もずの独り言・はてなスポーツ+物置

半蔵ともず、はてなでも独り言です。

THIS IS A JOURNEY IN TO SOUND・第4回

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BLOOD
(1993年・BAD MOON RISING)

【収録曲】
(1)DANGEROUS GAME
(2)SERVANTS OF THE SUN
(3)DEVIL'S SON(WHILE OUR CHILDREN CRY)
(4)BLOOD ON THE STREETS
(5)TEARS IN THE DARK
(6)HEART OF DARKNESS
(7)CHAINS
(8)TILL THE MORNING COMES
(9)TIME WILL TELL
(10)REMEMBER ME



カル・スワンの歌声が好きだ。
このバンドが解散してもう10年以上も経つのに、カル・スワンの歌声が好きだ。
と、いうワケで、今回はBAD MOON RISING(以下、BMR)です。
1stアルバムに比べるとずいぶんと暗い曲が並ぶのですが、それでもカルの歌声がそれをカッコ良くしてくれます。
(1)(4)(7)以外はみんな暗い曲なんですが、それなりに味わいがあります。味わいある曲に仕上がっているのはやっぱりカルの歌声あってのことです。
このアルバムの(1)を聴いてもらえればBMRがいかに素晴らしいバンドだったか理解してもらえると思います。
違う言い方をすれば、(1)1曲を聴くために3,000円払ってもいいやってくらい(1)は名曲です。
残念なことにBMRはアルバム3枚で解散してしまいます。
1990年代も後半になると、アメリカではHRHMにとって受難の時期に入ります。
レコード会社によるHRHMバンドのクビ切りの嵐。たくさんのバンドがこのクビ切りの嵐に巻き込まれました。
HRHMは永遠に不滅ですが、永遠に音楽シーンの主流になることも無いのです。
BMRにこの受難の時期がどれほどの影響を与えたかはわかりませんが、全く影響が無かったとも思えません。
アルバム3枚でカル・スワンの歌声は消えてしまいました。それでも、私は「アメリカにはこんな素晴らしいヴォーカリストがいたんだぞ!」って声を大にして言いたかった。なので、今回BMRを取り上げました。
あ、カル自身はイギリス人なんだけどね。
さて、アルバムについてですが、まず(1)でガツンとやったあと、(2)(3)と暗い曲が続いて(4)につながります。(4)はシングルカットされるのですが、そのシングルはまた別の日に取り上げます。
(5)(6)も暗い曲なんですが、(6)については個人的にお気に入りです。
(7)も(1)同様、カルのカッコ良さMAXの歌声が堪能出来ます。
たった3枚のアルバムを残して消えてしまったBMR。
何年、何十年経っても色褪せない歌声を残してくれたカル・スワン。
この先、またカルのような素晴らしい歌声に出会えることがあるのかなァ…