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【みんな生きている】大澤孝司さん・中村三奈子さん/NT21

《拉致は人権侵害の総本山!大澤孝司さんと中村三奈子さんを救出しろ!》

北朝鮮による拉致の疑いが濃厚な特定失踪者の大澤孝司さんの兄・昭一さん(78歳)は12年前から毎年正月に弥彦神社で署名活動を行っています。
大澤さんは

「“今年こそ解決を”という気持ちで毎年お願いしている。多くの仲間を一刻も早く連れ戻してほしい」

と訴えています。
一緒に活動した特定失踪者の中村三奈子さんの母・クニさん(71歳)は

「選挙で停滞してきているような感じが大きかった。山谷えり子拉致担当大臣は『停滞させない』と言っていた。新年早々から心して取り組んでほしい」

と訴えています。

《特定失踪者・大澤孝司さんについて》
◆氏名:大澤 孝司
(おおさわたかし)
◆失踪年月日:昭和49(1974)年2月24日
◆生年月日:昭和21(1946)年6月21日
◆性別:男
◆当時の年齢:27歳
◆当時の身分:新潟県佐渡農地事務所勤務
◆当時の住所:新潟県佐渡市
◆失踪場所:新潟県佐渡郡新穂村

【失踪状況】
自宅独身寮から約400m離れた飲食店で夕食を済ませ、知人宅に寄った後行方不明。
当時事務所には50人~60人が勤務、うち15人~20人程度が本土から単身赴任で来ていた。
失踪時期は観光がオフシーズンだったため、最も忙しい時期に拉致された曽我ひとみさん母子と違い警察もかなり大規模に捜査してくれた。
事務所では失踪後まもなく「あれは北朝鮮にやられたのではないか」との話で持ちきりになったが、やがてぴたりと止んだという。
元同僚の話では「失踪の2~3日前、一緒の船で新潟から帰ってきた。船中では飲む話、食べる話などをしていて自殺や失踪のそぶりは全くなかった」とのこと。
北朝鮮製と思われるマッチが寮の前あたりに落ちていたという。
平成16年1月29日、新潟県警に告発状提出。

《特定失踪者・中村三奈子さんについて》
◆氏名:中村 三奈子
(なかむらみなこ)
◆失踪年月日:平成10(1998)年4月6日
◆生年月日:昭和54(1979)年9月18日
◆性別:女性
◆当時の年齢:18歳
◆身長:163cm
◆体重:56Kg
◆当時の身分:高校を卒業して予備校に行く準備中
◆当時の住所:新潟県長岡市
◆特徴
1)硬式テニスをやっている
2)その他のスポーツも好き
3)色白、えくぼがある
◆足のサイズ:24cm
◆失踪場所:新潟県長岡市の自宅

【失踪状況】
4月6日午前中、予備校に入学金50万円を納めに行く予定がそのまま帰宅しない。
後日入学金の中から「3万円借ります」というメモとともに47万円が見つかる。
身支度は普段着のまま。持ち物は自分の白い財布だけ。所持金は5万円~8万円程度と思われる。
通常出かけるときは自転車を利用するがこのときは置いていった。
3月25日に自らパスポートを申請し、4月3日交付。長岡ではなく新潟の旅券センターまで行っている。
大韓航空で出国状況を問い合わせると、7日9時にソウルへ出国していた。搭乗券を購入していた旅行会社によると、中村三奈子の名前で中年のハスキーな声の女性で搭乗券の依頼あり。
旅行は慣れているので新潟空港で出発当日搭乗券を受け取る。帰りの便やホテルは必要ないと言った。
出発当日の朝、中村三奈子の名前で派手なブラウスを着た女性に搭乗券を渡したとのこと。

◆昭和53(1978)年8月12日
母娘拉致容疑事案
被害者:曽我ひとみさん(拉致被害時19歳)
被害者:曽我ミヨシさん(拉致被害時46歳)
「2人で買い物に行く」と言って出かけて以来失踪。
ひとみさんは平成14年10月日本に帰国。
ひとみさんの夫(ジェンキンス氏=アメリカ人)と2人の娘も平成16年7月に渡日・帰国。
北朝鮮側は、曽我ミヨシさんは北朝鮮に入境していないとしている。
捜査当局は、拉致実行犯である北朝鮮工作員・通称キム・ミョンスクについて、平成18年11月に逮捕状の発付を得て国際手配するとともに、政府として北朝鮮側に身柄の引渡しを要求している。

