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【みんな生きている】拉致問題を知るひろば編/JNN

《「勝負の夏」から「決着の秋」へ!内閣府拉致問題を知るひろばを設置》

北朝鮮による拉致問題をタッチパネル形式で紹介する「拉致問題を知るひろば」が内閣府に設置されました。

「(2002年当時、自分は)まだ5歳…。(拉致被害者5人が)帰国したとき、特集番組を見た。私たち中高生が、もう1回拉致問題はどういうことなのか、私たちに何ができるのか、考え直すきっかけにしたい」
洗足学園高校の2年生)

中高生たちは、9月に学校の文化祭で拉致問題を取り上げる予定で、古屋圭司拉致問題担当大臣

「若い世代が関心を持つことが北朝鮮への圧力になる」

と述べました。

《警視庁公開特定失踪者・永山 智さんについて》
◆氏名:永山 智
(ながやまちえ)
◆年齢:20歳(行方不明当時)
◆住所:東京都荒川区
◆職業:無職

【失踪状況】
昭和29年ころ、兄から生活態度について叱責されたことから、「出て行きます」等と書かれた手紙を自宅に残し、そのまま行方不明となっています。

《警視庁公開特定失踪者・小住健藏さんについて》
◆氏名:小住 健藏
(こすみけんぞう)
◆年齢:27歳(行方不明当時)
◆住所:東京都板橋区
◆職業:工員
◆身体的特徴:身長160cmくらい

【失踪状況】
昭和36年以降、行方不明になっています。

《警視庁公開特定失踪者・阿部尋子さんについて》
◆氏名:阿部 尋子
(あべひろこ)
◆年齢:21歳(昭和54年当時)
◆住所:東京都福生市
◆職業:会社員
◆身体的特徴:
1)身長163cmくらい
2)右足太ももに10円大のあざ

【失踪状況】
昭和54年6月、会社(東京都東大和市)を出てから行方不明となっています。

《警視庁公開特定失踪者・伊藤孝太郎さんについて》
◆氏名:伊藤 孝太郎
(いとうこうたろう)
◆年齢:26歳(昭和50年当時)
◆住所:東京都台東区
◆職業:会社員
◆身体的特徴:身長175cmくらい

【失踪状況】
昭和50年8月、自宅を出たまま行方不明となっています。

《警視庁公開特定失踪者・神山清輝さんについて》
◆氏名:神山 清輝
(かみやまきよてる)
◆年齢:21歳(平成7年当時)
◆住所:東京都昭島市
◆職業:大学生
◆身体的特徴:
1)身長170cmくらい
2)血液型A型

【失踪状況】
平成7年7月、家族に「山形で自動車運転免許の合宿に参加する」等と言い家を出た後、行方不明となっています。

《警視庁公開特定失踪者・工藤哲也さんについて》
◆氏名:工藤 哲也
(くどうてつや)
◆年齢:36歳(平成2年当時)
◆住所:東京都杉並区
◆職業:無職
◆身体的特徴:身長173cmくらい

【失踪状況】
平成2年10月、家族に何も告げずにアパートを引き払った後、そのまま行方不明となっています。

《警視庁公開特定失踪者・久保清久さんについて》
◆氏名:久保 清久
(くぼきよひさ)
◆年齢:23歳(昭和48年当時)
◆住所:東京都保谷市(現・西東京市
大分県宇佐市出身
◆職業:会社員
◆身体的特徴:身長170くらい

【失踪状況】
昭和48年11月12日、当時住んでいた東京都内のアパートに荷物を残したまま行方不明となっています。

《警視庁公開特定失踪者・熊谷嘉則さんについて》
◆氏名:熊谷 嘉則
(くまがいよしのり)
◆年齢:25歳(昭和60年当時)
◆住所:東京都荒川区
◆職業:新聞配達員
◆身体的特徴:身長170cmくらい

【失踪状況】
昭和60年7月、自宅を出たまま行方不明となっています。

《警視庁公開特定失踪者・小山栄一さんについて》
◆氏名:小山 栄一
(こやまえいいち)
◆年齢:30歳(昭和55年当時)
◆住所:東京都東村山市
◆職業:会社員
◆身体的特徴:
1)身長158cmくらい
2)右足太ももに10円大のアザ

