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【みんな生きている】救う会山口編/NHK[山口]

北朝鮮による拉致被害者たちの1日も早い日本への帰国を求め、拉致問題の解決に取り組む市民グループが7月21日、山口県宇部市で署名活動を行いました。
署名活動を行ったのは、県内で拉致被害者や拉致された可能性が排除できないいわゆる「特定失踪者」の救出を支援している市民グループ救う会山口」です。
21日は、宇部市の常盤公園の入り口におよそ10人のメンバーが集まり、「事件の1日も早い解決に皆さんの力を貸して下さい」等と呼びかけて署名を求めました。
会場には、横田めぐみさんたちの拉致被害者と家族の写真パネルや全国でおよそ470人いる「特定失踪者」の情報を求めるポスター等が展示され、訪れた人が足を止めて署名していました。
拉致問題をめぐっては、北朝鮮が今月4日、拉致被害者等の調査を行う「特別調査委員会」を設置したことを発表しています。
救う会山口」では今回の北朝鮮の調査が被害者たちの帰国に確実につながることを求めて今後も県内で署名活動を続け、集まった署名を政府に提出するということです。
救う会山口」宇部支部の渡邊裕一さんは

「県内にも特定失踪者やその家族がいることを知ってもらい、問題の解決に向けて協力をお願いしたい」

と話していました。

◆昭和52(1977)年11月15日
少女拉致容疑事案
被害者:横田めぐみさん(拉致被害時13歳)
新潟市において下校途中に失踪。
平成16年11月に開催された第3回実務者協議において、北朝鮮側はめぐみさんが1994(平成6)年4月に死亡したとし「遺骨」を提出したが、めぐみさんの「遺骨」とされた骨の一部からは同人のものとは異なるDNAが検出されたとの鑑定結果を得た。
平成18年4月には日本政府の実施したDNA検査により、横田めぐみさんの夫が昭和53年に韓国より拉致された当時高校生の韓国人拉致被害者・金英男(キム・ヨンナム)氏である可能性が高いことが判明した。

※「拉致された人たちが家族のところに帰るのは人間として当たり前のこと」
横田早紀江さん。拉致被害者横田めぐみさんの母)

《特定失踪者・宮脇留義さんについて》
◆氏名:宮脇 留義
(みやわきとめよし)
◆失踪年月日:昭和41(1966)年9月30日
◆生年月日:昭和14(1939)年3月15日
◆性別:男
◆当時の年齢:30歳
◆身長:165cm
◆当時の身分:製鉄所社員
◆当時の住所:山口県光市
◆特徴:
1)中肉中背
2)骨組みがっちり
3)手足大きめ
4)左目尻に1cmくらいの傷あり
5)右足膝下に5cmくらいの切り傷あり
6)話し方に時々鹿児島弁が出る
◆失踪場所:山口県光市

【失踪状況】
鹿児島県出身。
福岡や名古屋の会社で働いた後、山口県光市の製鉄所で昭和38年から勤務していたが昭和41年9月下旬、会社から「居なくなったが、帰省していないか」旨の手紙が実家に届き、失踪が判明した。
事後の調べで郵便貯金が同年9月30日付で全額引き出されていたが、本人が引き出したかは判明していない。

《特定失踪者・村本宣夫さんについて》
◆氏名:村本 宣夫
(むらもとのぶお)
◆失踪年月日:昭和46(1971)年3月24日
◆生年月日:昭和7(1932)年8月18日
◆性別:男
◆当時の年齢:38歳
◆身長:162cmくらい
◆当時の身分:運転手・事務・雑用
◆当時の住所:山口県岩国市
◆失踪場所:山口県岩国市

【失踪状況】
岩国市の下宿先から失踪。
免許、お金など全部置いてあり、普段着のまま。
乗用車も新車に乗り換えたばかり、夫婦生活、人間関係に特に変わったことはなかった。
行く先を告げずに遊びに行くことはなかった。
失踪後、連絡一切なし。

《特定失踪者・國廣富子さんについて》
◆氏名:國廣 富子
(くにひろとみこ)
◆失踪年月日:昭和51(1976)年8月2日
◆生年月日:昭和27(1952)年2月9日
◆性別:女性
◆当時の年齢:24歳
◆身長:152cm
◆体重:48kg
◆血液型:O型
◆当時の身分:看護師
◆当時の住所:山口県宇部市
◆特徴:左こめかみから頬にかけうす茶色のあざ(化粧で隠れるほど、1cmくらいのあざ)
◆失踪場所:山口県宇部市笹山

【失踪状況】
午後8時半頃、母親にたばこを買いに行くのを頼まれ、自宅から数十メートル先のたばこ屋に300円のみを持ってサンダル履きで家を出たまま消息不明。
新しい病院に勤務し始めたばかり。
平成16年1月29日、山口県宇部警察署に告発状提出。

《特定失踪者・尹文夫さんについて》
◆氏名:尹文夫
(ゆんふみお)
◆別名:安村文夫
(やすむらふみお)
◆失踪年月日:昭和52(1977)年9月16日
◆生年月日:昭和29(1954)年9月3日
◆性別:男
◆当時の年齢:23歳
◆身長:175cmくらい
◆血液型:B型
◆当時の身分:無職
◆当時の住所:山口県美祢市
◆特徴:右手か左手かはっきりしないが手の甲に3cm程度の切傷
◆失踪場所:新下関駅

