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【みんな生きている】拉致被害者支援策編/JNN

北朝鮮から新たに拉致被害者や特定失踪者が帰国した場合の新たな支援策をまとめた自民党のプロジェクトチームが、党の拉致対策本部に報告を行いました。
自民党の支援策では、新たに帰国する拉致被害者について、北朝鮮での生活が長期に及んでいるため、現行の「拉致被害者支援法」で10年間となっている給付金の支給期限を延長する、帰国時に65歳以上だった場合、本来、受け取れたはずの国民年金相当額を特別給付することなどが盛り込まれています。
また、ジェンキンスさんのような拉致被害者の外国人配偶者に対しては、中国残留孤児のケースと同様、「配偶者支援金」を給付する新たな制度の設置を求めています。
自民党は7月24日の夕方、新たな支援策の案を安倍晋三総理大臣に提出する予定で、今月29日、政府与野党拉致連絡会で各党に自民党案を説明する方針です。

◆昭和53(1978)年7月31日
アベック拉致容疑事案
被害者:蓮池 薫さん(拉致被害時20歳)
被害者:蓮池祐木子さん(旧姓奥土)(拉致被害時22歳)
蓮池さんは「ちょっと出かける。すぐ帰る」と言って外出したまま失踪。同様に奥土さんも外出したまま失踪。
2人は昭和55年に結婚。平成14年10月に日本に帰国。
娘1人と息子1人は平成16年5月に帰国。
捜査当局は、拉致実行犯である北朝鮮工作員・通称チェ・スンチョルについて平成18年2月に、また、共犯者である自称韓明一(ハン・ミョンイル)こと通称ハン・クムニョン及び通称キム・ナムジンについて平成19年2月にそれぞれ逮捕状の発付を得て国際手配するとともに、政府として北朝鮮側に身柄の引渡しを要求している。

◆昭和53(1978)年8月12日
母娘拉致容疑事案
被害者:曽我ひとみさん(拉致被害時19歳)
被害者:曽我ミヨシさん(拉致被害時46歳)
「2人で買い物に行く」と言って出かけて以来失踪。
ひとみさんは平成14年10月日本に帰国。
ひとみさんの夫(ジェンキンス氏=アメリカ人)と2人の娘も平成16年7月に渡日・帰国。
北朝鮮側は、曽我ミヨシさんは北朝鮮に入境していないとしている。
捜査当局は、拉致実行犯である北朝鮮工作員・通称キム・ミョンスクについて、平成18年11月に逮捕状の発付を得て国際手配するとともに、政府として北朝鮮側に身柄の引渡しを要求している。

◆昭和53(1978)年7月7日
アベック拉致容疑事案
被害者:地村保志さん(拉致被害時23歳)
被害者:地村富貴惠さん(旧姓:濱本)(拉致被害時23歳)
「二人でデートに行く」と言って出かけて以来、失踪。
2人は昭和54年に結婚。
平成14年10月に日本に帰国。
娘1人と息子2人は平成16年5月に帰国。
捜査当局は、拉致実行犯である北朝鮮工作員辛光洙シン・グァンス)について、平成18年2月に逮捕状の発付を得て国際手配するとともに、政府として北朝鮮側に身柄の引渡しを要求している。

※「(拉致実行犯に担がれて)一歩一歩下りるとき、犯人の肩がお腹にめり込んで痛かった」
(地村富貴恵さんの証言)

《特定失踪者・秋田美輪さんについて》
◆氏名:秋田 美輪
(あきたみわ)
◆失踪年月日:昭和60(1985)年12月4日
◆生年月日:昭和39(1964)年1月29日
◆性別:女性
◆当時の年齢:21歳
◆身長:155cm
◆体重:43kg
◆当時の身分:神戸松陰女子大学文学部国文科4回生
◆当時の住所:兵庫県川西市湯山台
◆特徴:両眼とも眼鏡をかけて視力1.2
◆失踪場所:兵庫県神戸市神戸松陰女子大学校門(阪急神戸線六甲)

