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【みんな生きている】横田めぐみさん/NHK(6)

政府・与党は幹部による協議会を開き、拉致被害者横田めぐみさんの両親と、めぐみさんの娘で孫のウンギョンさんが初めて面会したことを受けて、政府・与党として引き続き拉致問題の解決に全力で取り組むことを確認しました。
3月17日開かれた政府与党協議会には、菅 義偉官房長官や自民・公明両党の幹事長たちが出席しました。
この中で菅官房長官は、北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの両親の滋さんと早紀江さんが今月10日から14日の日程で、モンゴルの首都・ウランバートルで、めぐみさんの娘で孫のウンギョンさんと初めて面会したことを報告しました。
そのうえで菅官房長官は、
「3月19日と20日、中国の瀋陽で日本と北朝鮮赤十字会談も行われる。政府として拉致問題の解決に全力を挙げたい」
と述べました。
これに対し、公明党井上義久幹事長も
拉致問題の全面解決に向けて取り組んでほしい」
と述べ、政府・与党として引き続き、拉致問題の解決に全力で取り組むことを確認しました。
このあと自民党の石破 茂幹事長は記者会見で、
拉致問題の全面的な解決には、拉致被害者と言われる人たちの消息が明らかになることが必要だ。北朝鮮側がきちんとした調査をすることが重要であり、誠意ある対応を求めたい」
と述べました。

◆昭和52(1977)年11月15日
少女拉致容疑事案
被害者:横田めぐみさん(拉致被害時13歳)
新潟市において下校途中に失踪。
平成16年11月に開催された第3回実務者協議において、北朝鮮側はめぐみさんが1994(平成6)年4月に死亡したとし「遺骨」を提出したが、めぐみさんの「遺骨」とされた骨の一部からは同人のものとは異なるDNAが検出されたとの鑑定結果を得た。
平成18年4月には日本政府の実施したDNA検査により、横田めぐみさんの夫が昭和53年に韓国より拉致された当時高校生の韓国人拉致被害者・金英男(キム・ヨンナム)氏である可能性が高いことが判明した。

※「拉致された人たちが家族のところに帰るのは人間として当たり前のこと」
横田早紀江さん。拉致被害者横田めぐみさんの母)

◆昭和53(1978)年6月頃
元飲食店店員拉致容疑事案
被害者:田中 実さん(拉致被害時28歳)
欧州に向け出国したあと失踪。
平成14年10月にクアラルンプールで行われた日・朝国交正常化交渉第12回本会談及び平成16年に計3回行われた日・朝実務者協議において我が方から北朝鮮側に情報提供を求めたが、第3回協議において北朝鮮側より北朝鮮に入境したことは確認できなかった旨回答があった。
平成17年4月に田中 実さんが拉致認定されて以降、政府は北朝鮮側に対し即時帰国及び事案に関する真相究明を求めてきているが、これまでに回答はない。

《特定失踪者・金田竜光さんについて》
◆氏名:金田 竜光
(かねだたつみつ)
◆失踪年月日:昭和54(1979)年ごろ
◆生年月日:昭和27(1952)年
◆性別:男
◆当時の年齢:26歳
◆身長:180cm
◆当時の身分:ラーメン店店員
◆当時の住所:兵庫県神戸市東灘区青木
◆失踪場所:神戸市東灘区

【失踪状況】
金田さんは韓国籍
田中 実さん(昭和53年に拉致)と同じ施設で育った。
昭和52年ごろ、田中 実さん拉致実行犯・韓竜大(ハン・ヨンデ)が経営するラーメン店「来大」に就職。昭和53年に田中 実さんを「来大」に紹介し、ともに働く。同年、韓竜大の誘いにより、田中 実さんがオーストリア・ウィーンに出国。
半年ほどして、田中 実さんが差出人になっているオーストリアからの国際郵便を受け取る。その内容は「オーストリアはいいところであり、仕事もあるのでこちらに来ないか」との誘いであった。
田中さんの誘いを受け、打ちあわせと言って東京に向かったが、以後一切連絡がなく、行方不明となる。
連絡がないことを不思議に思った友人が、この間の事情を知る韓竜大に再三説明を求めたが、「知らない」と繰り返す。
その後失踪した2人を知る友人たちの間で「2人は北朝鮮にいる」との噂が広まり、韓竜大に近づく者がいなかった。
救う会兵庫」は平成14年10月に韓竜大、15年7月にその共犯である曹廷楽(チョ・ジョンガリ)についての告発状を兵庫県警に提出している。

《特定失踪者・藤田 進さんについて》
※国連人権理事会が調査要請を受理した事案
◆氏名:藤田 進
(ふじたすすむ)
◆失踪年月日:昭和51(1976)年2月7日
◆生年月日:昭和31(1956)年6月16日
◆性別:男
◆当時の年齢:19歳
◆当時の身分:東京学芸大学教育学部1年生
◆当時の住所:埼玉県川口市南町
◆特徴:
1)家ではあまりしゃべらないタイプ
2)ギターがうまかった
◆失踪場所:埼玉県川口市の自宅

【失踪状況】
失踪当日6:30~7:00頃、以前から言っていた新宿のガードマンのバイトに行くといって服を持って家を出たまま帰らず。
後に新宿にある全ての警備会社に電話で問い合わせたが該当者はいなかった。
脱北者北朝鮮から持ち出した写真が鑑定の結果、藤田 進さんである可能性が極めて高いことが判明。
平成16年1月28日、埼玉県警に告発状提出。

