もずの独り言・はてなスポーツ+物置

半蔵ともず、はてなでも独り言です。

THIS IS A JOURNEY IN TO SOUND・第29回

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PEACE SELLS...BUT WHO'S BUYING?
(1986年・MEGADETH)

【収録曲】
《初回盤》
(1)WAKE UP DEAD
(2)THE CONJURING~殺しの呪文~
(3)PEACE SELLS
(4)DEVILS ISLAND~悪魔島~
(5)GOOD MOURNING/BLACK FRIDAY
(6)BAD OMEN
(7)I AIN'T SUPERSTITIOUS~迷信の恐怖~
(8)MY LAST WORDS

《再販売盤》
(1)WAKE UP DEAD
(2)THE CONJURING~殺しの呪文~
(3)PEACE SELLS
(4)DEVILS ISLAND~悪魔島~
(5)GOOD MOURNING/BLACK FRIDAY
(6)BAD OMEN
(7)I AIN'T SUPERSTITIOUS~迷信の恐怖~
(8)MY LAST WORDS
(9)WAKE UP DEAD(RANDY BURNS MIX)
(10)THE CONJURING~殺しの呪文~(RANDY BURNS MIX)
(11)PEACE SELLS(RANDY BURNS MIX)
(12)GOOD MOURNING/BLACK FRIDAY(RANDY BURNS MIX)



今回はMEGADETHです。
このアルバムがMEGADETHの日本でのデビューアルバムです。
(3)はMEGADETHの代表作でもあり、アルバムタイトルにもなりました。
「平和売ります?ケッ、そんな平和、誰が買うか」
強烈なタイトルであり、強烈な歌詞です。
このアルバム販売当時はまだ冷戦真っ只中で、微妙なバランスの中で平和が保たれていた時代でした。そんな時代を皮肉ったのが(3)です。
歌詞を書いたデイヴ・ムステインは当時、「国連ビルを見ながら『あのビルは官僚主義に凝り固まったヤツらのドライブ・インみたいなモンだ』と思って書いた」と話しています。
このアルバム、個人的には(3)(4)が一番のお気に入りです。また、(1)や(6)も1stアルバムの面影が残っていてイケてます。
このあと、私はMEGADETHのアルバムを買い続けますが、きっかけは(3)よりも(4)でした。(4)が自分自身の中にあるHRHMのイメージにピッタリだったからです。
MEGADETHは2004年にこのアルバムを全曲リミックスのうえ、ボーナストラックをプラスして再販売します。
再販売盤の(11)は(3)のミックス違いで、オリジナルとの違いを聞き比べると面白い発見があります。
今回、「THIS IS A JOURNEY IN TO SOUND」を書くうえでアルバム全曲聴き直しましたが、やっぱりMEGADETHはいいなあと改めて思いました。
と、同時に、(3)を聴きながら「冷戦は歴史になっちゃったんだなあ」としみじみ感じました。