もずの独り言・はてなスポーツ+物置

半蔵ともず、はてなでも独り言です。

【みんな生きている】アントニオ猪木編/ANN

《「勝負の夏」から「決着の秋」へ!姜錫柱書記と直接対決のアントニオ猪木議員、帰国》

北朝鮮を訪問していたアントニオ猪木参議院議員が帰国の途に就き、経由地の北京で、拉致被害者の調査が進んでいるという実感を述べました。

(Q.訪問の感想は?)
「大成功。向こうの幹部の方たちも大変、感動していた」
(Q.次の日朝協議への言及は?)
「(拉致被害者などの)名簿はかなり進んでいるようです」
(Q.それは話し合っての実感?)
「あまり私が話しても。担当者もいるので」
アントニオ猪木参議院議員

猪木議員は、北朝鮮ナンバー2の金永南キム・ヨンナム最高人民会議常任委員長や姜錫柱(カン・ソクチュ)朝鮮労働党書記との会談のなかで、拉致被害者の調査がかなり進んでいるという実感を持ったことを明かしました。
また、今後も北朝鮮とスポーツ交流を続け、拉致問題だけでなく、経済交流や国交正常化までつなげていきたいという考えを改めて強調しました。

◆昭和58(1983)年7月頃
欧州における日本人女性拉致容疑事案
被害者:有本恵子さん(拉致被害時23歳)
欧州にて失踪。
よど号」犯人の元妻は、北朝鮮当局と協力して有本さんを拉致したことを認めている。
捜査当局は拉致実行犯である「よど号」犯人の魚本(旧姓安部)公博について、平成14年9月逮捕状の発付を得て国際手配するとともに、政府として北朝鮮側に身柄の引き渡しを要求しているが北朝鮮側はこれに応じていない。
北朝鮮側は、有本さんは1988(昭和63)年11月にガス事故で石岡 亨さんと共に死亡したとしているが、これを裏付ける資料等の提供はなされていない。

◆昭和52(1977)年10月21日
女性拉致容疑事案
被害者:松本京子さん(拉致被害時29歳)
自宅近くの編み物教室に向かったまま失踪。
平成14年10月にクアラルンプールで行われた日・朝国交正常化交渉第12回本会談及び平成16年に計3回行われた日朝実務者協議において、我が方から北朝鮮側に情報提供を求めたが、第3回協議において、北朝鮮側より、北朝鮮に入境したことは確認できなかった旨回答があった。
平成18年11月に松本京子さんが拉致認定されて以降政府は北朝鮮側に対し即時帰国及び事案に関する真相究明を求めてきているが、これまでに回答はない。

《特定失踪者・森本規容子さんについて》
◆氏名:森本 規容子
(もりもときよこ)
◆失踪年月日:平成3(1991)年9月22日
◆生年月日:昭和47(1972)年11月25日
◆性別:女性
◆当時の年齢:18歳
◆身長:160cm
◆体重:43kg~45kg
◆当時の身分:会社員
◆特徴:やせ型で色白
◆失踪場所:兵庫県西宮市から大阪市にかけて

【失踪状況】
大阪市梅田の本屋に行くと自宅を出て失踪。
家での心当たりなし。
失踪前日の21日夜に友人と電話で29日に映画を観る約束をしている。
当時の所持金少々。金銭トラブル、人間関係のトラブルなし。
失踪後連絡なし。
失踪状況は福山ちあきさんと類似している。
北朝鮮にいるとの不確定情報がある。

《特定失踪者・福山ちあきさんについて》
◆氏名:福山 ちあき
(ふくやまちあき)
◆失踪年月日:平成3(1991)年11月3日
◆生年月日:昭和48(1973)年9月16日
◆性別:女性
◆当時の年齢:18歳
◆当時の住所:大阪府大阪市浪速区
◆身長:156cm
◆体重:45kg~46kg
◆当時の身分:高校3年生
◆特徴:
1)右の目の上のまぶたの上に子供の時ベッドから落ちたときの傷がかすかにある
2)前歯は2本少し大きい
◆失踪場所:大阪市

