の不安を払拭した。
また、別の当局者は、

「施行は開城工業地区法で南北が協議して決めるよう定められている」

としながら、抑留などを盛り込んだ細則は効力を持って施行されていないと説明した。
開城工業地区法第9条では、「法規で定めていない事項は中央工業地区指導機関(北朝鮮側中央特区指導開発総局)と工業地区管理機関(開城工業地区管理委員会)が協議し処理する」と定められている。
北朝鮮は昨年9月、開城工業地区法企業創設運営規定施行細則草案を作成し韓国側に一方的に通告した。
草案には「企業が管理委員会の指示で契約を履行できない場合、損害賠償をしなければならない。賠償能力がない場合、財産を没収し財産もない場合は損害賠償が終わるまで責任者を抑留できるよう関係機関に依頼する」という内容が盛り込まれているもようだ。
統一部当局者は北朝鮮側の草案に対する政府の対応に関連し

「企業から意見を聞き取り計73の条項のうち41について修正もしくは削除を求める意見を昨年11月に北朝鮮側に伝えた状態だ」

と説明した。
また、

「草案は開城工業地区法や南北間の合意書等と相反する内容が多く、受け入れることはできない」

と強調した。



《参考・現代峨山男性社員抑留事件》

北朝鮮、「インチキ新聞」でユ・ソンジンさんを工作員扱い(2009年)》

北朝鮮に抑留され、今年8月に136日ぶりに解放された開城(ケソン)工業団地勤務の現代峨山ヒュンダイアサン)男性社員ユ・ソンジンさん(44歳)は、北朝鮮当局者による取り調べを受けた際、

「捜査員から『朝鮮日報』の題字が入った新聞記事のコピーを見せられ、“ほら、見てみろ。南朝鮮(韓国のこと)の新聞もお前のことを(2000年8月に北朝鮮の)看護師をリビア経由で脱出させた国家情報院の職員だと報じている”と言われ、“お前は工作員だ”と決めつけられた」

と話した。
朝鮮日報』紙はそのような記事を掲載したことは無い。つまり、北朝鮮は『朝鮮日報』紙の題字を入れたニセの新聞記事を作成しユさんに見せたとみられる。

ユさんは9月30日、韓国の国会議事堂内の鄭鎮碩(チョン・ジンソク)議員(ハンナラ党)の部屋で『朝鮮日報』紙の記者と会い、この「インチキ新聞」について

「当初はニセの記事だと思ったが、一人で長期間取り調べを受けているうちに“祖国が自分を見捨てたのか”と思うようになった」

と話した。
ユさんはこの日、10月6日の国政監査に証人として出席するのを前に、事前の面談を行うため鄭議員の部屋を訪れた。

ユさんは今年3月30日に北朝鮮の体制を批判した等の容疑で北朝鮮当局に逮捕され、8月13日に釈放された。

ユさんは

「(開城で)金正日キム・ジョンイル)総書記や北朝鮮の体制を批判したことは認めるが、工作員と決めつけるのは無茶な話だ」

と語った。
北朝鮮側は取り調べの際、

「お前は無期懲役囚だ」

と脅し、これに対しユさんが

大韓民国の国民が、何故北朝鮮で服役しなければならないのか。いっそのこと死刑にしてくれ」

と抗議したところ、北朝鮮側の捜査員は

「だったら(取調室がある)旅館の3階から飛び降りろ」

と言い放ったという。
ユさんは抑留中の136日間、

「毎日13時間以上も木製の椅子にまっすぐの姿勢で座らせられた。腰を曲げることも、腕や足を動かすことも出来ず、実質的な拷問を受けた」

と主張した。



※「親北勢力は胸に手を当てて考えて欲しい。もし、あなたの子供たちが食べ物に飢えて栄養失調になり、骨だけの痩せ細った体で勉強を諦め、市場のゴミ捨て場を漁っていたら、どんな気持ちになるだろうか。そうせざるを得ない社会に憧れを持つことなど出来るだろうか」
脱北者Aさん。脱北者手記集より)



拉致事件、捜査の現状】
北朝鮮による拉致事件を巡り、日本の警察はこれまで実行犯や指示役として北朝鮮の元工作員たち合わせて11人を国際手配しています。
拉致には金正日キム・ジョンイル)総書記が掌握していた対外情報調査部と呼ばれる工作機関が組織的に関わっていた疑いが強いと見て捜査を続けています。
このうち、福井県の地村保志さん・富貴恵さん夫妻を拉致した実行犯として元工作員辛光洙シン・グァンス)容疑者が手配されています。
また、大阪府の原 敕晁さんが拉致された事件では、辛容疑者とともに金吉旭(キム・キルウク)容疑者も共犯者として手配されています。
この他、東京都の久米 裕さん拉致事件では金世鎬(キム・セホ)容疑者が、新潟県曽我ひとみさん拉致事件にはキム・ミョンスク容疑者がそれぞれ関わったとして手配されています。
北海道出身の渡辺秀子さんの子供2人の拉致事件では、工作員グループのリーダー格で北朝鮮にいると見られる洪寿恵(ホン・スヘ)こと木下陽子容疑者が手配されています。
新潟県の蓮池 薫さん・祐木子さん夫妻の拉致事件ではチェ・スンチョル容疑者が実行犯として手配されている他、金総書記が掌握していた対外報調査部と呼ばれる北朝鮮の工作機関の幹部であるハン・クムニョン容疑者とキム・ナンジン容疑者が拉致の実行を指示したとして手配されています。
ハン容疑者たちは工作機関で「指導員」と呼ばれる立場で、辛光洙容疑者たちもこの組織の一員だったことがわかっており、警察は北朝鮮が組織的に拉致を実行した疑いが強いと見て捜査を続けています。
よど号ハイジャック事件のメンバーたちも1980年代にヨーロッパで相次いだ3人の日本人拉致に関わった疑いで国際手配されています。
このうち、有本恵子さん拉致事件では魚本公博(安部公博)容疑者が、石岡 亨さんと松木 薫さん拉致事件ではよど号メンバーの妻の森 順子・若林佐喜子両容疑者がそれぞれ手配されています。