【失踪状況】
大学で午前の授業を受けた後、1時過ぎに学食で友人と食事をとり校門近くで友人と別れた。
夜8時過ぎに「友人宅へ泊まる」との電話が家にある(実際には泊まっていない)。
翌日朝8時15分兵庫県城之崎署から竹野町弁天浜で本人のバッグ発見との連絡。
当時は自殺とされたが、何も見つかっていない。
バックの置いてあったところから海岸に10メートル位足跡があった。
発見される前に雨が降ったがバックも近くにあった本人の靴も濡れていなかったという。
地形や潮の流れから入水自殺であれば遺体が上がるはず。
竹野浜、竹野駅、城崎駅で目撃者がいなかった。
平成15年11月13日、兵庫県警に告発状提出。
秋田美輪さんをただ単に行方不明者とするには、あまりにも不自然ないくつかの疑問点が残されている。
まず、残された美輪さんのバッグの中には急行券があった。
この急行券の使用距離範囲は大阪駅から150km。これではせいぜい城之崎までしか行けず、弁天浜までは30km程度足りない。
この急行券は、当時の改札口を通過したことを示す入挟・押印が無く、未使用のままだった。また、財布の中には定期代の1万8千円がそのまま残っていた。
そして、神戸松蔭女子学院大学内の美輪さんのロッカーの中から、失踪日の数日後に提出することになっていたレポートが発見される。
これらは状況証拠に過ぎないが、それでも単なる行方不明者として考えるには疑問を持たざるを得ない。
さらに、美輪さんが行方不明になった前後、現場付近の浜辺でスーツ姿の男が無線機のような機器を使って朝鮮語で交信していたことが『産経新聞』の記事で明らかになっている。
この男は北朝鮮工作員とみられる。

《愛知県警公開特定失踪者・阿部貞子さんについて》
◆氏名:阿部 貞子
(あべさだこ)
◆生年月日:昭和12年4月18日
◆年齢:24歳(昭和36年当時)
◆当時の住所:愛知県一宮市今伊勢町
◆当時の職業:紡績工
◆出身地:新潟県北蒲原郡中条町大字(現・胎内市)羽黒1825番地
◆身長:152cm~153くらい
◆特徴:小肥り

【失踪状況】
昭和36年7月、愛知県内の勤め先から行方不明になっています。

《愛知県警公開特定失踪者・関根 固さんについて》
◆氏名:関根 固
(せきねかたむ)
◆当時の年齢21歳(行方不明当時)
◆当時の住所:愛知県名古屋市昭和区
◆当時の職業:会社員
◆身長170くらい

【失踪状況】
昭和37年8月頃から連絡が取れなくなり、行方不明になっています。

《愛知県警公開特定失踪者・野村 博さんについて》
◆氏名:野村 博
(のむらひろし)
◆当時の年齢:23歳(行方不明当時)
◆当時の住所:東京都文京区
◆当時の職業:大学生
◆身長:170くらい

【失踪状況】
昭和46年3月頃、東京都文京区の下宿先から行方不明になっています。

《愛知県警公開特定失踪者・鷲見孝司さんについて》
◆氏名:鷲見 孝司
(すみたかし)
◆当時の年齢:27歳(昭和47年当時)
◆現在の年齢:68歳
◆当時の住所:愛知県名古屋市中村区宿跡町
◆職業:自営業(給排水工事業)
◆身長160cmくらい
◆特徴:中肉

【失踪状況】
昭和47(1972)年3月3日、自宅から「仕事の集金に行く」と言って外出した後、行方不明となっています。

《愛知県警公開特定失踪者・光瀬雅弘さんについて》
◆氏名:光瀬 雅弘
(みつせまさひろ)
◆当時の年齢:25歳(昭和47年当時)
◆当時の住所:愛知県半田市
◆当時の職業:無職
◆身長:160くらい
◆特徴:中肉

【失踪状況】
昭和47年9月頃、愛知県内の自宅から行方不明となっています。

《愛知県警公開特定失踪者・筒井裕子さんについて》
◆氏名:筒井 裕子
(つついゆうこ)
◆当時の年齢:22歳(行方不明当時)
◆当時の住所:愛知県豊川市御津町(旧宝飯郡御津町
◆当時の職業:看護師
◆身長158位

