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【みんな生きている】横田めぐみさん/産経新聞

《「勝負の夏」から「決着の秋」へ!川崎市横田めぐみさん写真展》

日・朝合意に基づき、北朝鮮拉致被害者ら「全ての日本人」に関する調査を進める中、神奈川県川崎市は8月13日から、さいか屋川崎店(川崎市川崎区)で拉致被害者横田めぐみさん(拉致当時13歳)の写真などを展示する「めぐみちゃんと家族のメッセージ~写真展」を開催する。18日まで。
16日にはめぐみさんの父・滋さん(81歳)と母・早紀江さん(78歳)による講演会も行われる。
写真展では、滋さんが撮影した写真を中心にした約40点の写真パネルのほか、横田夫妻と同じマンションに住む住民有志が設立した「あさがおの会」の新聞記事パネル約20点などを展示する。
開場時間は午前10時半から午後7時半(最終日は2時まで)。
講演会は16日午後1時半から。福田紀彦川崎市長もあいさつする。
いずれも申し込み不要で入場無料。問い合わせは川崎市人権・男女共同参画室まで。

◆昭和52(1977)年11月15日
少女拉致容疑事案
被害者:横田めぐみさん(拉致被害時13歳)
新潟市において下校途中に失踪。
平成16年11月に開催された第3回実務者協議において、北朝鮮側はめぐみさんが1994(平成6)年4月に死亡したとし「遺骨」を提出したが、めぐみさんの「遺骨」とされた骨の一部からは同人のものとは異なるDNAが検出されたとの鑑定結果を得た。
平成18年4月には日本政府の実施したDNA検査により、横田めぐみさんの夫が昭和53年に韓国より拉致された当時高校生の韓国人拉致被害者・金英男(キム・ヨンナム)氏である可能性が高いことが判明した。

※「拉致された人たちが家族のところに帰るのは人間として当たり前のこと」
横田早紀江さん。拉致被害者横田めぐみさんの母)

《特定失踪者・森 武史さんについて》
◆氏名:森 武史
(もりたけし)
◆失踪年月日:平成4(1992)年5月31日
◆生年月日:昭和40(1965)年11月15日
◆性別:男
◆当時の年齢:26歳
◆当時の身分:陸上自衛官(一等陸士・平成3年入隊)
◆失踪場所:神奈川県横浜市

【失踪状況】
ゴールデンウィーク中、横浜市戸塚区の実家に帰省し3日間滞在。
失踪当日の昼頃、弟と義母に「早めに隊に帰るから」「JR戸塚駅で待ち合わせしている…」などと言い残し実家を出た。変わった様子ではなかった。
その後、部隊から「戻っていない」との連絡が実家にあり、そのまま行方不明となった。

《特定失踪者・笹垣範男さんについて》
◆氏名:笹垣 範男
(ささがきのりお)
◆失踪年月日:平成4(1992)年9月12日
◆生年月日:昭和49(1974)年3月4日
◆性別:男
◆当時の年齢:18歳
◆身長:168cm
◆体重:58kg
◆当時の身分:予備校生(美大志望)
◆当時の住所:神奈川県三浦市
◆特徴:
1)剣道をしていた(2段)
2)利き腕側の胸が厚い
3)歯並びがよい
4)腹部に2mmくらいのほくろ
◆失踪場所:神奈川県三浦市

【失踪状況】
当日、母親が出勤する時(午前9時)には「今日は予備校(横浜市)で絵の授業はないが空いている教室で勉強できるので行くかも」と言っていた。
姉が昼に出かけるときはまだ自宅にいた。
予備校に行ったかどうかは出席をとっていないので不明。
普段と同じ服装、お金も4、5千円しか持っていない。朝の雰囲気からはとても家出するようには見えなかった。
いなくなる10日位前から誰かと会っている様子。
いつもは夕方5~6時に帰宅するのが、10~10時半に帰宅する日もあった。
前日、前々日は終電で帰ってきた。
誰と会っていたか聞いても答えなかった。
預金通帳は残っている。

《特定失踪者・小川雅樹さんについて》
◆氏名:小川 雅樹
(おがわまさき)
◆失踪年月日:平成5(1993)年8月31日
◆生年月日:昭和43(1968)年8月20日
◆性別:男
◆当時の年齢:24歳
◆身長:173cm
◆血液型:B型
◆当時の身分:無職
◆当時の住所:神奈川県逗子市
◆特徴:眼鏡又はコンタクト使用(乱視のため)
◆失踪場所:東京都渋谷区幡ヶ谷

【失踪状況】
平成5(1993)年3月、神奈川県内の大学を卒業後、北海道の競走馬を育てる牧場で馬の飼育係として働くため5月に単身北海道に渡る。
住み込みのアルバイトを始めたが3カ月後の8月下旬、家族に「北海道でのアルバイトを辞めるが家には帰らない」と電話をかけてきた以降、音信不通となった。
家族が北海道の牧場に連絡を取ると8月31日付で牧場を退職していた。
同年11月下旬、都内渋谷区の男性から家族に連絡があり状況を確認した結果、北海道での牧場勤務を辞めた直後に東京まで戻っていたが、神奈川の実家には戻らず都内で知り合った渋谷区の男性宅に数日間、居候した後、荷物を男性宅に残したまま所在不明となっていた。
失踪後の、実家には年に2~3回無言電話がある。

《特定失踪者・武内 卓さんについて》
◆氏名:武内 卓
(たけうちたかし)
◆失踪年月日:平成8(1996)年1月14日
◆生年月日:昭和32(1957)年1月20日
◆性別:男
◆当時の年齢:38歳
◆当時の身分:警備員
◆当時の住所:神奈川県横浜市鶴見区
◆血液型:O型
◆特徴:
1)痩せ型
2)近視
◆失踪場所:神奈川県愛甲郡清川村丹沢大山国定公園