【失踪状況】
昭和55年10月、自宅から実家(東京都板橋区)に立ち寄り1泊した後、行方不明となっています。

《警視庁公開特定失踪者・高橋治雄さんについて》
◆氏名:高橋 治雄
(たかはしはるお)
◆年齢:30歳(昭和50年当時)
◆住所:東京都葛飾
◆職業:工員
◆身体的特徴:
1)身長172cmくらい
2)体重85kgくらい

【失踪状況】
昭和50年ころ、姉に「静岡県の小山(御殿場市近く)の友人宅に行く」と言い残して出掛けたまま、行方不明となっています。

《警視庁公開特定失踪者・田中由起夫さんについて》
◆氏名:田中 由起夫
(たなかゆきお)
◆年齢:21歳(昭和60年当時)
◆住所:東京都府中市
◆職業:大学生
◆身体的特徴:
1)身長165
2)体重65kgくらい
3)血液型A型

【失踪状況】
昭和60年10月、大学(東京都府中市)まで徒歩で通学途中、行方不明となっています。

《警視庁公開特定失踪者・堤 夏夫さんについて》
◆氏名:堤 夏夫
(つつみなつお)
◆年齢:31歳(昭和54年当時)
◆住所:東京都国分寺市
◆職業:会社員
◆身体的特徴:身長160くらい

【失踪状況】
昭和54年7月2日、自宅を出たまま行方不明となっています。

《警視庁公開特定失踪者・乘松眞喜子さんについて》
◆氏名:乘松 眞喜子
(のりまつまきこ)
◆年齢:23歳(昭和35年当時)
◆住所:埼玉県浦和市
◆職業:会社員
◆身体的特徴:
1)身長153くらい
2)血液型A型

【失踪状況】
昭和35年9月、自宅を出た後、行方不明となっています。

《警視庁公開特定失踪者・松井ヨシ子さんについて》
◆氏名:松井 ヨシ子
(まついよしこ。旧姓・小池)
◆年齢:36歳(昭和49年当時)
◆住所:東京都大田区
◆職業:主婦
◆身体的特徴:身長145くらい

【失踪状況】
昭和49年3月、自宅を出たまま、行方不明になっています。

《警視庁公開特定失踪者・村山 茂さんについて》
◆氏名:村山 茂さん
(むらやましげる
◆年齢:24歳(昭和33年当時)
◆住所:東京都台東区
◆職業:会社員
◆身体的特徴:
1)身長165くらい
2)眉間に2位の傷跡あり

【失踪状況】
昭和33年12月、「ちょっと里(新潟)に帰ってくる」と言って、勤め先を出た後、行方不明になっています。

岩手県警公開特定失踪者・佐藤琢磨さんについて》
◆氏名:佐藤 琢磨
◆行方不明日:平成3年4月12日
◆当時の年齢:33歳
◆当時の住所:東京都国立市
岩手県陸前高田市出身
◆当時の職業:会社員
◆身体の特徴:身長160cmくらいで中肉

【失踪状況】
平成3年4月12日、当時、居住していた東京都国立市内において、行方不明となっています。

福島県警公開特定失踪者・猪俣健吉さんについて》
◆氏名:猪股 健吉
(いのまたけんきち)
◆年齢:19歳(昭和34年当時)
◆住所:東京都練馬区
◆出身地:福島県南会津郡南会津町
◆職業:元会社員

【失踪状況】
昭和34年ころ、住込先から行方不明となっています。

千葉県警公開特定失踪者・鵜浦礼子さんについて》
◆名前:鵜浦 礼子
(うのうられいこ)
◆身長:158cm
◆血液型:A型?
◆当時の年齢:20歳(昭和47年当時)
◆当時の住所:東京都目黒区碑文谷
◆当時の身分:無職

【不明の状況】
昭和47年7月6日、都内の実兄方に同居し「職探しに行く。錦糸町の叔母の所に行く」と言って出掛けた。
その後、北海道稚内にいる旨の電報が届いたものの行方不明となっています。