【失踪状況】
県立高校を卒業後、朝鮮大学校に入学したが言葉が通じないのと思想的な違和感から中退。
一度山口県美祢の実家に帰るが再度上京してそのまま消息不明。

《特定失踪者・西村三男さんについて》
◆氏名:西村 三男
(にしむらみつお)
◆失踪年月日:昭和56(1981)年5月
◆生年月日:昭和37(1962)年5月26日
◆性別:男
◆当時の年齢:19歳
◆身長:170cmくらい
◆血液型:O型
◆当時の身分:会社員
◆当時の住所:山口県山口市
熊本県出身
◆失踪場所:山口県山口市

【失踪状況】
ゴールデンウィーク後、実家の熊本から山口市にある会社に戻り、寮から工場へ移動中失踪。
原付免許も寮に置いたまま、住民票もそのまま。
失踪後6カ月程して無言電話あり。

《特定失踪者・河田君江さんについて》
◆氏名:河田 君江
(かわたきみえ)
◆失踪年月日:平成2(1990)年2月7日
◆生年月日:昭和41(1966)年8月15日
◆性別:女性
◆当時の年齢:23歳
◆身長:152cm~153cm
◆体重:47kg~48kg
◆当時の身分:縫製工場勤務
◆当時の住所:山口県豊浦郡豊浦町(現・山口県下関市
◆血液型:B型
◆靴のサイズ:23.5cm
◆特徴:
1)ボブカット
2)左手の甲に3歳頃の火傷の跡(5cmくらい)
◆特技:手が器用。高校で和裁を中心に学習していたので浴衣、羽織などを作っていた
◆失踪場所:山口県豊浦郡豊浦町から下関の間

【失踪状況】
退勤後自宅近くで買い物したのち不明に。
2月20日頃、本人の乗っていた車が萩市島根県益田市の中間の国道沿いの駐車スペースに止まっているのが見つかる。
本人は運転時、ヒールのときは裸足で運転するほど汚すのが嫌いだったが、車が見つかったとき、運転席に泥、助手席にシダの葉、少量だが本人の血が付いたカミソリが見つかっている。
免許証、通帳などはそのまま。
その後預金の引き出しなし。
実家へ来るはずが全く逆の方向へ行っている。
2月18日に本人の声で知人に架電して「ごめんね」と言っている。
車内にあったレシートなどによると、8日午後1時34分に島根県出雲市でパン等を購入。
同日午後7時11分、長門市内のコンビニでおむすびを購入。
午後7時36分、同市内でカミソリ、チョコレートを購入。
午後7時37分、同市内弁当屋でのり弁1個を購入している。

山口県警公開特定失踪者・岡村咲子さんについて》
◆氏名:岡村 咲子
(おかむらさきこ)
◆当時の年齢:21歳
◆住所:山口県岩国市
◆当時の職業:店員
◆身長:150cmくらい
◆特徴:左前腕部に切創痕

【失踪状況】
昭和32年8月10日、住み込みで働いていた稼働先の店主に「映画を見に行ってくる」と言って稼働先から外出した後、行方不明となっています。

山口県警公開特定失踪者・平本光義さんについて》
◆氏名:平本 光義
(ひらもとみつぎ)
◆当時の年齢:37歳
◆当時の住所:山口県柳井市
◆当時の職業:自営業(新聞取次店経営)
◆身長:170くらい
◆血液型:O型

【失踪状況】
昭和54年12月28日、自宅からバイクで新聞配達に出た後、行方不明になっています。

山口県警公開特定失踪者・後藤時徳さんについて》
◆氏名:後藤 時徳
(ごとうときのり)
◆年齢:31歳
◆住所:山口県野田市(現・山陽小野田市
◆職業:会社員(電気工)
◆身長:173くらい
◆血液型:B型

【失踪状況】
昭和63年11月30日、「うどん屋に行く」と言って自宅から車で外出した後、行方不明となっています。



拉致事件、捜査の現状】
北朝鮮による拉致事件を巡り、日本の警察はこれまで実行犯や指示役として北朝鮮の元工作員たち合わせて11人を国際手配しています。
拉致には金正日キム・ジョンイル)総書記が掌握していた対外情報調査部と呼ばれる工作機関が組織的に関わっていた疑いが強いと見て捜査を続けています。
このうち、福井県の地村保志さん・富貴恵さん夫妻を拉致した実行犯として元工作員辛光洙シン・グァンス)容疑者が手配されています。
また、大阪府の原 敕晁さんが拉致された事件では、辛容疑者とともに金吉旭(キム・キルウク)容疑者も共犯者として手配されています。
この他、東京都の久米 裕さん拉致事件では金世鎬(キム・セホ)容疑者が、新潟県曽我ひとみさん拉致事件にはキム・ミョンスク容疑者がそれぞれ関わったとして手配されています。
北海道出身の渡辺秀子さんの子供2人の拉致事件では、工作員グループのリーダー格で北朝鮮にいると見られる洪寿恵(ホン・スヘ)こと木下陽子容疑者が手配されています。
新潟県の蓮池 薫さん・祐木子さん夫妻の拉致事件ではチェ・スンチョル容疑者が実行犯として手配されている他、金総書記が掌握していた対外報調査部と呼ばれる北朝鮮の工作機関の幹部であるハン・クムニョン容疑者とキム・ナンジン容疑者が拉致の実行を指示したとして手配されています。
ハン容疑者たちは工作機関で「指導員」と呼ばれる立場で、辛光洙容疑者たちもこの組織の一員だったことがわかっており、警察は北朝鮮が組織的に拉致を実行した疑いが強いと見て捜査を続けています。
よど号ハイジャック事件のメンバーたちも1980年代にヨーロッパで相次いだ3人の日本人拉致に関わった疑いで国際手配されています。
このうち、有本恵子さん拉致事件では魚本公博(安部公博)容疑者が、石岡 亨さんと松木 薫さん拉致事件ではよど号メンバーの妻の森 順子・若林佐喜子両容疑者がそれぞれ手配されています。