新潟県警公開特定失踪者・村山 茂さんについて》
◆氏名:村山 茂
(むらやましげる
◆年齢:24歳(昭和33年当時)
◆住所:東京都台東区
◆職業:会社員
◆身体的特徴:
1)身長165くらい
2)眉間に2位の傷跡あり

【失踪状況】
昭和33年12月、「ちょっと里(新潟)に帰ってくる」と言って、勤め先を出た後、行方不明になっています。

新潟県警公開特定失踪者・内藤 稔さんについて》
◆氏名:内藤 稔
(ないとうみのる)
◆当時の年齢:22歳(昭和36年当時)
◆当時の住所:新潟県新潟市
◆当時の職業:大学生
◆身長:165くらい

【失踪状況】
昭和36年4月、新潟市内の飲食店に立ち寄った後、行方不明になっています。

新潟県警公開特定失踪者・阿部貞子さんについて》
◆氏名:阿部 貞子
(あべさだこ)
◆生年月日:昭和12年4月18日
◆年齢:24歳(昭和36年当時)
◆当時の住所:愛知県一宮市今伊勢町
◆当時の職業:紡績工
◆出身地:新潟県北蒲原郡中条町大字(現・胎内市)羽黒1825番地
◆身長:152cm~153くらい
◆特徴:小肥り

【失踪状況】
昭和36年7月、愛知県内の勤め先から行方不明になっています。

新潟県警公開特定失踪者・武田紀子さんについて》
◆氏名:武田 紀子
(たけだのりこ)
◆当時の年齢:21歳(昭和42年当時)
◆当時の住所:栃木県足利市
新潟県上越市出身
◆当時の職業:家政婦
◆身長:155くらい

【失踪状況】
昭和42年12月、栃木県足利駅でタクシーを降りた後、行方不明になっています。

新潟県警公開特定失踪者・片岡 清さんについて》
◆氏名:片岡 清
(かたおかきよし)
◆当時の年齢:30歳(昭和44年当時)
◆当時の住所:埼玉県草加市
◆身長:160くらい
◆血液型:O型

【失踪状況】
昭和44年6月ころ、埼玉県草加市内で行方不明になっています。

新潟県警公開特定失踪者・松井ヨシ子さんについて》
◆氏名:松井(旧姓小池)ヨシ子
(まついよしこ/こいけよしこ)
◆当時の年齢:36歳(昭和49年当時)
◆当時の住所:東京都大田区
◆当時の職業:主婦
◆身長:145くらい

【失踪状況】
昭和49年3月、東京都大田区の自宅から行方不明になっています。

新潟県警公開特定失踪者・齊藤常夫さんについて》
◆氏名:齊藤 常夫
(さいとうつねお)
◆当時の年齢:42歳(昭和49年当時)
◆当時の住所:新潟県三島郡出雲崎町
◆当時の職業:漁業
◆身長:173くらい

【失踪状況】
昭和49年5月、小型船で自宅裏の船着き場から出港したまま行方不明になっています。

新潟県警公開特定失踪者・柄澤康弘さんについて》
◆氏名:柄澤 康弘
(からさわやすひろ)
◆当時の年齢:20歳(昭和51年当時)
◆当時の住所:新潟県阿賀野
◆当時の職業:会社員
◆身長:168くらい
◆特徴:手首に3の手術痕

【失踪状況】
昭和51年10月、新潟市内の飲食店を出た後、行方不明になっています。

新潟県警公開特定失踪者・星野茂敏さんについて》
◆氏名:星野 茂敏
(ほしのしげとし)
◆当時の年齢:26歳(昭和52年当時)
◆当時の住所:新潟県新潟市
◆当時の職業:国鉄職員
◆身長:165くらい

【失踪状況】
昭和52年3月、「佐渡の実家に帰る」と言って、新潟市内の寮を出たまま、行方不明になっています。

新潟県警公開特定失踪者・武田祥一郎さんについて》
◆氏名:武田 祥一郎
(たけだしょういちろう)
◆当時の年齢:48歳(昭和58年当時)
◆当時の住所:新潟県新潟市
◆当時の職業:無職
◆身長:153くらい