【失踪状況】
アルバイト先から帰宅途中、大阪市営地下鉄動物園前駅で友人と別れ、それ以後行方不明。
就職も決まっていた。
生活道具は一切そのまま。
北朝鮮にいるとの不確定情報がある。

《特定失踪者・秋田美輪さんについて》
◆氏名:秋田 美輪
(あきたみわ)
◆失踪年月日:昭和60(1985)年12月4日
◆生年月日:昭和39(1964)年1月29日
◆性別:女性
◆当時の年齢:21歳
◆身長:155cm
◆体重:43kg
◆当時の身分:神戸松陰女子大学文学部国文科4回生
◆当時の住所:兵庫県川西市湯山台
◆特徴:両眼とも眼鏡をかけて視力1.2
◆失踪場所:兵庫県神戸市神戸松陰女子大学校門(阪急神戸線六甲)

【失踪状況】
大学で午前の授業を受けた後、1時過ぎに学食で友人と食事をとり校門近くで友人と別れた。
夜8時過ぎに「友人宅へ泊まる」との電話が家にある(実際には泊まっていない)。
翌日朝8時15分兵庫県城之崎署から竹野町弁天浜で本人のバッグ発見との連絡。
当時は自殺とされたが、何も見つかっていない。
バックの置いてあったところから海岸に10メートル位足跡があった。
発見される前に雨が降ったがバックも近くにあった本人の靴も濡れていなかったという。
地形や潮の流れから入水自殺であれば遺体が上がるはず。
竹野浜、竹野駅、城崎駅で目撃者がいなかった。
平成15年11月13日、兵庫県警に告発状提出。
秋田美輪さんをただ単に行方不明者とするには、あまりにも不自然ないくつかの疑問点が残されている。
まず、残された美輪さんのバッグの中には急行券があった。
この急行券の使用距離範囲は大阪駅から150km。これではせいぜい城之崎までしか行けず、弁天浜までは30km程度足りない。
この急行券は、当時の改札口を通過したことを示す入挟・押印が無く、未使用のままだった。また、財布の中には定期代の1万8千円がそのまま残っていた。
そして、神戸松蔭女子学院大学内の美輪さんのロッカーの中から、失踪日の数日後に提出することになっていたレポートが発見される。
これらは状況証拠に過ぎないが、それでも単なる行方不明者として考えるには疑問を持たざるを得ない。
さらに、美輪さんが行方不明になった前後、現場付近の浜辺でスーツ姿の男が無線機のような機器を使って朝鮮語で交信していたことが『産経新聞』の記事で明らかになっている。
この男は北朝鮮工作員とみられる。

《特定失踪者・加藤小百合さんについて》
◆氏名:加藤 小百合
(かとうさゆり)
◆失踪年月日:平成9(1997)年8月18日
◆生年月日:昭和39(1964)年6月5日
◆性別:女性
◆当時の年齢:33歳
◆当時の身分:会社員
◆失踪場所:兵庫県神戸市

【失踪状況】
自宅をいつもと同じように軽装で出たまま行方不明。
その後、ある男性が突然家族のもとに現れ、「8月18日から、1週間ほど自分の家にいた。小百合さんは元気です」と家族に伝えるものの、その経歴などは偽りであり、架空の話ということが判明する。
北朝鮮にいる」との情報がある。



【姜錫柱書記って、誰?】
姜錫柱書記は故・金正日キム・ジョンイル)総書記政権下で北朝鮮外務省の第1外務次官(首席外務次官)として北朝鮮の外交全般、特に、対米外交の司令塔を務めた人物です。
金総書記の死後は外務大臣のポストを飛び越えて北朝鮮内閣の副首相、さらには朝鮮労働党の書記にまで昇進しました。
対米外交を進捗させたい金正恩キム・ジョンウン)第1書記としては、オバマ大統領が横田 滋さん夫妻や飯塚繁雄さんと面会していることから、アメリカからの好印象を得るための材料の一つとして姜書記を猪木議員と会談させた可能性があります。
また、姜書記が猪木議員と会談したことで、アメリカ政府高官等の「米・朝が交渉をするとき、アメリカは必ず拉致問題を取り上げている」という発言が嘘ではないということもわかります。



