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【みんな生きている】横田めぐみさん/JNN

《拉致は人権侵害の総本山!横田めぐみさんを救出しろ!》

北朝鮮の特別調査委員会の報告を巡り、拉致被害者家族からは「調査結果が出ない段階で担当者を平壌に派遣しないでほしい」との意見が相次いでいます。
10月16日午後には、拉致被害者横田めぐみさんの母・横田早紀江さんを囲むクリスチャンの祈りの会や家族会の緊急集会が開かれ、家族は、あらためて政府に慎重な対応を求める方針です。
めぐみさん救出のための講演で、毎日移動が続く横田早紀江さん。

「(各社)みんな来てくださったんですね。今日はすごいね、大名行列みたいで」
横田早紀江さん。9月18日)
(Q.今年は京都に何度も?)
「何回も3月から、忙しい。思うようにならないからね」
横田早紀江さん。9月18日)

「孫との対面がなされ感謝します。お母さん(=めぐみさん)とウンギョンちゃんたち、みんなが一緒に帰ってくることを信じて」
横田早紀江さん。今年3月)

今年3月の祈り会。
モンゴル・ウランバートルで実現した孫のキム・ウンギョンさんとの対面に、早紀江さんの表情もはずみます。

「ひと言だけ、長男に行く場所と『こういうことになったから』と言うと、行く前の夜に言ったら『えーっ?』と…(ウンギョンさんは)ピンクの花柄のチマ・チョゴリを着て、夫婦でちゃんと前に来て丁寧におじぎをして」
横田早紀江さん)

早紀江さんが祈り会で語る、めぐみさんを待つ思いが1冊の本になり、出版されました。
「どのような形で北朝鮮が日・朝協議に回答を出してくるか、少しは誠意を持って子どもたちを帰してくるのか、どこで回答が出てくるのか、非常に心配なところで」
横田早紀江さん)

拉致をめぐる特別調査委員会の報告が遅れている中、早紀江さんや他の家族会からは「調査結果が出ていない状況で政府関係者を平壌に派遣するのはやめてほしい」との意見が相次いでいます。

「約束しても、ああいうこと(=初期段階)しか言ってこないのがおかしいでしょ?気をつけないと変なことになってしまうのでは」
横田早紀江さん)

「(北朝鮮側は)『まだ個別的なことはできていない、まだ初期的な段階』と、そういうことで本当にいいんでしょうか、またこれで何年かたったら…もうだまされてはいけない、本当にだまされてはいけない」
横田早紀江さん)

早紀江さんたち家族会は16日夕方の緊急集会で、調査結果が出るまで政府関係者が訪朝しないよう、あらためて訴える方針です。

平壌で話せるなら、平壌の外でも話せる】
ジャーナリストの高沢皓司さんは以前、神奈川県で開催された拉致事件の集会で田原総一朗氏の「横田めぐみさんや有本恵子さんは死んでいる」発言の裁判について触れ、「人間の心理として、“あなただけに教える”と言われると弱い」と話し、田原氏は北朝鮮側から「横田さんや有本さんの死亡をあなただけに教える」と吹き込まれたのではないかと指摘しました。
相手の心理を巧みに突く。
今回、北朝鮮側は外務省に対しても「あなたに(外務省に)だけ教える」と吹き込んだ可能性があります。
あまり難しく考えずに、「平壌で話せるんなら、平壌の外でも話せるだろう」って思えばいいのではないでしょうか。
平壌じゃなきゃ話せない」というのであれば、増元照明さんが言うように「じゃ、話は聴かなくて結構なので、報告書類だけ下さい」というのもアリだと思います。

◆昭和52(1977)年11月15日
少女拉致容疑事案
被害者:横田めぐみさん(拉致被害時13歳)
新潟市において下校途中に失踪。
平成16年11月に開催された第3回実務者協議において、北朝鮮側はめぐみさんが1994(平成6)年4月に死亡したとし「遺骨」を提出したが、めぐみさんの「遺骨」とされた骨の一部からは同人のものとは異なるDNAが検出されたとの鑑定結果を得た。
平成18年4月には日本政府の実施したDNA検査により、横田めぐみさんの夫が昭和53年に韓国より拉致された当時高校生の韓国人拉致被害者・金英男(キム・ヨンナム)氏である可能性が高いことが判明した。

※「白い翼でも黒い翼でも、赤い翼でも青い翼でも、何でも結構なんで、帰って来られる翼をめぐみに与えてほしい」
横田早紀江さん。拉致被害者横田めぐみさんの母)



拉致事件、捜査の現状】
北朝鮮による拉致事件を巡り、日本の警察はこれまで実行犯や指示役として北朝鮮の元工作員たち合わせて11人を国際手配しています。
拉致には金正日キム・ジョンイル)総書記が掌握していた対外情報調査部と呼ばれる工作機関が組織的に関わっていた疑いが強いと見て捜査を続けています。
このうち、福井県の地村保志さん・富貴恵さん夫妻を拉致した実行犯として元工作員辛光洙シン・グァンス)容疑者が手配されています。
また、大阪府の原 敕晁さんが拉致された事件では、辛容疑者とともに金吉旭(キム・キルウク)容疑者も共犯者として手配されています。
この他、東京都の久米 裕さん拉致事件では金世鎬(キム・セホ)容疑者が、新潟県曽我ひとみさん拉致事件にはキム・ミョンスク容疑者がそれぞれ関わったとして手配されています。
北海道出身の渡辺秀子さんの子供2人の拉致事件では、工作員グループのリーダー格で北朝鮮にいると見られる洪寿恵(ホン・スヘ)こと木下陽子容疑者が手配されています。
新潟県の蓮池 薫さん・祐木子さん夫妻の拉致事件ではチェ・スンチョル容疑者が実行犯として手配されている他、金総書記が掌握していた対外報調査部と呼ばれる北朝鮮の工作機関の幹部であるハン・クムニョン容疑者とキム・ナンジン容疑者が拉致の実行を指示したとして手配されています。
ハン容疑者たちは工作機関で「指導員」と呼ばれる立場で、辛光洙容疑者たちもこの組織の一員だったことがわかっており、警察は北朝鮮が組織的に拉致を実行した疑いが強いと見て捜査を続けています。
よど号ハイジャック事件のメンバーたちも1980年代にヨーロッパで相次いだ3人の日本人拉致に関わった疑いで国際手配されています。
このうち、有本恵子さん拉致事件では魚本公博(安部公博)容疑者が、石岡 亨さんと松木 薫さん拉致事件ではよど号メンバーの妻の森 順子・若林佐喜子両容疑者がそれぞれ手配されています。