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【みんな生きている】脱北女性編/朝鮮日報

《脱北女性が見た韓国の若者の「統一観」》

2014年2月13日、韓国紙『朝鮮日報』中国語サイトは、北朝鮮から脱出した今年25歳の女性・李(イ)さんを紹介した。
李さんは1989年に北朝鮮新義州で、大学教授の父親と医者の母親の間に生まれ、幸せに暮らしていた。2007年に平壌の大学に進学したが、そこで首都の悲惨な状況を知る。
壮麗なほど豪華な地下鉄には物乞いがあふれ、医師や教授、教師といったエリートでも仕事が終わると毎日市場に出かけ、商売をしないと生きていけない。
こうした現実を目の当たりにした李さんは「こんな国に未来はない」と考え、両親に相談。2009年、両親と弟と彼女の4人で中国へ逃げようとしたが、中国の国境警備隊に捕まり北朝鮮に送り返された。
北朝鮮の収容所に3カ月入れられた後、李さんと母親、弟の3人は釈放された。父親だけはそのまま収容所に残されたが、その後に所内で死亡した。父親は李さんに「絶対に韓国へ渡って医者になれ」と言い残したという。
2012年、李さんと母親、弟の3人はついに脱北に成功。現在は韓国・ソウル市内の賃貸アパートで暮らしている。
李さんは父親の遺言でもある医者になるため、2年間必死で勉強し、このほどソウル大学医学部に見事合格した。
韓国人の印象について聞かれた李さんは

「韓国の若い人たちは南北統一なんて考えていないですよね。北朝鮮では少なくとも韓国のことを『同一民族』とみなしているけど、韓国の若者は北朝鮮アメリカや日本のようにただの外国と思っている」

と答えた。



※「親北勢力は胸に手を当てて考えて欲しい。もし、あなたの子供たちが食べ物に飢えて栄養失調になり、骨だけの痩せ細った体で勉強を諦め、市場のゴミ捨て場を漁っていたら、どんな気持ちになるだろうか。そうせざるを得ない社会に憧れを持つことなど出来るだろうか」
脱北者Aさん。脱北者手記集より)