【失踪状況】
昭和58年3月ころ、新潟市内で目撃された後、行方不明になっています。

新潟県警公開特定失踪者・熊谷嘉則さんについて》
◆氏名:熊谷 嘉則
(くまがいよしのり)
◆当時の年齢:25歳(昭和60年当時)
◆当時の住所:東京都荒川区
◆当時の職業:新聞配達員
◆身長:170くらい

【失踪状況】
昭和60年7月、東京都内のアパートから行方不明になっています。

新潟県警公開特定失踪者・渡邉浩成さんについて》
◆氏名:渡邉 浩成
(わたなべひろまさ)
◆当時の年齢:23歳(昭和60年当時)
◆当時の住所:愛知県名古屋市中区
新潟県三条市出身
◆当時の職業:郵便局員
◆身長:170くらい

【失踪状況】
昭和60年12月、岐阜県岐阜市の職場を出た後、行方不明になっています。

新潟県警公開特定失踪者・矢坂 寛さんについて》
◆氏名:矢坂 寛
(やさかひろし)
◆当時の年齢:33歳(昭和63年当時)
◆当時の住所:群馬県高崎市
◆当時の職業:会社員
◆身長:160cm~165くらい

【失踪状況】
昭和63年11月、「直江津港に釣りに行く」と言って、上越市内の実家を出たまま、行方不明になっています。

新潟県警公開特定失踪者・駒野 孝さんについて》
◆氏名:駒野 孝
(こまのたかし)
◆当時の年齢:24歳(平成元年当時)
◆当時の住所:新潟県柏崎市
◆当時の職業:会社員
◆身長165くらい
◆特徴:目尻(左右不明)に手術痕

【失踪状況】
平成元年1月、「床屋に行く」と言って自宅を出たまま、行方不明になっています。
その後、福井県坂井市三国町安島で使用車両が発見されました。

新潟県警公開特定失踪者・山川健作さんについて》
◆氏名:山川 健作
(やまかわけんさく)
◆当時の年齢:59歳(平成元年当時)
◆当時の住所:新潟県長岡市
◆当時の職業:医師
◆身長:169cmくらい

【失踪状況】
平成元年8月、「下田村(現:新潟県三条市)に山歩きに行ってくる」と言って自宅を出たまま、行方不明になっています。



拉致事件、捜査の現状】
北朝鮮による拉致事件を巡り、日本の警察はこれまで実行犯や指示役として北朝鮮の元工作員たち合わせて11人を国際手配しています。
拉致には金正日キム・ジョンイル)総書記が掌握していた対外情報調査部と呼ばれる工作機関が組織的に関わっていた疑いが強いと見て捜査を続けています。
このうち、福井県の地村保志さん・富貴恵さん夫妻を拉致した実行犯として元工作員辛光洙シン・グァンス)容疑者が手配されています。
また、大阪府の原 敕晁さんが拉致された事件では、辛容疑者とともに金吉旭(キム・キルウク)容疑者も共犯者として手配されています。
この他、東京都の久米 裕さん拉致事件では金世鎬(キム・セホ)容疑者が、新潟県曽我ひとみさん拉致事件にはキム・ミョンスク容疑者がそれぞれ関わったとして手配されています。
北海道出身の渡辺秀子さんの子供2人の拉致事件では、工作員グループのリーダー格で北朝鮮にいると見られる洪寿恵(ホン・スヘ)こと木下陽子容疑者が手配されています。
新潟県の蓮池 薫さん・祐木子さん夫妻の拉致事件ではチェ・スンチョル容疑者が実行犯として手配されている他、金総書記が掌握していた対外報調査部と呼ばれる北朝鮮の工作機関の幹部であるハン・クムニョン容疑者とキム・ナンジン容疑者が拉致の実行を指示したとして手配されています。
ハン容疑者たちは工作機関で「指導員」と呼ばれる立場で、辛光洙容疑者たちもこの組織の一員だったことがわかっており、警察は北朝鮮が組織的に拉致を実行した疑いが強いと見て捜査を続けています。
よど号ハイジャック事件のメンバーたちも1980年代にヨーロッパで相次いだ3人の日本人拉致に関わった疑いで国際手配されています。
このうち、有本恵子さん拉致事件では魚本公博(安部公博)容疑者が、石岡 亨さんと松木 薫さん拉致事件ではよど号メンバーの妻の森 順子・若林佐喜子両容疑者がそれぞれ手配されています。