【失踪状況】
昭和48年11月26日、愛知県豊川市御津町の自宅から出かけたまま行方不明になっています。

《愛知県警公開特定失踪者・内木百合子さんについて》
◆氏名:内木 百合子
(ないきゆりこ)
◆当時の年齢:22歳(行方不明当時)
◆当時の住所:愛知県名古屋市昭和区
◆当時の職業:美容師
◆身長:152くらい
【失踪状況】
昭和50年2月4日、名古屋市昭和区の自宅から出かけたまま行方不明になっています。

《愛知県警公開特定失踪者・河合有三さんについて》
◆氏名:河合 有三
(かわいゆうぞう)
◆当時の年齢:32歳(行方不明当時)
◆当時の住所:愛知県名古屋市千種区
◆当時の職業:元会社員
◆身長:171くらい

【失踪状況】
昭和61年8月頃、名古屋市千種区のアパートで親族と会ったのを最後に行方不明になっています。

《愛知県警公開特定失踪者・渡邉浩成さんについて》
◆氏名:渡邉 浩成
(わたなべひろまさ)
◆当時の年齢:23歳(昭和60年当時)
◆当時の住所:愛知県名古屋市中区
新潟県三条市出身
◆当時の職業:郵便局員
◆身長:170くらい

【失踪状況】
昭和60年12月、岐阜県岐阜市の職場を出た後、行方不明になっています。

《愛知県警公開特定失踪者・李麻奈美さんについて》
◆氏名:李 麻奈美
(り まなみ)
通名:岩本麻奈美
(いわもとまなみ)
◆当時の年齢:14歳(行方不明当時)
◆当時の住所:愛知県名古屋市港区
◆当時の職業:中学生
◆身長:162くらい

【失踪状況】
昭和62年3月15日、名古屋市港区の自宅から出かけたまま行方不明になっています。

《愛知県警公開特定失踪者・笠松一由さんについて》
◆氏名:笠松 一由
(かさまつかずよし)
◆当時の年齢:32歳(行方不明当時)
◆当時の住所:愛知県一宮市
◆当時の職業:自営業
◆身長:170くらい

【失踪状況】
昭和63年4月頃、親族のもとに「今、名古屋にいる」と電話があったのを最後に行方不明になっています。



拉致事件、捜査の現状】
北朝鮮による拉致事件を巡り、日本の警察はこれまで実行犯や指示役として北朝鮮の元工作員たち合わせて11人を国際手配しています。
拉致には金正日キム・ジョンイル)総書記が掌握していた対外情報調査部と呼ばれる工作機関が組織的に関わっていた疑いが強いと見て捜査を続けています。
このうち、福井県の地村保志さん・富貴恵さん夫妻を拉致した実行犯として元工作員辛光洙シン・グァンス)容疑者が手配されています。
また、大阪府の原 敕晁さんが拉致された事件では、辛容疑者とともに金吉旭(キム・キルウク)容疑者も共犯者として手配されています。
この他、東京都の久米 裕さん拉致事件では金世鎬(キム・セホ)容疑者が、新潟県曽我ひとみさん拉致事件にはキム・ミョンスク容疑者がそれぞれ関わったとして手配されています。
北海道出身の渡辺秀子さんの子供2人の拉致事件では、工作員グループのリーダー格で北朝鮮にいると見られる洪寿恵(ホン・スヘ)こと木下陽子容疑者が手配されています。
新潟県の蓮池 薫さん・祐木子さん夫妻の拉致事件ではチェ・スンチョル容疑者が実行犯として手配されている他、金総書記が掌握していた対外報調査部と呼ばれる北朝鮮の工作機関の幹部であるハン・クムニョン容疑者とキム・ナンジン容疑者が拉致の実行を指示したとして手配されています。
ハン容疑者たちは工作機関で「指導員」と呼ばれる立場で、辛光洙容疑者たちもこの組織の一員だったことがわかっており、警察は北朝鮮が組織的に拉致を実行した疑いが強いと見て捜査を続けています。
よど号ハイジャック事件のメンバーたちも1980年代にヨーロッパで相次いだ3人の日本人拉致に関わった疑いで国際手配されています。
このうち、有本恵子さん拉致事件では魚本公博(安部公博)容疑者が、石岡 亨さんと松木 薫さん拉致事件ではよど号メンバーの妻の森 順子・若林佐喜子両容疑者がそれぞれ手配されています。