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【みんな生きている】ウェンディ・ルース・シャーマン編

《シャーマン国務次官、「北朝鮮は自国の国民に食糧と未来を与えず世界から孤立する国」》

【ソウル聯合ニュース
韓国を訪問したアメリ国務省のウェンディ・ルース・シャーマン(Wendy Ruth Sherman)次官(政治担当)が1月29日、「北朝鮮のような体制はやがて崩壊する」としたバラク・オバマ(Barack Hussein Obama II)大統領の最近の発言に同意すると述べた。
シャーマン次官はソウル市内のアメリカ大使館で聯合ニュース等の韓国メディアと懇談し、

オバマ大統領の発言は、自国の国民に食糧と未来を与えず世界から孤立する国は生き残れないとするもので、それ以上でも以下でもない」

と説明した。
北朝鮮の非核化問題については、これまでも非核化に向け、圧力をかけたり、北朝鮮が誠実かつ具体的な行動に乗り出すなら対話も可能との立場を明確に示したりしてきたとした。
その上で、

朴槿恵(パク・クネ)大統領が北朝鮮に対話を呼び掛けたことを完全に支持している」

と述べた。
朝鮮半島が統一されれば核兵器がないことも確かにできるため、統一が持続可能な非核化の解決策になるとの見解を示した。
また、アメリカ映画会社へのサイバー攻撃に絡み、北朝鮮テロ支援国家に再指定する問題について、検討が続いている状況を伝えた。
北朝鮮が最近、韓・米が合同軍事演習を中止するなら核実験の一時中断が可能と主張していることに対しては、

「提案ではなく威嚇に聞こえた。まるで、我々が演習の規模を縮小するか中止しなければ核実験を行うというように感じた」

と批判し、合同軍事演習に関与できるものではないと切り捨てた。
北朝鮮金正恩キム・ジョンウン)第1書記がロシアで5月に行われる戦勝70年の記念式典に出席する可能性が高まったとして関心が集まっているが、アメリカの立場を問われると、

「まだ仮定の状況、待ってみる必要がありそうだ」

と即答を避けた。
一方、安倍晋三首相が8月にも発表する戦後70年の首相談話について、シャーマン次官は

「我々は河野談話村山談話が重要と信じている」

とし、両談話の継承を願うとした。
韓・日関係に関しては、

「両国が過去と和解について協議していることをよく知っている。両国が話し合うのは非常に良いこと」

と原則的な言及にとどめた。



《参考・北朝鮮の食糧難》

【食糧難の北朝鮮では幼児発育の通説が通じない(2009年)】

人類学では晩春から初夏にかけて生まれた子供が、晩秋から初冬にかけて生まれた子供より背が高いというのが通説だ。世界各国の研究者たちが出生時期による背の違いを調査した結果、人種や地域、北半球・南半球に関わらず共通して見られる現象だという。まだ正確な理由はわかっていないが、人類学会では日照量が発育にある程度影響を与えていると推定している。
ところが1990年代初めに北朝鮮で生まれた子供を対象にした調査ではこれと正反対の結果が出た。ソウル大学人類学科の朴淳英(パク・スンヨン)教授チームは7月4日、国際学術誌『人類生物学クロニクル』に発表した論文で

「1996年~1997年、北朝鮮の6歳未満の子供約2千人を調査した結果、秋に生まれた子供が春に生まれた子供より背が高いことがわかった」

と主張した。研究チームは世界保健機関(WHO)等国際機関の調査結果を分析し、このような結論を得た。
朴教授は

「人類学の通説が北朝鮮で正反対になったのは、当時深刻だった食糧難のためと分析される」

と説明した。食糧難は同じ年でも秋より春がより深刻で、秋には収穫があり、いくらか状況がましなためだ。
朴教授は

「当時、北朝鮮で秋に生まれた子供の栄養摂取が春に生まれた子供より相対的に良かったと見られる。結局、食糧難が自然の幼児発育の特徴すら変えてしまった」

と話した。
また、朴教授は

「同じ時期の韓国や、日本による植民地時代の南北の子供を調査した結果でも、全て春に生まれた子供が秋に生まれた子供より背が高かった。これを通じて1990年代の北朝鮮の食糧難がどれだけ深刻だったか推察出来る」

と指摘した。

※これまで、国際社会による対北朝鮮食糧支援が北朝鮮住民に行き届いたことは無い。
「隣の家族がカネを借りて白いごはんと肉のスープを腹一杯食べたあと、スンニュン(おこげ料理)に農薬を混ぜて飲んで自殺した。草を食べなければならないほど食糧が無いとき、体が弱い子供にまず食べさせようとする母親の気持ちがわかるか」
脱北者の証言)



※「親北勢力は胸に手を当てて考えて欲しい。もし、あなたの子供たちが食べ物に飢えて栄養失調になり、骨だけの痩せ細った体で勉強を諦め、市場のゴミ捨て場を漁っていたら、どんな気持ちになるだろうか。そうせざるを得ない社会に憧れを持つことなど出来るだろうか」
脱北者Aさん。脱北者手記集より)



拉致事件、捜査の現状】
北朝鮮による拉致事件を巡り、日本の警察はこれまで実行犯や指示役として北朝鮮の元工作員たち合わせて11人を国際手配しています。
拉致には金正日キム・ジョンイル)総書記が掌握していた対外情報調査部と呼ばれる工作機関が組織的に関わっていた疑いが強いと見て捜査を続けています。
このうち、福井県の地村保志さん・富貴恵さん夫妻を拉致した実行犯として元工作員辛光洙シン・グァンス)容疑者が手配されています。
また、大阪府の原 敕晁さんが拉致された事件では、辛容疑者とともに金吉旭(キム・キルウク)容疑者も共犯者として手配されています。
この他、東京都の久米 裕さん拉致事件では金世鎬(キム・セホ)容疑者が、新潟県曽我ひとみさん拉致事件にはキム・ミョンスク容疑者がそれぞれ関わったとして手配されています。
北海道出身の渡辺秀子さんの子供2人の拉致事件では、工作員グループのリーダー格で北朝鮮にいると見られる洪寿恵(ホン・スヘ)こと木下陽子容疑者が手配されています。
新潟県の蓮池 薫さん・祐木子さん夫妻の拉致事件ではチェ・スンチョル容疑者が実行犯として手配されている他、金総書記が掌握していた対外報調査部と呼ばれる北朝鮮の工作機関の幹部であるハン・クムニョン容疑者とキム・ナンジン容疑者が拉致の実行を指示したとして手配されています。
ハン容疑者たちは工作機関で「指導員」と呼ばれる立場で、辛光洙容疑者たちもこの組織の一員だったことがわかっており、警察は北朝鮮が組織的に拉致を実行した疑いが強いと見て捜査を続けています。
よど号ハイジャック事件のメンバーたちも1980年代にヨーロッパで相次いだ3人の日本人拉致に関わった疑いで国際手配されています。
このうち、有本恵子さん拉致事件では魚本公博(安部公博)容疑者が、石岡 亨さんと松木 薫さん拉致事件ではよど号メンバーの妻の森 順子・若林佐喜子両容疑者がそれぞれ手配されています。