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【みんな生きている】COI編/毎日新聞

北朝鮮による拉致問題で国連人権理事会の国際調査委員会(COI)が「人道に対する罪を犯した」とする報告書を発表したことを受け、拉致被害者家族連絡会の飯塚繁雄代表(75歳)は2月18日、埼玉県春日部市内で記者会見し、

「各国の拉致問題を丁寧にきめ細かく調べ、北朝鮮の国家的犯罪と断じている」

と評価した。
飯塚代表は

「国際調査委員会の公式判断で極めて重要」

としたうえで、

「報告書だけに終わらせず、拉致問題を国際的な問題にする動きがほしい。国際的な世論形成が大事だ」

と強調。

「『拉致問題は解決済み』などと北朝鮮に言わせない日朝の交渉を積極的に進めてほしい」

と政府に注文した。
また、横田めぐみさんの母・早紀江さん(78歳)も東京・永田町の参院議員会館で会見し、報告書が拉致以外にも飢餓等のさまざまな問題に触れた点を評価した。
早紀江さんは

拉致問題の解決が悲願であることに変わりないが、今回の報告書が北朝鮮の人にとって良い方向に向かうきっかけになれば」

と語った。

◆昭和53(1978)年6月頃
李恩恵(リ・ウネ)拉致容疑事案
被害者:田口八重子さん(拉致被害時22歳)
昭和62年11月の大韓航空機(KAL)爆破事件で有罪判決を受けた元北朝鮮諜報員金賢姫(キム・ヒョンヒ)氏は「李恩恵(リ・ウネ)」という女性から日本人の振る舞い方を学んだと主張している。この李恩恵は行方不明となった田口さんと同一人物と考えられる。
北朝鮮側は、田口さんは1984(昭和59)年に原 敕晁さんと結婚し、1986(昭和61)年の原さんの病死後すぐに自動車事故で死亡したとしているが、これを裏付ける資料等の提供はなされていない。
平成21年3月、金賢姫氏と飯塚家との面会において、金氏より田口さんの安否にかかる重要な参考情報(注)が新たに得られたことから、現在、同情報についての確認作業を進めている。
(注)金氏の発言:「87年1月にマカオから帰ってきて、2月か3月頃、運転手から田口さんがどこか知らないところに連れて行かれたと聞いた。86年に一人暮らしの被害者を結婚させたと聞いたので、田口さんもどこかに行って結婚したのだと思った」

◆昭和55(1980)年6月中旬
辛光洙シン・グァンス)事件
被害者:原 敕晁さん(拉致被害時43歳)
宮崎県内で発生。
本件については、北朝鮮工作員辛光洙シン・グァンス)が韓国当局に対し、原さん拉致を認める証言をしている。
捜査当局は辛光洙について、これまで原さんに成りかわった容疑で逮捕状の発付を得て国際手配するとともに、政府として北朝鮮側に身柄の引渡しを要求してきたが、平成18年4月には、新たに拉致容疑の主犯として逮捕状が発付されている。
北朝鮮側は身柄の引渡しに応じていないどころか、同人を「英雄」として称えている。
また、捜査当局は原さん拉致容疑の共犯者である金吉旭(キム・キルウク)についても逮捕状の発付を得ており、国際手配を行うなどの所要の措置を講じている。
北朝鮮側は、原さんは1984(昭和59)年に田口八重子さんと結婚し、1986(昭和61)年に肝硬変で死亡したとしているが、これを裏付ける資料等の提供はなされていない。

◆昭和52(1977)年11月15日
少女拉致容疑事案
被害者:横田めぐみさん(拉致被害時13歳)
新潟市において下校途中に失踪。
平成16年11月に開催された第3回実務者協議において、北朝鮮側はめぐみさんが1994(平成6)年4月に死亡したとし「遺骨」を提出したが、めぐみさんの「遺骨」とされた骨の一部からは同人のものとは異なるDNAが検出されたとの鑑定結果を得た。
平成18年4月には日本政府の実施したDNA検査により、横田めぐみさんの夫が昭和53年に韓国より拉致された当時高校生の韓国人拉致被害者・金英男(キム・ヨンナム)氏である可能性が高いことが判明した。

《愛知県警公開特定失踪者・阿部貞子さんについて》
◆氏名:阿部 貞子
(あべさだこ)
◆生年月日:昭和12年4月18日
◆年齢:24歳(昭和36年当時)
◆当時の住所:愛知県一宮市今伊勢町
◆当時の職業:紡績工
◆出身地:新潟県北蒲原郡中条町大字(現・胎内市)羽黒1825番地
◆身長:152cm~153?くらい
◆特徴:小肥り

【失踪状況】
昭和36年7月、愛知県内の勤め先から行方不明になっています。

《愛知県警公開特定失踪者・関根 固さんについて》
◆氏名:関根 固
(せきね かたむ)
◆当時の年齢21歳(行方不明当時)
◆当時の住所:愛知県名古屋市昭和区
◆当時の職業:会社員
◆身長170?くらい

【失踪状況】
昭和37年8月頃から連絡が取れなくなり、行方不明になっています。

《愛知県警公開特定失踪者・野村 博さんについて》
◆氏名:野村 博
(のむら ひろし)
◆当時の年齢:23歳(行方不明当時)
◆当時の住所:東京都文京区
◆当時の職業:大学生
◆身長:170?くらい