拉致事件、再調査の現状】
北朝鮮による拉致被害者らの調査に関する初回の報告を9月第2週以降に行う方向で日・朝両政府が調整していることが、8月21日分かった。日本側は報告の内容を精査の上、疑問点をただしたりするための調査団を北朝鮮に派遣する準備に入った。複数の政府関係者が明らかにした。
最初の調査報告をめぐっては、両政府は7月1日の北京での外務省局長級協議で、「夏の終わりから秋の初め」に行うことで合意した。岸田文雄外相は8月10日にミャンマーで非公式に協議した北朝鮮のリ・スヨン外相に着実な調査を要請。
前後して両政府が水面下で接触した結果、安倍晋三首相が9月3日に内閣改造、6~8日の日程でスリランカバングラデシュを訪問した後に、局長級協議を改めて開いて報告を受けることになった。
日本政府が認定した未帰国の拉致被害者12人について、北朝鮮はこれまで「8人死亡・4人未入国」と説明してきた。
今回の調査は金正恩キム・ジョンウン)第1書記体制に代わってから初めて行われるもので、第1書記の父親の金正日キム・ジョンイル)総書記時代に展開した主張を覆す形で新たな結果を示すかが焦点。また、拉致の疑いがある「特定失踪者」の安否情報をどの程度提示するかも注目される。
日本政府の調査団は、外務省を中心に拉致問題対策本部警察庁などの担当者で構成される。
北朝鮮に一定期間滞在し、関係者への聴取や現地視察を行う方向だ。



拉致事件、捜査の現状】
北朝鮮による拉致事件を巡り、日本の警察はこれまで実行犯や指示役として北朝鮮の元工作員たち合わせて11人を国際手配しています。
拉致には金正日キム・ジョンイル)総書記が掌握していた対外情報調査部と呼ばれる工作機関が組織的に関わっていた疑いが強いと見て捜査を続けています。
このうち、福井県の地村保志さん・富貴恵さん夫妻を拉致した実行犯として元工作員辛光洙シン・グァンス)容疑者が手配されています。
また、大阪府の原 敕晁さんが拉致された事件では、辛容疑者とともに金吉旭(キム・キルウク)容疑者も共犯者として手配されています。
この他、東京都の久米 裕さん拉致事件では金世鎬(キム・セホ)容疑者が、新潟県曽我ひとみさん拉致事件にはキム・ミョンスク容疑者がそれぞれ関わったとして手配されています。
北海道出身の渡辺秀子さんの子供2人の拉致事件では、工作員グループのリーダー格で北朝鮮にいると見られる洪寿恵(ホン・スヘ)こと木下陽子容疑者が手配されています。
新潟県の蓮池 薫さん・祐木子さん夫妻の拉致事件ではチェ・スンチョル容疑者が実行犯として手配されている他、金総書記が掌握していた対外報調査部と呼ばれる北朝鮮の工作機関の幹部であるハン・クムニョン容疑者とキム・ナンジン容疑者が拉致の実行を指示したとして手配されています。
ハン容疑者たちは工作機関で「指導員」と呼ばれる立場で、辛光洙容疑者たちもこの組織の一員だったことがわかっており、警察は北朝鮮が組織的に拉致を実行した疑いが強いと見て捜査を続けています。
よど号ハイジャック事件のメンバーたちも1980年代にヨーロッパで相次いだ3人の日本人拉致に関わった疑いで国際手配されています。
このうち、有本恵子さん拉致事件では魚本公博(安部公博)容疑者が、石岡 亨さんと松木 薫さん拉致事件ではよど号メンバーの妻の森 順子・若林佐喜子両容疑者がそれぞれ手配されています。