もずの独り言・はてなスポーツ+物置

半蔵ともず、はてなでも独り言です。

THIS IS A JOURNEY IN TO SOUND・第5回

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THE COOL KIDS FROM NY
(1994年・中尊寺ゆつこ

【収録曲】
(1)ウキウキソング
(2)おちゃらかほい
(3)いとまきのうた
(4)だるまさん、だるまさん
(5)はなよめにんぎょう
(6)ずいずいずっころばし
(7)むすんでひらいて
(8)ゆきやまさんか
(9)なべなべそこぬけ
(10)きよしこのよる
(11)ぶん ぶん ぶん
(12)かあさんのうた
(13)いっすんぼうし
(14)メリーさんのひつじ
(15)どんぐりころころ
(16)うみ
(17)かえるのがっしょう
(18)キラキラぼし
(19)こいのぼり
(20)グッド・バイ



2005年1月31日。
漫画家・中尊寺ゆつこ、永眠。
享年42。
中尊寺ゆつこさんの訃報を聞いたとき、「人間ってこんなに早く死んじゃうんだ」って驚いたのを今でもよく覚えています。
このアルバムは、かつてフジテレビで放送されていた「ウゴウゴルーガ」という番組の中の「どうようフロムニューヨーク」というコーナーで流れた曲を集めたものです。
日本の代表的な童謡をニューヨークにいる外国人アーティストが歌うのですが、「外国人が童謡歌うとこんなふうになるんだ」というのがわかって面白いです。
(2)(6)(9)はGiant&Stormが歌っているのですが、原曲をいい感じでぶっ壊してるあたり、さすがはニューヨーカーですね。ALIEN NATIONが歌っている(4)もイケてます。
圧巻は(7)で、「むすんでひらいて」はこんな歌じゃねえだろっ!て思わず突っ込んでしまいそうになってしまいます。
また、(3)や(14)のように外国人アーティストが歌うことによって違う味わいのある曲に生まれ変わっているものもあります。
今週は連休期間中なので、HRHMから離れてもいいかなと思い、このアルバムを選びました。
中尊寺ゆつこさんは「おやじギャル」を生み出した漫画家で、赤ちょうちんで焼き鳥を頬張るギャルや、当時おやじだらけだったゴルフ場に来るギャルを「おやじギャル」というキャラで描いて話題になりました。
ウゴウゴルーガ」が約2年の短命だったこと、また、2005年に中尊寺さんが亡くなられたことで、もう新作を聴くことは永遠に不可能になってしまいましたが、中尊寺さんはこの素敵なアルバムを残して天国へ旅立たれました。
中尊寺さんの享年に近づいて改めて思うことは、「まだまだやりたいこと、いっぱいあっただろうに」ってことです。
来年で没後10年。
今の日本社会を中尊寺さんが漫画で描いたらどんなふうになるのかな、と思ったりします。
一時期、アニメタルが流行りましたが、童謡メタルを歌うバンドが出て来たら面白いかも知れませんね。