【失踪状況】
平成7年9月にアメリカより帰国し、同12月1日に横浜市で警備員の仕事に就く。
翌年1月12・13日の連休にレンタカーを借りて出かける。13日夕方に車を返す予定だったが、同日夕方に返却を1日延ばして欲しい旨の連絡がレンタカー会社に入るが翌日になっても戻らず。
14日の夜からは夜勤があった。
レンタカーは神奈川県の丹沢大山国定公園の駐車場で発見され、警察でも山を中心に捜索を行なった。
1月23日朝に勤務先から実家に電話があって失踪したことがわかった。
レンタカーの中には本人のジャンパーと地図、パンなどを食べた包紙があり、ガソリンスタンドのレシートもあった。
14日朝8時、丹沢の山麓のガソリンスタンドで満タンにしている。

《特定失踪者・佐藤剛生さんについて》
◆氏名:佐藤 剛生
(さとうたけお)
◆失踪年月日:平成9(1997)年7月29日
◆生年月日:昭和46(1971)年11月30日
◆性別:男
◆当時の年齢:25歳
◆身長:170cm
◆体重:70kg
◆当時の身分:会社員
◆当時の住所:千葉県船橋市
◆特徴:
1)体形は普通
2)眼鏡を使用
3)高校時代水泳をしていた
4)高校時代から長距離走に興味を持ち、ミニトライアスロンに出場したこともあり
◆失踪場所:千葉県船橋市のJR駅近く

【失踪状況】
7月28日22時頃、先輩と帰社。
翌29日11時20分頃、出社しないため、会社から寮に寮に電話。
寮の管理人が部屋を見にいったところ、本人は電話中、かなりの長電話だった。
その後本人の姿を見かけた者はいない。
8月1日と4日は会社の先輩グループと登山の計画があり、有給休暇申請済み。
写真が寮に残っていない。
その他持ち出したものは特定できない。
パスポートも後日発見。
仕事上の問題なし。
国外には出ていない。
サラ金の借入なし。
その他手がかり、痕跡なし。

《特定失踪者・渋谷浩邦さんについて》
◆氏名:渋谷 浩邦
(しぶやひろくに)
◆失踪年月日:平成10(1998)年8月4日
◆生年月日:昭和39(1964)年3月1日
◆性別:男
◆当時の年齢:34歳
◆身長:168cm
◆体重:80kgくらい
◆当時の身分:県庁職員
◆当時の住所:神奈川県厚木市
◆特徴:
1)太り気味
2)むち打ちで寒いと痛みが出る
3)趣味は山とスキー、全国の山を登っている
◆失踪場所:長野県白馬山中

【失踪状況】
8月2日、「5日夜か6日の朝に帰宅する」と言い残して長野県白馬に登山に出かける。
失踪当日午後1時頃、「大町市の黒部観光ホテルに着いたので、これから山に行く」と電話があった。
白馬山荘に2泊し、4日の朝5時頃1人で出たが、方角は不明。車でホテルまで行き、荷物を預けて、そこからバスで乗ったのをホテルの客が見ている。
5日、ホテルから自宅に電話が入る。
平成11年3月頃までヘリを何回かとばして捜す。車の中には着替えたものがあった。
預金が引き出された形跡なし。
失踪した年の暮れ頃から平成13年まで無言電話や不審な電話あり。



拉致事件、捜査の現状】
北朝鮮による拉致事件を巡り、日本の警察はこれまで実行犯や指示役として北朝鮮の元工作員たち合わせて11人を国際手配しています。
拉致には金正日キム・ジョンイル)総書記が掌握していた対外情報調査部と呼ばれる工作機関が組織的に関わっていた疑いが強いと見て捜査を続けています。
このうち、福井県の地村保志さん・富貴恵さん夫妻を拉致した実行犯として元工作員辛光洙シン・グァンス)容疑者が手配されています。
また、大阪府の原 敕晁さんが拉致された事件では、辛容疑者とともに金吉旭(キム・キルウク)容疑者も共犯者として手配されています。
この他、東京都の久米 裕さん拉致事件では金世鎬(キム・セホ)容疑者が、新潟県曽我ひとみさん拉致事件にはキム・ミョンスク容疑者がそれぞれ関わったとして手配されています。
北海道出身の渡辺秀子さんの子供2人の拉致事件では、工作員グループのリーダー格で北朝鮮にいると見られる洪寿恵(ホン・スヘ)こと木下陽子容疑者が手配されています。
新潟県の蓮池 薫さん・祐木子さん夫妻の拉致事件ではチェ・スンチョル容疑者が実行犯として手配されている他、金総書記が掌握していた対外報調査部と呼ばれる北朝鮮の工作機関の幹部であるハン・クムニョン容疑者とキム・ナンジン容疑者が拉致の実行を指示したとして手配されています。
ハン容疑者たちは工作機関で「指導員」と呼ばれる立場で、辛光洙容疑者たちもこの組織の一員だったことがわかっており、警察は北朝鮮が組織的に拉致を実行した疑いが強いと見て捜査を続けています。
よど号ハイジャック事件のメンバーたちも1980年代にヨーロッパで相次いだ3人の日本人拉致に関わった疑いで国際手配されています。
このうち、有本恵子さん拉致事件では魚本公博(安部公博)容疑者が、石岡 亨さんと松木 薫さん拉致事件ではよど号メンバーの妻の森 順子・若林佐喜子両容疑者がそれぞれ手配されています。