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【みんな生きている】日比谷公会堂(18)-3横田めぐみさん

横田哲也(横田めぐみさんの弟。家族会事務局次長)


■耐える覚悟で待ち続けなけれる

みなさんこんにちは。
かつて小泉首相の時の日朝協議において、政府・外務省は北朝鮮の言うことを鵜呑みにして、確認もすることなく幕引きを図ろうとした苦い過去があります。
そして今、日朝協議が行われていますが、今現在の外務省トップの事務次官外務審議官、局長、課長、それぞれの方々は、私たち家族会は全員信用、信頼していますが、やはり過去があるだけに、どうしても一抹の不安が残るのが正直な本音です。
従って、日朝協議では、外務省だけでなく、色々な方々がおっしゃっていますが、官邸と拉致対策本部と連携して全面的に解決をはかってほしいと思っています。
そういう意味でも、今日お出での山谷大臣の存在は非常に大きいと思いますし、先頭に立って進めていただければと思います。
まもなく北朝鮮から報告があると思われますが、満額一発回答といった楽観的なものでは決してないと私たちは予測しています。そうなれば強力な制裁を日本国政府に求めますし、一方で私たちはまた待ち続けなければならない。耐える覚悟をしなければならないということがあります。
そうならないように祈るばかりですが、それが現実なのかもしれませんので、協議に臨んでいる官僚の方に関しては、是非ぶつかってほしいと思っています。
今日、壇上に国会議員の先生方が何人もご登壇いただいていますが、国民の代表というお立場ですから、本来の仕事に加えて、拉致の問題でも引き続きお取り組みを願いたいと思います。


■正義は必ず勝つ

前回同様、共産党社民党の先生はお見えでないようですが、是非お知り合いにおられれば、日本国の国会議員であれば一人くらい派遣してもいいのではないかと是非お伝えいただきたいと思っています。
また今日ご参加いただきました皆様方には、あともう少しだけお力をお貸しいただきたいと思っています。
正義は必ず勝つ、と私は信じていますので、あとしばらくお力をお貸しください。
以上です。



◆昭和52(1977)年11月15日
少女拉致容疑事案
被害者:横田めぐみさん(拉致被害時13歳)
新潟市において下校途中に失踪。
平成16年11月に開催された第3回実務者協議において、北朝鮮側はめぐみさんが1994(平成6)年4月に死亡したとし「遺骨」を提出したが、めぐみさんの「遺骨」とされた骨の一部からは同人のものとは異なるDNAが検出されたとの鑑定結果を得た。
平成18年4月には日本政府の実施したDNA検査により、横田めぐみさんの夫が昭和53年に韓国より拉致された当時高校生の韓国人拉致被害者・金英男(キム・ヨンナム)氏である可能性が高いことが判明した。

※「白い翼でも黒い翼でも、赤い翼でも青い翼でも、何でも結構なんで、帰って来られる翼をめぐみに与えてほしい」
横田早紀江さん。拉致被害者横田めぐみさんの母)