千葉県警公開特定失踪者・水村真紀子さんについて》
◆名前:水村 真紀子
(みずむらまきこ)
◆身長:164cm
◆血液型:B型
◆31歳:(平成12年当時)
◆当時の住所:東京都大田区大森西
◆特徴:天然パーマ
◆当時の身分:無職

【不明の状況】
平成12年9月9日、旭市内の入院先から、行方不明となっています。



拉致事件、再調査の現状】
北朝鮮による拉致被害者らの調査に関する初回の報告を9月第2週以降に行う方向で日・朝両政府が調整していることが、8月21日分かった。日本側は報告の内容を精査の上、疑問点をただしたりするための調査団を北朝鮮に派遣する準備に入った。複数の政府関係者が明らかにした。
最初の調査報告をめぐっては、両政府は7月1日の北京での外務省局長級協議で、「夏の終わりから秋の初め」に行うことで合意した。岸田文雄外相は8月10日にミャンマーで非公式に協議した北朝鮮のリ・スヨン外相に着実な調査を要請。
前後して両政府が水面下で接触した結果、安倍晋三首相が9月3日に内閣改造、6~8日の日程でスリランカバングラデシュを訪問した後に、局長級協議を改めて開いて報告を受けることになった。
日本政府が認定した未帰国の拉致被害者12人について、北朝鮮はこれまで「8人死亡・4人未入国」と説明してきた。
今回の調査は金正恩キム・ジョンウン)第1書記体制に代わってから初めて行われるもので、第1書記の父親の金正日キム・ジョンイル)総書記時代に展開した主張を覆す形で新たな結果を示すかが焦点。また、拉致の疑いがある「特定失踪者」の安否情報をどの程度提示するかも注目される。
日本政府の調査団は、外務省を中心に拉致問題対策本部警察庁などの担当者で構成される。
北朝鮮に一定期間滞在し、関係者への聴取や現地視察を行う方向だ。



拉致事件、捜査の現状】
北朝鮮による拉致事件を巡り、日本の警察はこれまで実行犯や指示役として北朝鮮の元工作員たち合わせて11人を国際手配しています。
拉致には金正日キム・ジョンイル)総書記が掌握していた対外情報調査部と呼ばれる工作機関が組織的に関わっていた疑いが強いと見て捜査を続けています。
このうち、福井県の地村保志さん・富貴恵さん夫妻を拉致した実行犯として元工作員辛光洙シン・グァンス)容疑者が手配されています。
また、大阪府の原 敕晁さんが拉致された事件では、辛容疑者とともに金吉旭(キム・キルウク)容疑者も共犯者として手配されています。
この他、東京都の久米 裕さん拉致事件では金世鎬(キム・セホ)容疑者が、新潟県曽我ひとみさん拉致事件にはキム・ミョンスク容疑者がそれぞれ関わったとして手配されています。
北海道出身の渡辺秀子さんの子供2人の拉致事件では、工作員グループのリーダー格で北朝鮮にいると見られる洪寿恵(ホン・スヘ)こと木下陽子容疑者が手配されています。
新潟県の蓮池 薫さん・祐木子さん夫妻の拉致事件ではチェ・スンチョル容疑者が実行犯として手配されている他、金総書記が掌握していた対外報調査部と呼ばれる北朝鮮の工作機関の幹部であるハン・クムニョン容疑者とキム・ナンジン容疑者が拉致の実行を指示したとして手配されています。
ハン容疑者たちは工作機関で「指導員」と呼ばれる立場で、辛光洙容疑者たちもこの組織の一員だったことがわかっており、警察は北朝鮮が組織的に拉致を実行した疑いが強いと見て捜査を続けています。
よど号ハイジャック事件のメンバーたちも1980年代にヨーロッパで相次いだ3人の日本人拉致に関わった疑いで国際手配されています。
このうち、有本恵子さん拉致事件では魚本公博(安部公博)容疑者が、石岡 亨さんと松木 薫さん拉致事件ではよど号メンバーの妻の森 順子・若林佐喜子両容疑者がそれぞれ手配されています。