【失踪状況】
昭和46年3月頃、東京都文京区の下宿先から行方不明になっています。

《愛知県警公開特定失踪者・鷲見孝司さんについて》
◆氏名:鷲見 孝司
(すみたかし)
◆当時の年齢:27歳(昭和47年当時)
◆現在の年齢:68歳
◆当時の住所:愛知県名古屋市中村区宿跡町
◆職業:自営業(給排水工事業)
◆身長160cmくらい
◆特徴:中肉

【失踪状況】
昭和47(1972)年3月3日、自宅から「仕事の集金に行く」と言って外出した後、行方不明となっています。

《愛知県警公開特定失踪者・光瀬雅弘さんについて》
◆氏名:光瀬 雅弘
(みつせまさひろ)
◆当時の年齢:25歳(昭和47年当時)
◆当時の住所:愛知県半田市
◆当時の職業:無職
◆身長:160?くらい
◆特徴:中肉

【失踪状況】
昭和47年9月頃、愛知県内の自宅から行方不明となっています。

《愛知県警公開特定失踪者・筒井裕子さんについて》
◆氏名:筒井 裕子
(つついゆうこ)
◆当時の年齢:22歳(行方不明当時)
◆当時の住所:愛知県豊川市御津町(旧宝飯郡御津町
◆当時の職業:看護師
◆身長158?位

【失踪状況】
昭和48年11月26日、愛知県豊川市御津町の自宅から出かけたまま行方不明になっています。

《愛知県警公開特定失踪者・内木百合子さんについて》
◆氏名:内木 百合子
(ないきゆりこ)
◆当時の年齢:22歳(行方不明当時)
◆当時の住所:愛知県名古屋市昭和区
◆当時の職業:美容師
◆身長:152?くらい
【失踪状況】
昭和50年2月4日、名古屋市昭和区の自宅から出かけたまま行方不明になっています。

《愛知県警公開特定失踪者・河合有三さんについて》
◆氏名:河合 有三
(かわいゆうぞう)
◆当時の年齢:32歳(行方不明当時)
◆当時の住所:愛知県名古屋市千種区
◆当時の職業:元会社員
◆身長:171?くらい

【失踪状況】
昭和61年8月頃、名古屋市千種区のアパートで親族と会ったのを最後に行方不明になっています。

《愛知県警公開特定失踪者・渡邉浩成さんについて》
◆氏名:渡邉 浩成
(わたなべひろまさ)
◆当時の年齢:23歳(昭和60年当時)
◆当時の住所:愛知県名古屋市中区
新潟県三条市出身
◆当時の職業:郵便局員
◆身長:170?くらい

【失踪状況】
昭和60年12月、岐阜県岐阜市の職場を出た後、行方不明になっています。

《愛知県警公開特定失踪者・李麻奈美さんについて》
◆氏名:李 麻奈美
(り まなみ)
通名:岩本麻奈美
(いわもとまなみ)
◆当時の年齢:14歳(行方不明当時)
◆当時の住所:愛知県名古屋市港区
◆当時の職業:中学生
◆身長:162?くらい

【失踪状況】
昭和62年3月15日、名古屋市港区の自宅から出かけたまま行方不明になっています。

《愛知県警公開特定失踪者・笠松一由さんについて》
◆氏名:笠松 一由
(かさまつかずよし)
◆当時の年齢:32歳(行方不明当時)
◆当時の住所:愛知県一宮市
◆当時の職業:自営業
◆身長:170?くらい

【失踪状況】
昭和63年4月頃、親族のもとに「今、名古屋にいる」と電話があったのを最後に行方不明になっています。



拉致事件、捜査の現状】
北朝鮮による拉致事件を巡り、日本の警察はこれまで実行犯や指示役として北朝鮮の元工作員たち合わせて11人を国際手配しています。
拉致には金正日キム・ジョンイル)総書記が掌握していた対外情報調査部と呼ばれる工作機関が組織的に関わっていた疑いが強いと見て捜査を続けています。
このうち、福井県の地村保志さん・富貴恵さん夫妻を拉致した実行犯として元工作員辛光洙シン・グァンス)容疑者が手配されています。
また、大阪府の原 敕晁さんが拉致された事件では、辛容疑者とともに金吉旭(キム・キルウク)容疑者も共犯者として手配されています。
この他、東京都の久米 裕さん拉致事件では金世鎬(キム・セホ)容疑者が、新潟県曽我ひとみさん拉致事件にはキム・ミョンスク容疑者がそれぞれ関わったとして手配されています。
北海道出身の渡辺秀子さんの子供2人の拉致事件では、工作員グループのリーダー格で北朝鮮にいると見られる洪寿恵(ホン・スヘ)こと木下陽子容疑者が手配されています。
新潟県の蓮池 薫さん・祐木子さん夫妻の拉致事件ではチェ・スンチョル容疑者が実行犯として手配されている他、金総書記が掌握していた対外報調査部と呼ばれる北朝鮮の工作機関の幹部であるハン・クムニョン容疑者とキム・ナンジン容疑者が拉致の実行を指示したとして手配されています。
ハン容疑者たちは工作機関で「指導員」と呼ばれる立場で、辛光洙容疑者たちもこの組織の一員だったことがわかっており、警察は北朝鮮が組織的に拉致を実行した疑いが強いと見て捜査を続けています。
よど号ハイジャック事件のメンバーたちも1980年代にヨーロッパで相次いだ3人の日本人拉致に関わった疑いで国際手配されています。
このうち、有本恵子さん拉致事件では魚本公博(安部公博)容疑者が、石岡 亨さんと松木 薫さん拉致事件ではよど号メンバーの妻の森 順子・若林佐喜子両容疑者がそれぞれ手配されています。