《福岡県警公開特定失踪者・濱野喬一さんについて》
◆氏名:濱野 喬一
(はまのきょういち)
◆行方不明当時の年齢:44歳
◆当時の住所:兵庫県神戸市
◆当時の職業:調理師
◆身長:165?
◆特徴:痩せ型

【失踪状況】
昭和54年10月、熊本市内で兄に「福岡に行く」と言って別れたまま、以降音信不通となり、行方不明となっています。

《福岡県警公開特定失踪者・三國雅三さんについて》
◆氏名:三國 雅三
(みくにまさぞう)
◆行方不明当時の年齢:20歳
◆当時の住所:福岡県福岡市城南区
◆当時の職業:大学生
◆身長:172?
◆特徴:痩せ型

【失踪状況】
昭和54年6月30日、福岡市城南区友丘所在の知人宅から、自宅に向かってバイクで帰宅中、行方不明となっています。

《福岡県警公開特定失踪者・水上純也さんについて》
◆氏名:水上 純也
(みずかみじゅんや)
◆行方不明当時の年齢:20歳
◆当時の住所:福岡県福岡市博多区
◆当時の職業:鉄工所作業員
◆身長:160?
◆特徴:中肉

【失踪状況】
昭和54年6月30日、福岡市城南区友丘所在の知人宅から、自宅に向かってバイクで帰宅中、行方不明となっています。

《福岡県警公開特定失踪者・平峰久志さんについて》
◆氏名:平峰 久志
(ひらみねひさし)
◆行方不明当時の年齢:35歳
◆当時の住所:大阪府大阪市八尾市
◆当時の職業:土木作業員
◆身長165?
◆特徴:痩せ型

【失踪状況】
昭和60年5月17日、自宅(大阪府八尾市)から自転車で外出したまま行方不明となっています。

《福岡県警公開特定失踪者・西田智一さんについて》
◆氏名:西田 智一
(にしだとしかず)
◆行方不明当時の年齢:29歳
◆当時の住所:福岡県福岡市東区
◆当時の職業:無職
◆身長:170?
◆特徴:
1)右手小指湾曲
2)軽度の脳性麻痺
3)身体障害者3級
4)足を引きずる歩き方

【失踪状況】
昭和61年2月1日、友人のところに行くと言って車で外出したまま行方不明となっています。

《福岡県警公開特定失踪者・中武慎也さんについて》
◆氏名:中武 慎也
(なかたけしんや
◆行方不明当時の年齢:21歳
◆当時の住所:福岡県福岡市城南区
◆当時の職業:大学生
◆身長:170?くらい
◆特徴:中肉

【失踪状況】
昭和63年1月5日、福岡市城南区内の下宿先に荷物を置いたまま行方不明となっています。

《福岡県警公開特定失踪者・池永三和子さんについて》
◆氏名:池永 三和子
(いけながみわこ)
◆行方不明当時の年齢:38歳
◆当時の住所:福岡県北九州市八幡西区
◆当時の職業:中学校教員
◆身長:155?
◆体重:48?
◆特徴:
1)丸顔
2)浅黒
3)下腹部に15?手術痕

【失踪状況】
平成2年8月4日、池永美和子さんは家族で屋久島まで登山に赴いた際、登山の途中で家族と別れ一人で宮之浦岳に向けて出発した後、行方不明となっています。



拉致事件、捜査の現状】
北朝鮮による拉致事件を巡り、日本の警察はこれまで実行犯や指示役として北朝鮮の元工作員たち合わせて11人を国際手配しています。
拉致には金正日キム・ジョンイル)総書記が掌握していた対外情報調査部と呼ばれる工作機関が組織的に関わっていた疑いが強いと見て捜査を続けています。
このうち、福井県の地村保志さん・富貴恵さん夫妻を拉致した実行犯として元工作員辛光洙シン・グァンス)容疑者が手配されています。
また、大阪府の原 敕晁さんが拉致された事件では、辛容疑者とともに金吉旭(キム・キルウク)容疑者も共犯者として手配されています。
この他、東京都の久米 裕さん拉致事件では金世鎬(キム・セホ)容疑者が、新潟県曽我ひとみさん拉致事件にはキム・ミョンスク容疑者がそれぞれ関わったとして手配されています。
北海道出身の渡辺秀子さんの子供2人の拉致事件では、工作員グループのリーダー格で北朝鮮にいると見られる洪寿恵(ホン・スヘ)こと木下陽子容疑者が手配されています。
新潟県の蓮池 薫さん・祐木子さん夫妻の拉致事件ではチェ・スンチョル容疑者が実行犯として手配されている他、金総書記が掌握していた対外報調査部と呼ばれる北朝鮮の工作機関の幹部であるハン・クムニョン容疑者とキム・ナンジン容疑者が拉致の実行を指示したとして手配されています。
ハン容疑者たちは工作機関で「指導員」と呼ばれる立場で、辛光洙容疑者たちもこの組織の一員だったことがわかっており、警察は北朝鮮が組織的に拉致を実行した疑いが強いと見て捜査を続けています。
よど号ハイジャック事件のメンバーたちも1980年代にヨーロッパで相次いだ3人の日本人拉致に関わった疑いで国際手配されています。
このうち、有本恵子さん拉致事件では魚本公博(安部公博)容疑者が、石岡 亨さんと松木 薫さん拉致事件ではよど号メンバーの妻の森 順子・若林佐喜子両容疑者がそれぞれ手配されています。